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児童福祉法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案(概要)
1.改正の趣旨
平成 28 年通常国会で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律(平成 28 年法
律第 63 号。以下「児童福祉法等改正法」という。
)の施行(平成 28 年 10 月1日施
行分)に伴い、必要な政令の整備を行うもの。
2.改正の概要
(1)児童福祉法施行令(昭和 23 年政令第 74 号)の一部改正(第1条関係)
① 児童福祉司の配置標準の見直し
児童福祉司の配置標準は、現行では、
「各児童福祉司の担当区域」を「人口お
おむね四万から七万まで」としているところ、改正後は、
「各児童相談所に置か
れる児童福祉司の数」を「各児童相談所の管轄区域の人口を四万で除した数とし
つつ、児童虐待相談対応件数/人口が全国平均に比べて高い児童相談所について
は、加配する」こととする(児童福祉法施行令第3条第1項)
。
② 指導・教育担当児童福祉司の配置に係る参酌基準
指導・教育担当児童福祉司の配置に係る参酌基準を、一般の児童福祉司5人
につき指導・教育担当児童福祉司1人とする(同令第3条第2項)
。
③ 大都市特例に関する規定の整備
児童福祉法等改正法において追加された児童相談所の事務を、児童相談所設置
市に適用するに当たって、読替対象の規定の改正に伴う文言の手当など、所要の
規定の整備を行う(同令第 45 条の 3)
。
(2)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)の一部改正(第2条関係)
児童福祉法等改正法において追加された児童相談所の事務を、指定都市及び中
核市に適用するに当たって、
(1)③に準じた所要の規定の整備を行う(地方自治
法施行令第 174 条の 26 及び第 174 条の 49 の 2)
。
(3)母子及び父子並びに寡婦福祉法施行令(昭和 39 年政令第 224 号)
、児童虐待の防
止等に関する法律施行令(平成 12 年政令第 472 号)及び公益通報者保護法別表第
八号の法律を定める政令の一部改正(第3条、第4条及び第5条関係)
児童福祉法等改正法第1条、第6条の規定による改正に伴う所要の規定の整備
を行う。
3.根拠法令
児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号) 第 13 条第2項及び第6項、第 59 条の4第1項
地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号) 第 252 条の 19 第1項、第 252 条の 22 第1項
児童虐待の防止等に関する法律(平成 12 年法律第 82 号) 第 16 条
公益通報者保護法(平成 16 年法律第 122 号) 別表第8号
4.施行期日
平成 28 年 10 月 1 日(予定)