校長だより第 28 号 平成 28 年 7 月 4 日 平成 28 年 7 月 1 日 平成 28 年度松農会総会 現職校長祝辞 ~歴史と伝統と愛校心~ 松江農林高校校長として 2 年目の勤務を迎えました吉川と申します。どうぞよろしくお願い申し上げ ます。本日、平成 28 年度の松農会総会が、第 87 期卒業生の皆さんを実行委員として、このように多く の卒業生の皆様のご出席のもと、盛大に開催されますこと、心よりお祝い申し上げます。おめでとうご ざいます。皆様の母校の現在の校長として、一言ご挨拶を申し上げます。 今年の入学式は 160 名の新入生を迎え、第 117 回目の入学式を行いました。また、今年の 3 月に卒業 した第 114 期卒業生で 19,824 名の卒業生を送り出しています。現 2 年生が卒業する第 116 期卒業生で (平成 30 年 3 月)2 万人を超えるということです。このまま生徒に変動がないと、現在の生物生産科、 出席番号 20 番の生徒が記念すべき 2 万人目となります。改めて歴史と伝統を感じているところです。 この歴史と伝統ある松江農林高校の、卒業生会会員の皆様には卒業してもなお、本校の生徒のために 物心両面にわたり、ご支援・ご協力を賜り、この場を借りまして高いところからではありますが御礼申 し上げます。 さて、平成 28 年度 松江農林高校は生徒 456 名、学校の教育活動に関わる教職員 86 名でスタートを 切りました。県内外の 37 の中学校から本校を希望して入学した生徒に対し、農業教育や福祉教育を行 いながら専門分野の後継者を育てるとともに、地域産業を担う人材を育成するための教育を行っていま す。本年度は本校と本校生徒の更なる成長を願ってスローガンを掲げ、教職員と生徒が一体となって教 育活動を実践しています。そのスローガンが『チーム松農 新たな学校文化の創造へ』サブテーマとし て、『高めよう!学力・マナー・愛校心』です。始業式での校長あいさつで愛校心を育んでほしいとい う願いを込めてこのような話をしました。 まず、校歌は生徒である皆さんと、これまで本校を支えてくれた卒業生の皆さんとの共通語であると いうこと。そして校歌を大切にするということは、卒業生の皆さんに敬意を表すこと、そして、ここに いるみんなが、松江農林高校でお互いに頑張っていこうとする仲間たちへの敬意を込めるということな ので、校歌を歌うときにはしっかり歌おう、と話しました。そうしたら、始業式の校歌斉唱で、生徒は しっかり校歌を歌ってくれました。 生徒一人一人が自分の学校である松江農林高校が好きで、そこでともに学ぶ仲間が好きで、チーム松 農としてみんなで盛り上げていろんな活動を行う。そして卒業してからも母校を気にかけてくれる・・・。 そんな気概のある生徒を一人でも多く育てたいと思っています。それを愛校心ということばで表しまし た。さらに私たちが行う活動は、学校だけでなく保護者の方、地域の方々やここにいらっしゃる卒業で の皆さん、地元企業の皆さんなど多くの人の愛情や協力で支えられています。その心は松江農林高校を 愛する心だろうと思っています。生徒たちにそこのところも感じてほしいと思い、愛校心と現しました。 そして、さらには本校で育んだこの愛校心が、将来、郷土を愛する、島根を愛する心につながってい ってくれることを願っています。生徒は、勉強、実習、部活動、生徒会、農業クラブと様々な場面で力 をつけ、将来のスペシャリストとしての能力を磨いています。特に最近は、研究活動の充実がはかれる ような取り組みを重視しています。生徒が創意工夫しながら新しいものを生み出し、新しい発想で研究 をし、地域や人の役に立つような研究を行っていくことです。卒業生の皆様には、更に母校の生徒の活 躍に注目いただき、一緒に温かい目で見守っていただきますようお願いします。 最後になりましたが、本会にご参集の皆様のご多幸と松農会のますますのご発展をお祈りし、祝辞と させていただきます。 校長祝辞 溝口島根県知事 来賓祝辞 生物生産科 2 年専攻生 5 名 によるプロジェクト研究 発表『Stop 耕作放棄地~ マコモは日本の救世主に なりうるか?~』 吹奏楽部演奏会
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