いろみずあそび

いろみずあそび
すりばち、すりこぎ、じょうご、ざるなど新しく出会った
道具に、
「何?」
「どうやってやるん?」と子ども達は興味津々。
使い方を教えてもらったり、先に始めている友達の様子を見
たり、やり方を聞いたりしながら、夢中で道具を使い始めま
した。色水をこす時にざるを使うこと、ペットボトルに色水
を入れる時には、じょうごを使うと便利なことなど、道具の
特性に気付いて使っているようです。
「今度は、オレンジ色
の花びらだけを使って
みよう」「いろんな色の
花びらを混ぜてみよう」
など使う花びらの色を
選んだり、「ペットボト
ルいっぱいになるまで
作ろう」などと、自分で
やり方を決めたりして、
取り組んでいます。
くり返し色水作りをする中で、加える水の量をできるだけ少
なくすると濃い色水ができることに気付いたり、花びらだけで
なく、葉っぱも使って作ってみたらきれいな緑色の色水ができ
て、
「お茶みたい」と喜んだりして、様々な発見をしています。
また、できた色水のにおいをかいで、「きゅうりのにおいが
する」「これは、れもんのにおいがする」など様々に感じてい
る姿がみられます。
じょうごの先の細い部分に、花びらがつまって困って
いる友達がいると、「逆さまにしてトントンとしたら取
れるよ」と教えてあげたり、「じょうごがもう無い」と
言う友達の声を聞いて、「私のあるから一緒に使おう」
と困っている友達に声をかけたりする姿も見られます。
「昨日作ったのは黄色だったけど、今日は黄緑ができたよ」と見せにきて、「それは、今日は葉っぱを足して作ったから
だよ」と自分がしたことと、できた色水の色を結び付けて言う姿も見られます。
作った次の日の朝、色水を見て、
「オレンジ色が、うすくなっ
ている」と色の変化に気付いて不思議に感じたり、
「赤と緑と青
とオレンジの色水作ったから、おうちに持って帰ってどんな色
になるか見てみる」とさらに関心をもって探ろうとする姿もあ
ります。
<子どもの主な学びと【視点】下位項目>
・オレンジ色の花びらだけを使って作りたい、いろんな色の花びらを混ぜて作りたいなど使う花びらの色を選
んだり、ペットボトルいっぱいになるまで作ろう、3 本作ろうなど、自分で作る量を決めたりして取り組む。
【自分の生き方】
自ら決める・選ぶ
・オレンジジュースみたいにできた、いろんな色の水ができた、お茶みたいに緑が濃くできたなど作りたいと
思った色水ができたことを喜ぶ。
【自分の生き方】
自分に満足する
・できた色水を見せ合ったり、やり方を教え合ったり、道具を一緒に使ったりして、友達と一緒に色水を作る
ことを楽しむ。
【人とのつながり】
他者といる喜びを感じる
・水の量や使っている花びらや葉の色によって違った色水ができることや、色々なにおいがすること、時間が
たつと色水の色が変化することに驚いたり不思議に思ったり、その理由を自分のしたことと結び付けて考えた
りする。
【ものと現象】
現象
・使い方を教師に教えてもらったり、友達の様子を見たり、やり方を聞いたりして、すりばち、すりこぎ、ざ
る、じょうごなどの道具を使ったり、特性に気付いて選んだりする。
【豊かなくらし】
道具