大気再解析データで表現されるヤマセ -モデルによるSSTの違いと解析された気温への影響弘前大学大学院 理工学専攻 佐々木 実紀 背景 ヤマセと海洋の関係 図1:親潮の流れ(気象庁HPより) 図2:2002年7月上旬の深さ100mの水温図(℃)(気 象庁HPより) 黒潮続流域 親潮の貫入 • ヤマセは混合域の影響を強く受ける現象 ヤマセの気温や鉛直構造に沿岸の海面水温(SST)や親潮フ ロントの影響(kodama et al. 1997, 2009.) • 観測の少ない海洋では大気再解析データが重要 下部境界条件にSSTを使用 予備知識 大気再解析データとは 観測データ 衛星データ 高層気象観測 過去の、大気や海洋の循 環場・気温場 ⇒当時の観測デ−タと最新 の数値予報モデルを使っ て、コンピュータで再現 海洋観測データ 同化システムに より計算 数値予報 モデル 大気 SST 下部境界条件 SSTを与える 再解析SST 全球大気の長期間にわたる高品質なデータセット しかし、再解析SSTがかならずしも高分解能とは限らない。 背景 再解析SSTが気温に影響 先行研究 升永ら(2013):大気再解析データの一つである ERA-Interimの再解析SSTの 空間分解能の向上 •1979年1月~2001年12月 1.0°×1.0° 期間① •2002年1月~2009年1月 0.5°×0.5° 期間② •2009年2月~ 0.1°×0.1° 期間③ ⇒冬季の黒潮続流域、下層大気の気温分布が影響を受ける 混合域のSSTの影響を強く受けるヤマセ ⇒再解析SSTの違いがヤマセの気温に影響? 背景 ヤマセの将来予測 稲に大きな影響 ⇒ 温暖化に伴うヤマセの将来予測 使用されている気候モデルの解像度は100kmより粗い ⇒ ヤマセは局地的な影響を受ける現象 ⇒分解能が不足 東北大学では 気候モデルの力学的ダウンスケーリング (数値気象モデルを用いた再計算によるデータの詳細化) JRA-25(再解析データ) 100Km ⇒ 10Km 各気候モデル(MRI,MIROC5) ・・・日本作成のデータということでJRA-25を使用 大気再解析データにおいて ヤマセがどのように表現されているか調べることは重要!! 目的 SSTの違いに注目し、大気再解析データの ヤマセの気温の再現性を調べる よく使用される • 大気再解析データ 4つ • 海洋モデルのSST(SSTデータ:参照用)4つ を用いてSSTの違いがヤマセの気温に与える影響 期間 定義:地上天気図でN字型パターンが見られた日⇒ヤマセ • 2011年7月30日~8月3日 • 2012年7月19日~7月22日 • 2013年7月16日~7月21日 ※2013年のJRA-55のデータはダウンロードできなかった 使用データ 大気再解析データ JRA-55 (Japanese 55-year Reanalysis) • • 気象庁と(財)電力中央研究所の作成 解析期間:1979年1月~2004年12月 ・・・ 55年間 JRA-25 (Japanese 25-year Reanalysis) ⇒力学的ダウンスケールに使用 • • 気象庁と(財)電力中央研究所の作成 解析期間:1958年1月~2004年12月 ・・・ 25年間 ERA-I • • (ERA-Interim) ECMWF(ヨーロッパ中期気象予報センター)作成 解析期間:1979年~現在 NCEP-FNL • • ( NCEP Final Operational Model Global Tropospheric Analysis) NCEP(米国環境予測センター)作成 解析期間:1999年~現在 使用データ 大気再解析データの格子間隔 表↓:再解析SSTについて データ名 JRA-25 JRA-55 ERA-I NCEP-FNL 再解析モデルの境界条件として JRA-25 lat.41° 格子間隔/時間間隔 lon.142.5° SST 使用されたSSTデータ COBE SST (Ishii et al.2005) 1°×1° /1日 1.25°×1.25° COBE SST (Ishii et al.2005) 1°×1° /1日 (Donlon et al.2012) OSTIA 0.1°×0.1°/6時間 (2009年より) AVHRRや観測データ (Dennis J. Shea et al. 1994) 1°×1° /1週間 SSTは大気のデータに合わせている 表↓:大気再解析データについて データ名 JRA-25 JRA-55 ERA-I NCE-FNL 2.5°×2.5° SSTと海面気温には2.5°×2.5°を使用 大気データと海面水 大気データ 解析した海面水温の 温 大気鉛直層 データ の格子間隔 の時間間隔 2.5°×2.5° 6時間 37層 SST (鉛直データには1.25°使用) 1.25°× 1.2 5° 6時間 1.5°×1.5° 6時間 1°×1° 6時間 23層 37層 26層 輝度温度 SST Skin Temperature もとの格子間隔のデータは入手できなかったため再解析データの分解能を落としたデータを使用 使用データ SSTデータ(参照用) JCOPE2 ( Japan Coastal Oceanic Predictability Experiment Temperature) • JAMSTEC(独立行政法人海洋開発機構)開発の海洋予測システム • 深度6,500mまでの塩分濃度、水温、水位、海流予測 OISST (Optimum Interpolation version2 Sea Surface Temperature) • NOAA(米国海洋大気局)作成 • 現場観測と衛星観測によるSSTを最適内挿(OI)で合成 RTG-SST (Real-Time Global Sea Surface Temperature) • NCEP(米国環境予測センター)作成 • 現場観測と衛星観測のデータをグリッドで平均化 MGD-SST (Merged satellite and in situ Global Temperature) • 気象庁作成 • AMSER-EとAVHRRによる衛星観測と現場観測のデータを使用 データ名 JCOPE2 OISST RTG-SST MGD-SST データの格子間隔 0.083°×0.083° 0.25°×0.25° 0.083°×0.083° 0.25×0.25 時間分解能 1日 1日 1日 1日 使用データ その他のデータ 衛星データ 観測データ NOAA搭載のAVHRR • • AMeDAS : アメダス 赤外センサーによりSSTを測定 空間分解能は高いが、雲域は測定できない Aqua搭載のAMSER-E • • • マイクロ波によりSSTを測定 空間分解能は低いが、雲域測定可 2012年のデータ切り替えの時期でなし 衛星名 搭載センサー 空間分解能 NOAA AVHRR Aquo AMSER-E 1.1km×1.1km 35km×62km データの使用形式 1日の合成 5日間の合成 平均 (Automated Meteorological Data Acquisition System) 海上の観測データがないために、近くの陸上 の気温のAMeDASを比較に用いた。 ラジオゾンデ • 六ヶ所村での観測 (3hr,lat.141.0° ,lon.141.3°) • {三沢での定時観測} (6hr,lat 40.7,lon 141.4) 解析方法 ① データによるSSTの違い • 衛星SSTや、各データでのSST分布の比較 • 東経142.5度線上での南北時間断面図 ② SSTが下層の気温に与える影響 三陸沿岸のSST →東経142.5度 • 東経142.5度線上での南北時間断面図 • 海上気温とSSTの散布図 • AMeDASとの比較 ③ ゾンデータとの比較 ERA-IのSST分布 • 六ヶ所の緯度経度に内挿し、 1000hPa面での気温の比較 *大気再解析データは* ①、②⇒日平均したデータを使用 ③⇒6hr毎のデータ データはすべてUTC 解析方法 再解析データの格子間隔 JRA-55I JRA-25I 1.25×1.25 2.5×2.5 ERA-II 1.5×1.5 NCEP-FNLI 1°×1° 解析地点 解析方法 データを内挿(線形補間)して解析 表:アメダスと解析地点の緯度・経度 地点.1 三沢 八戸 宮古 釜石 八戸 三沢 緯度 北緯40度31.6分 北緯40度40.5分 40.5度 経度 東経141度31.3分 東経141度22.5分 142.5度 地点.2 地点.1 地点.2 再解析データ 宮古 釜石 再解析データ 緯度 北緯39度16.2分 北緯39度16.2分 39.5度 経度 東経141度57.9分 東経141度52.7分 142.5度 地点.3 石巻 塩釜 石巻 塩釜 緯度 北緯38度25.6分 北緯38度20.3分 38.5度 経度 東経141度17.9分 東経141度00.8分 142.5度 地点.3 再解析データ 結果1 衛星SST 衛星SSTの分布 ≒ ERA-I&SSTデータ AMSER-E 再解析SST 2011年 (7月28日~8月1日) SSTデータ 24 ℃以上 [℃] • 暖水の張り出し⇒ERA-IとSSTデータすべてで類似 • JRAは暖水がはっきりと表現されていない • ERA-IはSSTフロントらしきものが見える 結果1 親潮の貫入 ⇒ JRA-25、NCEP-FNLは見られない AVHRR 衛星SST 再解析SST 2011年 (7月26日) SSTデータ 20 ℃以下の貫入 23℃~24℃ • 黒潮の暖水の張り出し⇒ERA-IとSSTデータすべてで類似 • 親潮の貫入⇒JRA-25 ,NCEP-FNLは表現なし 結果1 SSTの分布図:2011年7月30日 SSTの分布図:2011年7月30日 JCOPE2 OI-SST JRA-55 JRA-25 (2.5°×2.5°) RTG-SST MGD-SST ERA-I NCEP-FNL [℃] • 親潮の貫入 再解析SST ⇒ JRA-25、NCEP‐FNLは表現されていない SSTデータ ⇒ JCOPE2、OISSTは親潮の南下が弱い 結果2 参照用 SSTデータ 2011年: 東経142.5°線上の南北時間断面図 気温 再解析SST ヤマセ期間 ヤマセ期間 JCOPE2 JRA-55 OISST JRA-25 ヤマセ期間 (2.5°×2.5°) ERA-I RTG-SST MGD-SST NCEP -FNL • SSTデータは微細な構造を示している(再解析SSTは北が冷、南が温) • NCEP-FNLのみヤマセ時にSSTが上昇している • NCEP-FNLでは、 SSTが 高 ⇒ 気温 高 結果2 ヤマセ時の気温とSSTの表現⇒相関関係 2011年:ヤマセ時の海上気温とSSTの散布図 39.5°N 142.5°E 地点.2 38.5°N 142.5°E 地点.3 24.0 23.0 23.0 23.0 22.0 22.0 22.0 21.0 アメダス 20.0 21.0 Air Temp(℃) 24.0 24.0 Air Temp(℃) Air Temp( ℃) 40.5°N 142.5°E 地点.1 21.0 アメダス 20.0 20.0 19.0 19.0 19.0 18.0 18.0 18.0 17.0 17.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 SST(℃) アメダス 17.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 SST(℃) SST(℃) 24.0 • すべてのデータで、気温がSSTを下回るヤマセ時の特徴 23.0 22.0 Air Temp( ℃) • NCEP-FNLは他のデータよりSSTが1℃以上高い 21.0 20.0 19.0 • ERA-IとNCEP-FNLはSSTは約1℃違うが気温が近い 18.0 JRA-25 (2.5°×2.5°) JRA-55 ERA-I NCEP-FNL ave JRA-25 ave JRA-55 ave ERA-I ave NCEP-FNL AMeDAS 結果2 2012年:気温とSSTの散布図 40°N 142.5°E 地点1 39.5°N 142.5°E 地点2 38.5°N 142.5°E 21.0 21.0 21.0 20.0 20.0 20.0 19.0 18.0 アメダス Air Temp(℃) 22.0 Air Temp(℃) 22.0 Air Temp℃) 22.0 19.0 18.0 19.0 アメダス 18.0 17.0 17.0 16.0 16.0 16.0 15.0 15.0 15.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 SST(℃) アメダス 地点3 17.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 SST(℃) SST(℃) • NCEP-FNL:解析地点が南ほどSSTの差が大 ⇒ 気温高 • 地点2.3ではERA-IがAMeDASと近い値を示す 24.0 Air Temp( ℃) 23.0 22.0 21.0 20.0 19.0 18.0 17.0 • 地点3ではNCEP-FNLとERA-IのSST差が約2℃ ⇒気温差約1.5℃ 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 JRA-25 JRA-55 ERA-I NCEP-FNL ave JRA-25 ave JRA-55 ave ERA-I ave NCEP-FNL AMeDAS ヤマセ時の気温とSSTの表現⇒相関関係 結果2 2013 38.5°N 142.5°E 22.0 22.0 21.0 21.0 21.0 20.0 20.0 20.0 19.0 アメダス 18.0 17.0 19.0 19.0 アメダス 18.0 18.0 17.0 17.0 16.0 16.0 17.0 18.0 19.0 SST(℃) 20.0 21.0 22.0 地点.3 Air Temp( ℃) 22.0 Air Temp(℃) Air Temp(℃) 2013 39.5°N 142.5°E 地点.2 地点.1 2013 40.5°N 142.5°E 16.0 16.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 SST(℃) ※2013年のJRA-55のデータはダウンロードできなかった • NCEP-FNL:解析地点が南ほどSSTの差が大 ⇒ 気温高 データによって気温、SSTの違い Air Temp( ℃) 24.0 • 3地点でERA-IがAMeDASと近い値を示す 23.0 22.0 21.0 20.0 19.0 18.0 17.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 SST( ℃) 21.0 JRA-25 ERA-I NCEP-FNL ave JRA-25 ave JRA-55 ave ERA-I ave NCEP-FNL AMeDAS 22.0 結果2 SSTの違い⇒AMeDASと気温のずれ 2011年:気温とSSTの時系列図 地点.2 海上気温+AMeDAS 26 25 JRA-25 JRA-55 ERA-I NCEP-FNL 宮古 釜石 24 (℃) 23 22 21 20 19 18 7/27 7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5 SST 26.0 25.0 JRA-25 JRA-55 ERA-I NCEP-FNL JCOPE2 OISST RTG-SST MGD-SST 24.0 23.0 (℃) 22.0 AMeDAS よりも 21.0 JRA-25 気温 低⇒SST 20.0低 19.0 18.0 7/27 7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5 結果3 SSTの違い⇒AMeDASと気温のずれ 2012年:気温とSSTの時系列図 地点.3 (℃) 海上気温+AMeDAS 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 7/16 JRA-25 JRA-55 ERA-I NCEP-FNL 石巻 塩釜 7/17 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/25 SST 23.0 JRA-25 22.0 JRA-55 ERA-I (℃) 21.0 NCEP-FNL 20.0 JCOPE2 19.0 OISST 18.0 17.0 AMeDAS よりも 7/16 7/17 NCEP-FNL 気温 高⇒SST 高 RTG-SST MGD-SST 7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/25 六ヶ所村 ゾンデ 結果3 ( ℃) 2011 1000hPa 24 23 22 21 20 19 18 17 7/29/18z 7/30/00z 7/30/06z 7/30/12z 7/30/18z 7/31/00z 7/31/06z 7/31/12z JRA-25⇒気温高 2013年はばらつき大 (背の低いヤマセだからか?) 2012 1000hPa 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z 7/21/12z 7/21/18z 7/22/00z 7/22/06z 7/22/12z 21 20 19 18 17 16 15 14 13 7/19/18z 2013 1000hPa JRA-55 JRA-25(1.25°) ERA-I ( ℃) [℃] ( ℃) 3度以上の差 24 23 22 21 20 19 18 17 7/29/18z NCEP-FNL 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z 六ヶ所村 ゾンデ 六ヶ所村 散布図 結果3 2011 1000hPa 2012 1000hPa 21 21 20 20 19 20 19 Sonde(℃) Sonde(℃) 17 16 15 18 18 19 20 21 16 13 12 17 17 14 13 17 18 15 14 12 13 14 Reanalysis Data( ℃) 15 16 17 18 19 20 21 13 14 15 16 17 18 19 20 Reanalysis Data(℃) Reanalysis Data(℃) ゾンデより大気再解析データの気温が高めの傾向 六ヶ所村 相関係数 JRA-55 JRA-25 (1.25°) ERA-I NCEP-FNL JRA-55 2011 0.98368 0.87943364 0.904351 0.912472 JRA-25(1.25°) 2012 0.924177 0.910384885 0.750497 0.611231 ERA-I NCEP-FNL 2013 0.865395182 0.697438 0.951688 21 JRAはどの年も高めの相関を示す 20.5 20 19.5 19 18.5 18 17.5 ※2013年のJRA-55のデータはダウンロードできなかった 17 JRA-55のほうが高い 1717.51818.51919.52020.521 ata (℃) Sonde(℃) 18 19 2013 1000hPa 21 21 まとめ データによってSSTに違い ⇒ 大気の下層の気温に影響 ERA‐IはSSTの再現がよくフロントもある程度再現されている JRA-25、NCEP-FNLは沿岸親潮の貫入を再現していない JRA-55、ERA-Iは沿岸親潮の貫入が再現されている 沿岸のSSTが高いデータでは気温も高く再現される傾向が見られ る(特にNCEP-FNL) ERA-IはAMeDASに近い値を示すことが多かった ERA-I ゾンデとの比較 ⇒ JRA-25よりもJRA-55が高い相関 1000hPaの気温について独立な六ヶ所村のゾンデ観測と比較した 結果、JRA-25とJRA-55は高い相関を示し特にJRA-55は高かった reanalysis data (℃) 21 20.5 20 19.5 19 18.5 18 17.5 17 1717.51818.51919.52020.521 sonde ( ℃) (℃) 15 7/21/00z 19 7/20/00z (℃) 7/21/12z 7/22/00z 7/20/12z 17 16 14 13 17 16 15 7/21/00z 25 23 21 19 17 15 13 11 7/22/12z 2013 1000hPa 18 20 19 18 17 16 15 14 7/24/12z 7/24/00z 7/31/00z 7/30/12z 7/30/00z 7/29/12z 7/29/00z 7/28/12z 7/28/00z 7/27/12z 08/02/12z 08/02/00z 08/01/12z 7/31/12z (℃) 08/01/00z 20 19 18 17 16 15 14 7/23/12z 7/23/00z 18 7/27/00z 7/31/12z 7/22/12z 2012 1000hPa 7/31/00z 7/22/00z 7/30/12z 7/21/12z 17 7/21/00z 18 7/20/12z 19 7/20/00z 21 7/19/12z 22 23 22 21 20 19 18 17 7/19/00z 20 (℃) 23 7/18/12z (℃) 2011 1000hPa 7/18/00z 7/30/00z (℃) (℃) 結果3 三沢 ゾンデ JRA-25 ERA-I FNL 三沢 ゾンデ 結果3 2011 三沢 散布図 1000hPa 23 925hPa 21 20 22 15 19 19 18 17 17 18 19 20 21 22 14 18 Sonde(℃) Sonde(℃) 20 17 16 12 11 14 10 13 9 13 23 13 15 14 15 16 17 18 19 20 21 9 Reanalysis data (℃) Reanalysis Data(℃) 10 11 12 13 14 15 16 Reanalysis Data(℃) 700hPa 11 10 8 7 JRA-55 JRA-25(1.25) 1000hPa 0.8968 0.9557 0.9770 0.9238 ERA-I 925hPa 0.9178 0.9997 0.9666 0.9260 NCEP-FNL 850hPa 0.9594 0.9594 0.9285 0.9602 700hPa 0.8364 0.9105 0.9507 0.8549 6 5 4 3 3 4 5 6 7 8 9 Reanalysis Data(℃) 10 11 JRA-25 ERA-I NCEP-FNL (1.25°) 相関係数 JRA-55 9 sonde(℃) Sonde(℃) 21 850hPa 16 結果3 三沢 散布図 2012 1000hPa 22 sonde(℃) Sonde(℃) 21 20 19 18 17 17 18 19 20 21 22 Reanalysis Data(℃) 三沢 相関係数 2011 2012 2013 23 2013 1000hPa 20 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 19 18 Sonde(℃) 2011 1000hPa 23 17 16 15 14 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 14 Reanalysis Data(℃) JRA-25 ERA-I NCEP-FNL (1.25°) 0.873412 0.872829 0.88306098 0.898666 0.860777 0.868036 0.8852347 0.838698 0.597773 0.4925969 0.65901 JRA-55 15 16 17 18 19 Reanalysis Data(℃) JRA-55 JRA-25(1.25°) ERA-I NCEP-FNL 20 結果3 23 2011 三沢 1000hPa 700hPa 11 10 22 9 8 [℃] (℃) 21 20 6 19 5 18 17 7/30/00z 19 7 4 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z 3 7/30/00z 7/30/12z 925hPa 18 ( ℃) 17 16 15 14 13 7/30/00z JRA-55 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z (℃) 850hPa 16 15 14 13 12 11 10 9 7/30/00z JRA-25(1.25) ERA-I NCEP-FNL 三沢 ゾンデ 7/30/12z 7/31/00z 7/31/12z 7/31/00z 7/31/12z 結果3 24 2011 六ヶ所村 2011 1000hPa 850hPa 23 JRA-55 21 JRA-25(1.25°) (℃) ( ℃) 22 20 ERA-I 19 18 NCEP-FNL 17 18 17 16 15 14 13 12 11 10 六ヶ所村 ゾン デ 925hPa 700hPa 19 12 18 11 10 17 16 ( ℃) (℃) 20 9 8 15 7 14 6 13 5 結果3 2011 六ヶ所村 散布図 21 20 18 20.5 19 17 20 18 19 18.5 16 Sonde(℃) Sonde(℃) 19.5 17 16 15 18 15 14 13 12 17.5 14 11 17 13 10 17 17.5 18 18.5 19 19.5 20 20.5 21 13 14 15 700hPa 11 JRA-25(1.25) 10 9 ERA-I 8 7 NCEP-FNL 6 5 6 7 8 9 Sonde ( ℃) 17 18 19 20 10 10 11 12 13 14 15 16 17 Reanalysis Data (℃) 18 JRA-55 12 5 16 Reanalysis Data ( ℃) sonde ( ℃) Reanalysis data ( ℃) reanalysis data (℃) 850hPa 925hPa 1000hPa 11 12 相関係数 JRA-55 JRA25 ERA-I NCEP-FNL (1.25°) 1000hPa 0.9837 0.8794 0.9044 0.9125 925hPa 0.9441 0.9595 0.9322 0.9635 850hPa 0.8857 0.8342 0.9164 0.8872 700hPa 0.6221 0.6769 0.9343 0.8605 結果3 2012 六ヶ所村 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 15 14.5 14 13.5 12 11.5 11 六ヶ所村 ゾ ンデ JRA-55 700hPa 9.5 9 JRA-25(1.25) ERA-I 8.5 ( ℃) 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 13 12.5 925hPa (℃) 850hPa ( ℃) ( ℃) 1000hPa 8 7.5 NCEP-FNL 7 6.5 結果3 2012 六ヶ所村 散布図 925hPa 1000hPa 21 19 20 18 19 17 16 15 Sonde (℃) Sonde(℃) Sonde(℃) 17 14 13 15 12 14 11 13 10 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 Reanalysis Data(℃) 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 Reanalysis Data(℃) 13 12 9 12 11 11 12 13 14 Reanalysis Data(℃) 700hPa 10 9 Sonde(℃) 14 16 18 850hPa 15 8 JRA-55 相関係数 JRA-55 JRA-25(1.25) 1000hPa 925hPa 850hPa 700hPa ERA-I NCEP-FNL 7 6 6 7 8 Reanalysis Data(℃) 9 10 0.9242 0.8120 0.6420 0.5701 JRA-25 ERA-I (1.25°) 0.9104 0.8638 0.6589 0.6126 0.7505 0.8898 0.7456 0.6085 NCEP-FNL 0.6112 0.9513 0.8605 0.5332 15 結果3 21 2013 六ヶ所村 2013 1000hPa Temp lat 41 lon 141.3 15 20 14.5 19 18 14 17 13.5 (℃) [℃] 2013 850hPa Temp lat 41 lon 141.3 16 13 15 12.5 14 13 12 7/19/18z 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z 2013 925hPa Temp lat 41 lon 141.3 7/19/18z 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z 2013 700hPa Temp lat 41 lon 141.3 JRA-25(1.25) ERA-I 8 18 17 NCEP-FNL 7 15 14 13 12 11 六ヶ所村 ゾ ンデ (℃) (℃) 16 7.5 6.5 6 5.5 5 7/19/18z 7/20/00z 7/20/06z 7/20/12z 7/20/18z 7/21/00z 7/21/06z 結果1 SSTの分布図:2012年7月19日 JCOPE2 JRA-55 OISST JRA-25 RTG-SST MGD-SST ERA-I NCEP-FNL [℃] • 親潮の貫入 再解析SST ⇒ JRA-25、NCEP‐FNLは表現されていない SSTデータ ⇒ JCOPE2は親潮の貫入の南下が弱い 結果2 2012年と同様な特徴 2012年: 東経142.5°線上の南北時間断面図 気温 再解析SST SSTデータ JRA-55 JCOPE2 JRA-25 OISST ERA-I RTG-SST NCEP -FNL MGD-SST • どの再解析データもヤマセによる 気温の低下 ⇔ • SSTデータは微細なSSTの時間変動が見られる • SSTフロントの再現の違い⇒SSTの差大 SST低い
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