第弐 担い手育成システムの現状

農業の後継者問題に密着!
~新規就農者育成システム~
桜美林大学 藤田ゼミ B班
未来?
日本農業の
食料自給率
農協
食 農地法
の
安
全
少子高齢化
耕
作
放
棄
地
農業人口の減少
目次
・第壱
・第弐
・第参
・第四
農業の後継者問題
担い手育成システムの現状
農社による農プランナー育成構想
結論
第壱
農業の後継者
問
題
日本の農家人口の推移
出所;「農業人口についてのシュミレーション」
(http://www.hinoyouran.co.jp/nousimu.htm)
新規就農者数の推移
区分
平成2年
平成15年
平成16年
平成17年
新規就農者
[39歳以下]
4.3
11.9
11.8
11.7
離職就農者
[39歳以下]
2.5
9.7
9.2
9.2
中高年
[40歳以上の離
職就農者]
11.4
68.3
69.2
67.2
出所:農林水産省「新規就農者の動向」
(http://www.maff.go.jp/soshiki/keiei/jyoseisyunou/josei/shinki_syunou.html)
後継者問題はなぜ起きるのか
• 農家後継者の他産業、都市部への流出
• 少子高齢化
• 過疎化
後継者減少が引き起こす問題
農地
放棄地の増加
農地
農地
耕作放棄地の推移
全国総耕作放棄地面積
耕作放棄地面積(ha)
区分
2005年
全国
384,678
2000年
342,789
対前回増
減率
(%)
12.2
出所:農林水産省 「2005年版 農業センサス」
第弐 担い手育成システムの現状
既存システムのケース
3年間の研修
技術・知識習得・地域ネットワーク
の確立
独立
良さそうではあるが…
問題点
•
•
•
•
•
ただ独立させるだけのシステム
募集に制限がある
多様なニーズの受け皿としての限界
情報などのサービス面
研修期間が短い
このような現状から…
•
•
•
•
独立後も視野に入れたシステム
老若男女問わないシステム
情報の提供
人材育成と並行して既存農家を支援
経営能力に優れた就農者の育成
第参
農社による
農プランナー育成構想
農社とは
• 株式会社形態
▷ 出資者は食品、流通関係企業、消費者、
農家、就農希望者など広く出資を募る
• 事業目的
▷ 高齢農家から農地のリース契約を結び、就
農希望者を募集し、自立した契約農家として
育成する。
農プランナーとは?
「農」業の経営「プラン」を立てる者
基礎知識・
ノウハウが
ない
農
社
マッチング・育成
農地が
確保で
きない
就
農
希
望
者
後継者もいな
いし、そろそ
ろ農業をリタ
イアしよう
できれば農地
を売りたい、で
も売るのはご
先祖様に申し
訳ない
農地の貸付
農
社
リース料支払い
高齢農家
研修制度
ニーズに合わせた研修コース
農プランナー
セカンドライフ
希望に合ったコースの選択
農社
就農希望者
1年目 基礎編
資格取得支援
農業基礎講座
生活支援
情報リテラシー
就農の適正の判断と農プランナーのイメージ化
2~3年目 応用編
経営指導
生活支援
実践的運営
農プランナーを具体的にイメージした研修
研修を終えて
• 農プランナーとなり、農社との契約農家として
自立する。
農
プ
ラ
ン
ナ
ー
契約農産物の供給
販売代金
様々な経営情報の提供・
配当金
農
社
農社-農プランナー連携経営
• 農社からの情報提供
▷ 経営情報
▷ 販売情報
▷ 栽培技術情報
• 農プランナー同士のネットワーク
▷ ITのQ&Aシステムによる問題解決
結論
• 高齢農家からの農地の集積→耕作放棄地増
加の抑制
• 自立した経営農家(農プランナー)の育成→
農業就業者の増加
• 農プランナー同士の相互協力ネットワークの
確立→農業経営の強化
農社-農プランナー連携経営が日本農業を救う
参考文献
•
農業問題研究学会編 『現代の農業問題③土地の所有と利用』
2008年
筑波書房
•
農業問題研究学会編 『現代の農業問題④農業構造問題と国家の役割』
筑波書房 2008年
• 杉山経昌 『農で起業する!』 築地書館 2005年
•
•
農林水産省 (http://www.maff.go.jp/)9月16日アクセス
(http://www.maff.go.jp/soshiki/keiei/jyoseisyunou/josei/shinki_syun
ou.html)9月6日アクセス
•
農業人口についてのシュミレーション
(http://www.hinoyouran.co.jp/nousimu.htm)9月6アクセス
ご清聴ありがとうございました。
桜美林大学 リベラルアーツ学群
藤田ゼミB班
高村 恭平
戸代澤 亮仁
岡田 誠
小野 美由貴
山下 久美