1 - コロイドおよび界面化学部会

2015/10/26-27
第3回コロイド実用技術講座
化粧品エマルションのレオロジー特性
日本メナード化粧品㈱
総合研究所
山田 隆幸
発表の内容
化粧品エマルションのレオロジー
マッサージクリームの開発
~濃厚系O/Wエマルション製剤~
ボディ化粧品の開発
~ポリマーを配合したO/Wエマルション製剤~
発表の内容
化粧品エマルションのレオロジー
マッサージクリームの開発
~濃厚系O/Wエマルション製剤~
ボディ化粧品の開発
~ポリマーを配合したO/Wエマルション製剤~
エマルションの特性
1)光学的性質
・散乱・吸収・回折・透過
2)熱的性質
・熱量・温度
3)電気的性質
・界面電位
4)流体力学的性質
・レオロジー
⇒乳液やクリームの使用性(塗り易さ、使い心地のよさ)や
保存安定性に大きく影響する
レオロジーとは
『物質の変形と流動に関する科学』
1922年にBinghamによって定義された
力
面積
変形量
元の寸法
1
=周期
周波数
応 力
ひずみ
時 間
レオロジー:ずり速度(せん断速度)
滑らす速度:V(m/s)
高さ:Δh(m)
ずり速度:D=V/ Δh (1/s)
ずり速度はひずみを与える速度の大小を示します
レオロジー:ずり応力
ずらす力:F (N)
表面積:S(m2)
ずり応力:S=F / S (Pa)
ずり応力は流動させるのに必要な応力(単位面積あたりの力)を表します
レオロジー:粘度
粘度 η、ずり応力 S
粘度:η(イータ)はこのずり速度D、ずり応力S
より求めることができる
ずり応力 S
粘度 η
ずり速度 D
ずり応力 S(Pa)
粘度η(Pa・s)=
ずり速度 D(1/s)
非ニュートン流体とは
ずり応力 S
非ニュートン流体
ずり速度 D
与える力による粘度変化
疑塑性流体
力を加えると、粘度が減少する流体
ダイラタント流体
力を加えると、粘度が増加する流体
塑性流体
ある一定の力が加わらないと流動し
ない流体
動き出してから直線的に粘度が増加
するものを「ビンガム流体」、非直線
的なものを「非ビンガム流体」に分け
られる。
チクソトロピー
力を加えると、粘度が減少する液体
で、増加する時と、減少する時にヒス
が生じる流体
レオペクシー
力を加えると、粘度が増加する液体、
かつ、時間経過と共に粘度が増加す
る流体
粘度は与える力によって変化の仕方が様々である
(塑性とは、力を加えて変形させた時、永久変形を生じる物性)
非ニュートン流体:粘弾性体とは
粘性体
粘弾性体
弾性体
完全粘性流体
ニュートン流体
粘弾性流体/粘弾性固体
非ニュートン流体
完全弾性体
水・オリーブオイル
シャンプー・クリーム
鉄鋼・ガラス
非ニュートン流体:粘弾性体とは
粘弾性を測る:物質の弾性と粘性の性質を測定すること
弾性:
物体に外から力を加えれば変形し、
その力を取り除けば元の形に戻ろうとする性質。
→与えられた力が弾性エネルギーになる
粘性:
流体が流動する時、
各部分の速度を一様化する応力が現れる性質。
→与えられた力が熱エネルギーになる
レオメーターを用いた測定
サンプル
円錐平板型粘度計
コーンプレート型
レオメーター(Physica MCR301)
身近にある食品のレオロジー
10,000
ソース
水あめ
マヨネーズ
粘度(mPa・s)
1,000
100
構造粘性(shear thinning)
10
1
0
0.01
0.1
1
10
せん断速度(1/sec)
100
1000
エマルションのレオロジー的性質に影響を及ぼす因子
○乳化剤
①化学構造 ②濃度ならび内相、連続相への溶解性
③液滴周りに吸着した膜の厚さや膜のレオロジー的性質
④電気粘性効果
○内相(分散相)
①容積濃度(φ) ②粘度(η) ③液滴の粒径、粒度分布
④化学構造
○連続相
①粘度(η) ②化学構造、極性、pH
③極性媒質のときは電解質濃度
○その他の安定化剤
顔料、親水性コロイド、水和酸化物
※エマルジョンの科学
シャーマン(1971)
O/Wエマルションのせん断速度依存性(せん断速度-粘度)
ラウリン酸スクロース
ステアリン酸スクロース
1000
1000
5%
5%
100
10%
100
20%
10
10%
20%
10
40%
1
50%
0.1
60%
30%
η [Pa・s]
η [Pa・s]
30%
1
60%
0.01
0.001
0.001
0.0001
0.0001
0.1
1
10
.
γ [1/s]
100
1000
50%
0.1
0.01
0.01
40%
0.01
0.1
1
10
.
γ [1/s]
100
1000
分散相の容積濃度(φ)による違い
分散相のφが小さい
(希薄系エマルション)
分散相のφが大きい
(濃厚系エマルション)
油
水
粒子間距離が遠く、
相互作用が小さい
粒子間距離が近く、
相互作用が大きい
乳化剤による
レオロジー特性の差は小さい
乳化剤による
レオロジー特性の差が顕著に表れる
化粧品エマルション製剤
スキンケア
メイクアップ・サンケア
ヘヤーケア
化粧品エマルション製剤の処方
1)エマルション
・乳化剤の種類や濃度
・油と水の比率
・粒子の大きさや分布
・界面膜での会合体形成
2)安定化剤
・ポリマー
・粘土鉱物などの無機粉体
化粧品エマルション製剤のレオロジー特性
•エマルション
→濃厚系エマルションの粘弾性
•安定化剤
→ポリマーの粘弾性
•エマルション・ポリマー
→乳化剤とポリマー相互作用の粘弾性
発表の内容
化粧品エマルションのレオロジー
マッサージクリームの開発
~濃厚系O/Wエマルション製剤~
ボディ化粧品の開発
~ポリマーを配合したO/Wエマルション製剤~
マッサージクリーム
ク
リ
ー
ム
塗
布
時
マッサージによる施術:10~15分
マ
ッ
サ
ー
ジ
の
終
了
•施術時間が長い
•水分の蒸散などの組成変化
•手技によるずり応力
•表面温度の変化
•外的環境変化(スチーム等)
•エマルション粒子の崩壊・再乳化
サーモグラフィによる皮膚温の変化
皮膚温の上昇。血流の増加
キメの状態
マッサージ前
マッサージ10分後
マッサージの効果は製剤の使用性(テクスチャー)に影響される
マッサージに適した使用性(テクスチャー)の設計が求められる
エマルションの処方
(重量%)
成分名
①
②
③
④
⑤
乳化剤
2
2
2
3
1
油剤
40
50
60
50
50
水系成分
58
48
38
47
49
合計
100
100
100
100
100
マッサージに最適な油分量及び乳化剤量を
官能試験及びレオロジー測定から評価する
官能評価
油分量(乳化剤2%)
1
2
3
4
乳化剤量(油分50%)
5
1
2
3
4
5
軟らかい
硬い
硬さ
軟らかい
硬い
重い
軽い
のび
重い
軽い
薄い
厚い
膜厚感
薄い
厚い
感じる
遅い
感じない
べたつき
感じる
早い
肌なじみ
遅い
●:40%, ●:50%, ●:60%
油分量の増加に伴い
「硬く」,「のびが軽く」,「膜厚感が厚く」,
「肌なじみが早い」傾向
感じない
早い
●:1%, ●:2%, ●:3%
乳化剤量の増加に伴い
「のびが重く」 ,「膜厚感が厚く」,「べたつく」
「肌なじみが早い」傾向
粒子径
5,000
平均粒子径 (nm)
平均粒子径 (nm)
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
4,000
3,000
2,000
1,000
40%
50%
油分量 (%)
60%
1%
2%
乳化剤量 (%)
3%
ヒステレシスループ
油分量(乳化剤2%)
60
乳化剤量(油分50%)
60
40%
50%
60%
50
2%
40
η [Pa・s]
40
η [Pa・s]
3%
50
30
30
20
20
10
10
0
0
0
10
20
30
[1/s]
40
50
0
10
20
30
[1/s]
40
50
歪依存性
油分量(乳化剤2%)
1000
G' 40%
G"40%
G' 50%
G"50%
G' 60%
G"60%
乳化剤量(油分50%)
1000
G"2%
G' 3%
G"3%
100
G’,G” [Pa]
100
G’,G” [Pa]
G' 2%
10
10
1
1
0.1
0.1
0.01
0.1
1
γ[%]
10
100
0.01
0.1
1
γ[%]
10
100
歪依存性(tanδ)
油分量(乳化剤2%)
乳化剤量(油分50%)
10
10
2%
3%
tanδ
tanδ
40%
50%
60%
1
0.1
1
0.1
0.01
0.1
1
γ[%]
10
100
0.01
0.1
1
γ[%]
10
100
油分量の違いによる影響
○官能評価
「硬さ」
40%<50%<60%
「のびの軽さ」 40%<50%<60%
○レオロジー評価
油分量
40%
凝集構造
弱い
50%
60%
強い
「硬さ」
→ 静置下での凝集構造
「のびの軽さ」 → 凝集構造の崩壊
乳化剤量の違いによる影響
○官能評価
「膜圧感」
2%<3%
「べたつき」 2%<3%
○レオロジー評価
2%
乳化剤量
内部構造
エマルション
「膜圧感」
「べたつき」
→
→
3%
エマルション+自己組織体
2つの構造の結びつき
自己組織体の使用感
官能評価
油分量(乳化剤2%)
1
2
3
4
乳化剤量(油分50%)
5
1
2
3
4
5
軟らかい
硬い
硬さ
軟らかい
硬い
重い
軽い
のび
重い
軽い
薄い
厚い
膜厚感
薄い
厚い
感じる
遅い
●:40%, ●:50%, ●:60%
感じない
べたつき
感じる
早い
肌なじみ
遅い
?
感じない
早い
●:1%, ●:2%, ●:3%
マッサージクリームの肌なじみとは
マッサージ前
マッサージ後
肌
エマルション
(クリーム)
解乳化の時間が短い
解乳化の時間が長い
油
(解乳化)
マッサージの効果が不十分
施術中に水分が蒸発し、使用感が重くなる
「肌なじみ」の評価
「肌なじみ」: 解乳化に伴い指すべりが軽くなる
⇒応力の変化
応力の時間依存性測定
6,000
測定条件
4,000
τ[Pa]
歪み500%
周波数1Hz
5,000
3,000
2,000
1,000
0
0
500
1000
1500
2000
t[s]
応力の変化及び解乳化は確認できず
「肌なじみ」の評価法
実使用時に似た状態の再現
①バイオスキン(BS)の使用
肌すべりや弾力等の手触りを
ヒトの肌に模したシリコーン製
ゴムプレート。
②BSに法線応力(押さえる力)を
与えつつ粘弾性を測定
測定条件
法線応力0.4N
歪み500%
周波数1Hz
測定温度20℃
エマルション
BS
バイオスキンを使用したレオロジー測定
エマルション
BS
バイオスキンを使用したレオロジー測定
エマルション
BS
バイオスキンを使用したレオロジー測定
油分量(乳化剤2%)
12,000
40%
50%
60%
2%
3%
10,000
10,000
8,000
8,000
τ[Pa]
τ[Pa]
12,000
乳化剤量(油分50%)
6,000
6,000
4,000
4,000
0
500
1000
t[s]
レオロジー評価での
「応力低下」の早さ
1500
0
500
1000
1500
t[s]
官能評価での
「肌なじみ」の早さに一致
2000
商品への応用
レオロジー測定を用いて、エマルショ
ンのテクスチャーを内部構造と結び付
けて評価することにより、マッサージク
リームの処方検討を効率よく行うこと
ができた
実使用時の条件を考慮してレオロジー
測定することで、マッサージクリームの
肌なじみを客観的評価することができた
発表の内容
化粧品エマルションのレオロジー
マッサージクリームの開発
~濃厚系O/Wエマルション製剤~
ボディ化粧品の開発
~ポリマーを配合したO/Wエマルション製剤~
ボディ化粧品
求められる使用性
1)伸びの良さ
2)垂れなさ
3)肌なじみの良さ
4)みずみずしさ
5)適度な保湿感
6)べたつきのなさ
ボディへの塗布しやすさ
塗布時及び塗布後の感触
O/Wエマルション
水
→適した剤型としてO/Wエマルションタイプが挙げられる
油
本研究の目的
ボディ化粧品特有の使用性を有する
O/Wエマルション型ボディ化粧品の開発
発酵セルロース含有増粘剤
(BC : bacterial cellulose )に着目
ボディ化粧品製剤におけるBCの配合効果について
レオロジー測定及び官能試験により評価した
発酵セルロース含有増粘剤
発酵セルロースを主成分とした多糖類の増粘剤
組成[発酵セルロース:キサンタンガム:カルボキシメチルセルロースナトリウム=3:2:1]
・食品分野において固形分の分散安定化剤として使用
・曳糸性やべたつきが少なく、さっぱりとした感触
・耐塩性が高く、様々な塩型薬剤(有効成分)を配合できる
発酵セルロースの特徴
・酢酸菌由来のセルロース
・植物由来のセルロースと同じ化学構造
・水に不溶な細かい繊維状のセルロースが
水溶液中で三次元網目構造を形成
三栄源エフ・エフ・アイ㈱ホームページ
検討内容
1) BCエマルションの安定性について
(キサンタンガムと比較)
2) BC配合ボディ化粧品の使用性について
(アクリル系増粘剤と比較)
検討1
O/Wエマルションの組成
成分
乳化剤
スクワラン
発酵セルロース
含有増粘剤(BC)
キサンタンガム(XG)
粘度(B型, No.3, 30rpm)
(重量%)
BC
XG
エマルション エマルション
0.5
10
0.3
0.5
10
-
-
0.25
480mPa・s
520mPa・s
0.5%水溶液のせん断速度依存性
キサンタンガム
1000
1000
100
100
10
10
η [Pa・s]
η[Pa・s]
発酵セルロース含有増粘剤
1
1
0.1
0.1
0.01
0.01
0.001
0.001
0.01
0.1
1
10
.
γ [1/s]
100
1000
0.01
0.1
1
10
.
γ [1/s]
100
1000
周波数依存性測定~増粘剤の評価~
・構造の経時的な安定性を推測できる
G’>G’’
→固体的性質が強い
100
増粘剤A G’
増粘剤B G’
増粘剤A G’’
増粘剤B G’’
G’<G’’
G’、G’’[Pa]
→液体的性質が強い
(固体的性質が弱い)
10
緩和時間
G’=G’’時の角周波数の逆数
1
1秒
増粘剤A:緩和時間が短い
→ポリマーのゆらぎが速く (応答性が早い)、
経時的に構造が変化しやすい
0.1秒
0.1
0.1
1
10
ω[rad/s]
100
増粘剤B:緩和時間が長い
→ポリマーのゆらぎが遅く (応答性が遅い)、
経時的に構造を維持しやすい
0.5%水溶液の周波数依存性
キサンタンガム
100
100
10
10
G’、G’’[Pa]
G’、G’’[Pa]
発酵セルロース含有増粘剤
1
1
G’ 貯蔵弾性率
G” 損失弾性率
G’ 貯蔵弾性率
G” 損失弾性率
0.1
0.1
0.1
1
10
ω[rad/s]
100
0.1
1
10
ω[rad/s]
100
O/Wエマルションの周波数依存性
BCエマルション
XGエマルション
10
10
G’、G’’[Pa]
100
G’、G’’[Pa]
100
1
1
貯蔵弾性率
G’ (油分
10%)
貯蔵弾性率
G’ (油分
10%)
損失弾性率
G” (油分
10%)
損失弾性率
G” (油分
10%)
0.1
0.1
0.1
1
10
[rad/s]
100
0.1
1
10
[rad/s]
100
O/Wエマルションの安定性
BCエマルション
長期間
短期間
保存安定性
(50℃ 10day)
緩和時間が長い
安定
XGエマルション
長期間
短期間
緩和時間が短い
クリーミング
不安定
分離
BC
XG
エマルション エマルション
検討2
化粧品に配合される代表的な増粘剤
増粘特性
XG
使用性
べたつき、肌なじみが悪い
電荷やpHに影響されにくい
様々な成分を配合可能
天然由来増粘剤
BC
アクリル系増粘剤
さっぱり、肌なじみが良い
電荷やpHに影響される
配合成分が制限される
→BC配合ボディ化粧品の使用性を
アクリル系増粘剤配合ボディ化粧品と比較した
さっぱり、みずみずしい
使用性評価
・ボディ化粧品A (BC)
・ボディ化粧品Z (アクリル系増粘剤)
2)官能試験による使用性の評価結果
1)製剤の粘度
[Pa・s]
1
2
3
4
5
1000
塗布しやすさ
ボディ化粧品A
A
Z
100
ボディ化粧品Z
Z
A
肌なじみの良さ
10
1
みずみずしさ
0.1
保湿感
0.01
0.01
0.1
1
10
[1/s]
100
1000
べたつきのなさ
A
Z
Z
A
Z
A
皮膚上の汗による影響
1)流動性の高い化粧品の使用方法
・スキンケア化粧品・・・少量取り、コットンに染み込ませて塗布
・ボディ化粧品
・・・一度に多くの量を手(又は直接塗布する部位)
に取り、そのまま広い面積に塗布
2)皮膚上の汗
・発汗の平均速度:2mg/cm2/h
・汗中の塩:0.2~0.7%
・皮膚に塗布する化粧品の量:2mg/cm2
・参考文献
Jass H. E.,Elias P.M.;’”The living stratum
corneum: Implications for Cosmetic
Formulation” Cosmetic & Toiletries, 47, Vol.
106, October 1991
製剤に0.2%NaClを配合したものについても、レオロジー測定を行った
汗による製剤への影響
ボディ化粧品A
ボディ化粧品Z
[Pa]
100
100
垂れない
垂れる
10
1
塗布しやすさ
×
みずみずしさ
〇
10
塗布しやすさ
〇
みずみずしさ
△
1
G’
G’
0.1
0.1
0.01
0.1
1
10
100
塩による著しいG’の低下
シェアに対する流動性が低い
1000
[%]
0.01
0.1
1
10
100
塩によってG’がやや増加
シェアに対する流動性が高い
1000
汗による製剤への影響
ボディ化粧品B
(BC+アクリル系増粘剤)
官能試験による使用性の評価結果
1
[Pa]
100
塗布しやすさ
2
3
4
A
B
Z
肌なじみの良さ
10
みずみずしさ
保湿感
1
G’
べたつきのなさ
5
A
Z
B
Z
B
A
AZ
B
A
Z
B
0.1
0.01
0.1
1
10
100
1000 [%]
使用性に優れるボディ化粧品が得られた
商品への応用
レオロジー測定を用いて、エマルショ
ン製剤を評価することにより、安定性
かつ使用性に優れたボディ化粧品の
開発が可能となった
本日のまとめ
レオロジーを用いたエマルションの評価法は、希薄系か
ら濃厚系まで、さらにはポリマーを配合した系など幅広く
製剤の物性を調べることができる
レオロジー測定は、実使用時の条件を考慮した評価法と
して応用することができ、マッサージクリームやボディ化
粧品など魅力ある化粧品開発につながった