長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース 0) 有限要素法の概略 ’15.9 S 入力 形状、材料、荷重、拘束条件 形状 E,ν 要素剛性マトリックスK作成 Bマトリックス Dマトリックス 全体剛性マトリックスK作成 f = K u 要素剛性マトリックスを対 応した行列に配置する K の逆行列を求める。 変位 u = K -1 f を求める。 各要素の歪と応力を求め る。 ε = B u, σ = D ε 必要に応じ、主応力、ミー ゼス応力求める E 1 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 f 1) 2次元形状を例に変位量 f により三角形123 が三角形1’2’3’ に変形 した。接点 1,2,3 の x 方向変位量は u1 x'1 x1 u 2 x'2 x 2 u 3 x'3 x3 Ω (1.1) さらに、 y 方向も同様に考えると要素におけ る変形が表現できる。 今、変位量 u を便宜上 z 方向と考えると、 3点 (x1,y1,u1), (x2,y2,u2), (x3,y3,u3) で出来る 三角形は3次元空間での平面をなしてると仮 定すると、平面の式より以下のように書ける。 f 領域 Ω の変形 1' 1 P'× u ax by c (1.2) この仮定は後で解るが、要素内の歪一定の 仮定と同じことである。 y 2 2' P× 3'(x' ,y' ) 3 3 3(x ,y ) 3 3 変位量 (u3,v3) x 2 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース 接点3点での座標と変位が求まっているとするなら 行列で書くと u1 ax1 by1 c u1 x1 u 2 ax 2 by 2 c u 2 x 2 u 3 ax3 by 3 c u 3 x3 ’15.9 1' 1 P'× y1 1 a y 2 1 b y 3 1 c y (1.3) 2 2' P× 3'(x' ,y' ) 3 3 3(x ,y ) 3 3 変位量 (u3,v3) x 三角形要素の変形 座標と変位がわかっているので、平面を表す係数が求まる。 a x1 b x 2 c x3 y1 1 y 2 1 y 3 1 1 u1 u 2 u 3 a y 2 y3 1 x3 x 2 b c 2 x 2 y 3 x3 y 2 この逆行列を実際に計算する。 2 x 2 y 3 x 2 y1 x1 y 3 x3 y 2 x3 y1 x1 y 2 で与えられ、Δは三角形の面積である。 y 3 y1 y1 y 2 u1 x1 x3 x 2 x1 u 2 x3 y1 x1 y 3 x1 y 2 x 2 y1 u 3 (1.4) 3 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 これで係数が求まったので三角形要素内の任意の点Pでのx方向変位が求まる。 u axP byP c (1.5) y方向に関しても x 方向と同じに考えると P点でのy方向変位が求まる。 v a ' xP b' yP c' (1.6) ここで、係数は a ' y 2 y3 1 x3 x 2 b' c' 2 x 2 y 3 x3 y 2 y 3 y1 y1 y 2 v1 x1 x3 x 2 x1 v 2 x3 y1 x1 y 3 x1 y 2 x 2 y1 v3 (1.4)' と x 方向のときと同様に求まる。 (1.5) (1.6) の2式より、三角形要素内の任意で座標を決めれば、変位が求 まる。 4 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 2)要素内部での変位量とひずみの関係 OABC の長方形が変位し、O’A’B’C’ に変形する。 x 方向の歪は O' A'OA O' A' 'OA OA OA u u dx u u x (1.7) dx x x 同様に y 方向は O'C' OC O' C ' 'OC OC OC v v dy v v y (1.8) dy y y せん断歪は xy tan tan v u x y A' A' ' C ' C ' ' O' A' ' O' C ' ' (1.9) 5 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 ここで先に求めた、下の要素内座標と変位の式を用いると u axP byP c v a' xP b' yP c' (1.5) (1.6) 各歪が変位より求めることができ、その値は要素内では一定になっている。 さらに、係数と変位の関係式(1.4)式を合わせ考えると u x a x v y b' xy y v u a 'b x y y 2 y3 1 0 2 x3 x 2 0 x3 x 2 y 2 y3 (1.10) y 3 y1 0 x1 x3 0 x1 x3 y 3 y1 y1 y 2 0 x 2 x1 u1 v1 0 u 2 x 2 x1 v2 y1 y 2 u 3 v3 (1.11) 6 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 これらの式が意味するところは 与えられた領域を小さい要素に分割し、 その要素の各3点の座標を決めてやり、各要素内での歪を 一定と考えると(三角形要素を使うことを意味する) 各要素内の変位は要素内の座標を与えると 座標点がわかると作ることができる行列 (これをBマトリックスと呼ぶ)と 各要素の接点での変位ベクトルの掛け算で 要素内の歪を求めることができる。つまり変位が求められれ ば歪、ひいては応力が求められる。 7 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース y 2 y3 1 B 0 2 x3 x 2 0 x3 x 2 y 2 y3 y 3 y1 0 x1 x3 0 x1 x3 y 3 y1 y1 y 2 0 x 2 x1 0 x 2 x1 y1 y 2 ’15.9 (1.12) として、要素内の変位 u とひずみ ε 、応力 σ とひずみ ε の関係を書く と、次のように書ける。 ε Bu σ Dε DBu (1.13) ここで Dは平面応力状態なので 1 x 0 x E 1 σ y 0 y Dε xy (1 )(1 ) 0 0 1 xy 2 こう書ける理由は別に述べる。 8 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース F(σ) DBu F A dU U u du U O ’15.9 u F dU du Bu A W Fu W u(ε) 歪を要素全体で積分した 歪エネルギー O δu u u 外力によりなされる仕事 今弾性域(線形域内)で考えている。A点で釣り合っている。今荷重点 A に F が 作用し釣り合いを保っている。そのとき要素内は歪により U の歪エネルギーが たまっている。今この接点に作用する力Fで仮想変位δu 変位した。そのとき、外 力がする仕事Wはすべて歪エネルギーとして要素内部に蓄えられる。 dU U W F u 0 du よって dU F du 9 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 ここで、要素全体の歪エネルギーは弾性範囲内を考えているので 1 T 1 1 T T T T U σ εd ( DBu) ( Bu)d u B D Bud 2 2 2 1 T u Kud 2 ここで、 K BT DT B さらに、Kは対称行列、よってUは2次形式であるので dU U U U U U U , , , , , Kud du u1 v1 u 2 v 2 u 3 v3 T よって Kud F と成る。 10 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 さてここで、 Kud は要素の座標が決まれば K は定数である。 Kud Ku d Kut ここで第2項の積分は三角形要素全体での積分でありつまり要素の体積 である。よって Δ は三角形の面積、t は三角形要素の厚さで表される。 よって Kt K と再度置き直す。すると各要素において Ku F u K 1F u ( BT DT B) 1 F と外部からの接点外力に応じた接点変位が 求まる。 11 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 2)三角形要素を用い、片持ち梁の問題を解く さて、ここまでの話は各要素内での一般的な話であった。 以降は、片持ち梁を例に A) B) C) D) E) F) 要素剛性マトリックスを作り 全体の剛性マトリックスにまとめ 外力より、拘束点以外の接点変位ベクトルを求め 全変位ベクトルから固定点の節点反力を求める。 要素における変位ベクトルから各要素内の歪を求める。 歪から要素内の応力を求める。 さらにここまで求まると G) 要素内の応力より主応力、ミーゼス応力等を求めることが出来る。 それにより、材料の安全性の検証可能となる。 この件に関しては別のスライドで説明する。 12 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース f=(0,1) y 1 5 6 図のような、一辺が1の三角形要素4 個で出来た片持ち梁を考え、節点4に 外力(1,0)が作用。 節点1,6が固定されている。 4 ③ ④ 要素① 節点1 0 ’15.9 ② 2 1 3 2 本来、右の式ではあるが 今回は計算を楽にするため に 1 0.5 0 D 0.5 1 0 0 0 1 x 1 0 x x E 1 σ y 0 y Dε xy (1 )(1 ) 0 0 1 xy 2 (2.1) とおいて、計算を進める。 13 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 有限要素法を用いて片持ち梁を計算するとき、未知数は変位である。 歪、応力、節点反力等は、節点変位から計算される。各要素において Ku F (2.2) u K 1F (2.2)' u ( BT DT B ) 1 F (2.3) で与えられることは既に述べた。 y 2 y3 1 B 0 2 x3 x 2 0 x3 x 2 y 2 y3 y 3 y1 0 x1 x3 0 x1 x3 y 3 y1 y1 y 2 0 x 2 x1 0 x 2 x1 y1 y 2 (1.12) であり、三角形要素の面積は (1/2)(底辺)(高さ)=1/2 であるから、 14 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 要素①のBマトリックスは 0 y 5 y1 y 2 y5 1 B① 0 x5 x 2 0 1 2 x5 x 2 y 2 y 5 x1 x5 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 1 1 1 1 0 0 x1 x5 y 5 y1 y1 y 2 0 x 2 x1 0 x 2 x1 y1 y 2 (2.11) 要素②のBマトリックスは同様に、座標の差で与えられているのでまったく同じに なる。 1 0 1 0 0 0 B ① B ② 0 0 0 1 0 1 0 1 1 1 1 0 (2.12) 15 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 要素③のBマトリックスは 0 y5 y 2 0 y 4 y5 1 B③ 0 x5 x 4 0 x 2 x5 1 2 x5 x 4 y 4 y 5 x 2 x5 y 5 y 2 2 0 0 1 0 1 0 0 1 0 0 0 1 (2.13) 1 0 0 1 1 1 y2 y4 0 x4 x2 0 x 4 x 2 y 2 y 4 要素④のBマトリックスは同様に、座標の差で与えられているのでまったく同じに なり、 0 0 1 0 1 0 B ③ B ④ 0 1 0 0 0 1 1 0 0 1 1 1 (2.14) 16 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 各要素におけるBマトリックスとDマトリックスが求められたので、 各要素ごとの要素剛性マトリックスKが求められる。 F Ku のKは要素①、②では 1 0 0 0 0 1 1 0.5 0 1 0 1 0 0 0 1 0 1 K ① K ② BT DT B 0.5 1 0 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 0 1 0 1 1 1 1 0 0 0 1 0 1 0 0.5 0 0.5 1 0 1 0 0 1 1 1 1 1 1.5 1 0.5 2 1 1 1 2 5 . 1 1 5 . 0 0 0 1 1 1 1 1 0 1 5 . 0 0 5 . 0 (2.15) 17 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 同じく要素③、④では 0 0 1 0 1 0 1 0.5 0 0 0 1 0 1 0 1 0 0 K ③ K ④ BT DT B 0.5 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1 1 0 0 1 1 1 1 0 1 0 1 1 1 1 1 0 0 1 0 1 0.5 05 0 1 0 0.5 0.5 1 0 (2.16) 5 . 0 1 1 0 0 1 1 0.5 1.5 2 1 1 2 0.5 1 1.5 1 1 以上は各要素ごとの話であったが、これを全体の剛性マトリックスにまとめる。 つまり、F=Ku の u、F は節点1から6まで全ての項が並ぶ。 よって、K は12×12 の全体の剛性マトリックスとなる。このキングサイズマト リックスに各要素の項を入れ込むのである。 18 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 例えば、要素①の場合 0 1 0.5 f 1 1 g1 0 1 1 1 f 2 1 1 2 1.5 g 2 2 0.5 1 1.5 f 3 0 0 0 0 0 0 0 g 3 F Ku 0 f 4 0 0 0 0 0 0 0 g 4 0 f 5 0 1 1 1 g5 0.5 0 0.5 1 0 0 0 f 6 0 g 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.5 0 1 0 0 1 0.5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 u1 0 v1 0 u 2 0 v 2 0 u 3 0 v 3 0 u 4 0 v 4 0 u 5 0 v 5 0 u 6 0 v 6 先程、要素剛性マトリックスのところで求めたKの要素を要素①を 作っている節点1,2,5が関係するところに配置しなおす。 19 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 もうひとつ例を示すと、要素③の場合 要素剛性マトリックスのところで求めたKの要素を要素③を作ってい る節点2,4,5が関係するところに配置しなおす。 f 1 0 g1 0 f 2 0 g 2 0 f 3 0 g 3 F Ku 0 f 4 0 g 4 0 f 5 0 g5 0 f 6 0 g 6 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0.5 0 1 0 0 1 0.5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0.5 0 0.5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0.5 0 0 1 1 1 0 1 1 2 1.5 0 0.5 1 1.5 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 u1 0 v1 0 u 2 0 v 2 0 u 3 0 v 3 0 u 4 0 v 4 0 u 5 0 v 5 0 u 6 0 v 6 20 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 このように、①、②、③、④に対する要素剛性マトリックスを全て配置して全体の 剛性マトリックスを作る。 K K① K② K③ K④ 求 め る 反 力 よって、固定点や外部からの荷重等を考慮すると 0 1 0.5 0 0 0 0 0 1.5 1 1 0 f 1 2 g1 0 2 1 1 0 0 0 0 1.5 0 0.5 1 0 0 1 1 4 1.5 1 0.5 0 1.5 2 1.5 0 0 u 2 0 0 . 5 1 1 . 5 4 1 1 1 . 5 0 1 . 5 2 0 0 v2 0 0 0 1 1 2 1.5 1 0.5 0 0 0 0 u 3 0 0.5 1 1.5 2 1 1 0 0 0 0 v3 0 0 0 0 0 0 1.5 1 1 2 0 1 0.5 0 0 u 4 1 0 0 1 . 5 0 0 . 5 1 0 2 1 1 0 0 v4 0 0 1.5 2 1.5 0 0 1 1 4 1.5 1 0.5 u 5 0 1.5 0 1.5 2 0 0 0.5 1 1.5 4 1 1 v5 0.5 0 0 0 0 0 0 1 1 2 1.5 0 f 6 1 g 6 1 1 0 0 0 0 0 0 0.5 1 1.5 2 0 荷重 固 定 条 件 この部分を Kp とし、逆行列もとめる と、既知の力から変位が求められる。 21 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 つまり、以下のように表せる。 1.5 1 0.5 0 1.5 2 1.5 u 2 0 4 0 1.5 4 1 1 1.5 0 1.5 2 v 2 0 1 1 2 1.5 1 0.5 0 0 u 3 1 1.5 2 1 1 0 0 v3 0 Kpu 0.5 0 0 1.5 1 1 2 0 1 0.5 u 4 0 0.5 1 0 2 1 1 v4 1 1.5 0 2 1.5 0 0 1 1 4 1.5 u 5 2 0 0 0.5 1 1.5 4 v5 0 1.5 u 2 0.99 0.59 v2 0.59 1.22 u 3 0.96 0.55 v 3 1 Kp F 1.07 1.69 u 4 0.44 0.01 v 4 1.04 1.65 u 5 0.20 0.32 v 5 0.20 0.68 0.96 1.07 0.44 1.04 0.55 1.69 0.01 1.65 2.17 1.95 0.57 1.15 1.96 4.85 0.89 3.74 0.57 0.89 1.67 0.76 1.15 3.74 0.76 3.86 0.21 0.81 0.71 0.81 0.21 1.19 0.29 1.19 逆行列を求めるプログラ ムは在るので 0.20 0.20 0 1.04 0.32 0.68 0 1.65 0.21 0.21 0 1.15 0.81 1.19 0 3.74 0.71 0.29 0 0.76 0.81 1.19 1 3.86 0.76 0.24 0 0.81 0.24 0.76 0 1.19 (2.28) と、変位が求まる。 22 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 以上より、変位が計算されたので、 F Ku 0 1 0.5 0 0 0 0 0 1.5 1 1 0 2 2 0.60 0 2 1 1 0 0 0 0 1.5 0 0.5 1 0 0 1 1 4 1.5 1 0.5 0 1.5 2 1.5 0 0 1.04 0 0 . 5 1 1 . 5 4 1 1 1 . 5 0 1 . 5 2 0 0 1 . 65 0 0 0 1 1 2 1.5 1 0.5 0 0 0 0 1.15 0 0.5 1 1.5 2 1 1 0 0 0 0 3.74 0 0 0 0 0 0 1.5 1 1 2 0 1 0.5 0 0 0.76 0 1.5 0 0.5 1 0 2 1 1 0 0 3.86 1 0 0 0 1.5 2 1.5 0 0 1 1 4 1.5 1 0.5 0.81 0 1.5 0 1.5 2 0 0 0.5 1 1.5 4 1 1 1.19 2 1 0 . 5 0 0 0 0 0 0 1 1 2 1 . 5 0 1.6 1 1 0 0 0 0 0 0 0.5 1 1.5 2 0 (2.29) 以上のように、変位から節点1,6における固定点反力がx、yそれぞれの方向別 に求めることが出来る。 23 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 このように、各接点での反力と、各要素接点での変位が求められたので x、y方向での、要素内の歪、要素内での応力が求められる。 ε Bu σ Dε DBu (1.13) 例えば、要素①での歪と応力は u1 0 v1 0 1 0 1 0 0 0 1.04 x u 2 1.04 ε1 y B① 0 0 0 1 0 1 0.46 v 2 0 1 1 1 1 0 1.65 0.2 xy 0.81 u 5 v 5 1 . 19 0.5 0 1.04 0.81 x 1 σ1 y Dε1 0.5 1 0 0.46 0.06 0 0.2 xy 0 1 0.2 (2.30) (2.31) 以上のように、要素内での歪と応力がx、y方向に対して求めることが出来る。 この応力を使い主応力やミーゼス応力を計算し、材料が応力に耐えうるかどうか の検証が可能となる。本件は別に検討する。 24 長岡モノづくりアカデミー 3D-CAD/CAE コース ’15.9 25
© Copyright 2024 ExpyDoc