レビー小体型認知症

「介護事業所職員に対する講習会」
①認知症
(一社)島根県薬剤師会
認知症の人の将来推計について
長期の縦断的な認知症の有病率調査を行っている久山町研究のデータから、
新たに推計した認知症の有病率(2025年)。
各年齢層の認知症有病率が、2012年以降一定と仮定した場合:19%。
各年齢層の認知症有病率が、2012年以降も糖尿病有病率の増加により上昇すると
仮定した場合:20.6%。
※久山町研究からモデルを作成すると、年齢、性別、生活習慣病(糖尿病)の有病率が認知症の有病率に
影響することがわかった。本推計では2060年までに糖尿病有病率が20%増加すると仮定した。
本推計の結果を、平成25年筑波大学発表の研究報告による2012年における
認知症の有病者数462万人にあてはめた場合、2025年の認知症の有病者数
は約700万人となる。
「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」
(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値
年
各年齢の認知症有病率が
一定の場合の将来推計
人数/(率)
各年齢の認知症有病率が
上昇する場合の将来推計
人数/(率)
P-ART-PM20150130-orangePlan#2
平成24年
(2012)
462万人
15.0%
平成27年
(2015)
平成32年 平成37年
(2020) (2025)
平成42年
(2030)
平成52年 平成62年 平成72年
(2040) (2050) (2060)
517万人
15.7%
602万人
17.2%
675万人
19.0%
744万人
20.8%
802万人
21.4%
525万人
16.0%
631万人
18.0%
730万人
20.6%
830万人
23.2%
953万人 1016万人 1154万人
25.4%
27.8%
34.3%
797万人
21.8%
850万人
25.3%
認知症は何かの病気によって起こる症状や状態の総称です。
老化によるもの忘れと認知症はちがいます。
誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の
老化によるものです。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の
神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断
する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。
老化によるもの忘れと認知症のちが
い
老化によるもの忘れ
認知症
原因
脳の生理的な老化
脳の神経細胞の変性や脱落
もの忘れ
体験したことの一部分を忘れる
(ヒントがあれば思い出す)
体験したことをまるごと忘れる
(ヒントがあっても思い出せな
い)
症状の進行
あまり進行しない
だんだん進行する
判断力
低下しない
低下する
自覚
忘れっぽいことを自覚している
忘れたことの自覚がない
日常生活
支障はない
支障をきたす
P-ART1554AKA#3
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
http://www.watanabe-cli.net 参照
認知症のほとんどを占める、三大認知症
その他
認知症のうち、およそ半数はアルツハイマー型認知症です。
次に多いのがレビー小体型認知症、そして血管性認知症と
続きます。これらは「三大認知症」といわれ、全体の約85%を
アルツハイマー型 占めています。残りの15%の認知症の中には、下で説明して
いる治るタイプの認知症などがあります。
50%
15%
血管性
15%
レビー小体型
20%
出典:レビー小体型認知症家族を支える会ホームページ
認知症は治らない? いいえ、治るタイプもあり
ます。
認知症の症状があっても、もとの病気を治療すると治ることもあります。こうした病気を早く見つけて早く
治療を始めるためにも、認知症かな?と思ったら、早めに専門医を受診することが大切です。
◎治るタイプの認知症
のう せき ずい えき
せいじょうあつすいとうしょ
う
・・・・・脳脊髄液が脳室に過剰にたまり、脳を圧迫します。
正常圧水頭症
まん せい こう まく か けっ
しゅ
・・・頭をぶつけたりしたときに頭蓋骨と脳の間に血の固まりができ、それが脳を圧
慢性硬膜下血腫 迫します。
その他、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、栄養障害、薬物やアルコールに関連するものなど
P-ART1554AKA#5
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症とは
もの忘れから気付くことが多く、今まで日常生活でできたことが少しずつできなくなっていきます。
新しいことが記憶できない、思い出せない、時間や場所がわからなくなるなどが特徴的です。また、
物盗られ妄想や徘徊などの症状が出ることがあります。
原因
ベータたんぱくやタウたんぱくという異常なたんぱく質が脳にたまって神経細胞が死んでしまい 、
い しゅく
かい ば
脳が萎縮して(縮んで)しまいます。記憶を担っている海馬という部分から萎縮が始まり、だんだんと
脳全体に広がります。
脳の様子
健康な人
アルツハイマー型認知症の人
海馬
海馬のあたりを中心に、脳全体の萎縮がみられる。
P-ART1554AKA#6
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
加齢による“もの忘れ”、アルツハイマー型認知症の“もの忘れ”
加齢による“もの忘れ”
アルツハイマー型
認知症の“もの忘れ”
体験全体を忘れる
体験の一部分を忘れる
新しい出来事を
記憶できない
ヒントを与えられると
思い出せる
ヒントを与えられても
思い出せない
時間や場所などは
正しく認識
時間や場所などの
認識が混乱
日常生活に支障はない
P-ART1186EKA#3
日常生活に支障がある
加齢による“もの忘れ”、アルツハイマー型認知症の“もの忘れ”
記憶の流れは、毎日のさまざまな出来事で構成されています
加齢による“もの忘れ”と
出来事の流れ
記憶の流れ
加齢によるもの忘れ
(出来事の一部)
アルツハイマー型認知症の“もの忘れ”と
出来事の流れ
記憶の流れ
出来事全体が
抜け落ちます
アルツハイマー型認知症の
もの忘れ
P-ART1186EKA#4
アルツハイマー型認知症の経過
アルツハイマー型認知症は、症状が徐々にすすんでいくのが特徴です。
加齢によるもの忘れ
症
状
の
重
症
度
軽 度
料理や買い物が
できないこと
中等度 があります。
年月日がわからなくなる
こ と があり ますが 、日常
の会話は困りません。
家の中でトイレなどの
場所がわからなくなる
ことがあります。
季節に合った服を自分で
選べないことがあります。
時間の流れ
P-ART1186EKA#6
高 度
レビー小体型認知症
レビー小体型認知症とは
実際にはいない人が見える「幻視」、眠っている間に怒鳴ったり、奇声をあげたりする異常言動などの
症状が目立ちます。また、手足が震える、小刻みに歩くなどパーキンソン症状がみられることも
あります。頭がはっきりしたり、ボーとしたり、日によって変動することも特徴的です。
原因
かたまり
脳の神経細胞の中に「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質の塊がみられます。このレビー小体
が大脳に広くに現れると、その結果、認知症になります。
脳の様子
はっきりとした脳の萎縮はみられないことが多い。
P-ART1554AKA#10
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
 レビー小体型認知症とは?
三大認知症の1つといわれています。
その他
レ ビ ー 小 体 型 認 知 症 は 、 英 語 で 「 dementia with Lewy
15%
bodies」といい、略してDLBと呼ばれます。アルツハイマー型
認知症に次いで2番目に多いという報告があります。アルツハ
脳血管性
イ マ ー 型 認 知 症 、 脳 血 管 性
アルツハイマー型
15%
認知症とともに「三大認知症」といわれています。原因ははっ
50%
き
り
と
出典:レビー小体型認知症家族を
わかっていませんが、誰にでも起こる病気です。
レビー小体型
支える会ホームページ
http://www.dlbf.jp/
(2014年8月8日現在)
脳の中に「レビー小体」という物質が現
れ、
その結果、認知症になります。
レビー小体型認知症では、脳の神経細胞の中に「レビー小
20%
大脳の神経細胞の中に現れたレビー小
体
体」と呼ばれる物質がたくさん見られます。このレビー小体
が
大
脳
に
広く現れると、その結果、認知症になります。最近、レビー
小体はαシヌクレインというタンパク質でできていることが
わ
か
り
、
病気の解明に向けて研究が進んでいます。
レビー小体
P-ART1548AKA#11
監修:小阪憲司 横浜市立大学 名誉教授
池田 学 熊本大学大学院生命科学研究部 神経精神医学分野
レビー小体型認知症
レビー小体型認知症とは
レビー小体型認知症の症状の進み方
認
知
機
能
(
注
意
や
集
中
)
老化によるもの忘れ
調子がよい時と悪い時
を
繰り返しながら進行
時間の流れ
時間帯や日によって認知機能に変動があります。しかし、次第に認知機能は低下します。
P-ART1554AKA#12
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
レビー小体型認知症
主な症状
認知機能障害
注意力がなくなる、ものがゆがんで見えるなどの症状が現れます。
レビー小体型認知症では、最初は記憶障害が目立たない場合もあります。
認知機能の変動
時間帯や日によって、頭がはっきりしていて物事をよく理解したり判断し
たりできる状態と、ボーとして極端に理解する力や判断する力が低下して
いる状態が入れ替わり起こります。
BPSD(行動・心理症状)
げん し
幻視
実際には見えないものが本人にはありありと見える症状です。見えるものの
多くは小動物や人で「ねずみが壁を這い回っている」「知らない人が部屋に
座っている」などと、具体的です。また、人形を女の子と見間違ったり、丸めてある洋服
さく し
を動物と見間違うなどの「錯視」もよくみられます。
睡眠時の異常言動
眠っている間に大声で叫んだり、怒鳴ったり、奇声をあげたり、暴れたりするこ
とがあります。レム睡眠中に起こしやすいことから、レム睡眠行動障害といい
ます。
※レム睡眠は、身体は寝ているが脳は活動している状態なので、夢を見ていることが多くあります。
監修: 横浜市立大学 名誉教授 小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
P-ART1554AKA#13
レビー小体型認知症
主な症状
BPSD(行動・心理症状)
抑うつ症状
気分が沈み、悲しくなり、意欲が低下する症状です。抑うつ症状は、レビー小体型認知症の人
の約5割にみられるともいわれます。
身体面の症状
パーキンソン症状
動作が遅くなったり、無表情、筋肉のこわばり、前か
がみで小刻みで歩く、倒れやすいなどの症状が現れ
ます。
自律神経症状
血圧や体温、内臓の働きを調整する自律神経がうまく働かず、
身体的にさまざまな不調をきたします。立ちくらみ、便秘、異常な発汗・寝汗、
頻尿、だるさなどがあります。場合によっては、めまいを起こして倒れたり、
気を失う危険もあります。
P-ART1554AKA#14
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
レビー小体型認知症
わかりにくい「レビー小体型認知
症」
レビー小体型認知症は、患者さんによって症状の現れ方が異なります。また、
時間帯や日によって症状が変動するので、正しく診断しにくい病気です。
そのため、初めにパーキンソン症状が現れて 「パーキンソン病 」と診断
された後に、記憶障害が出てきてレビー小体型認知症とわかったり、逆に
もの忘れでアルツハイマー型認知症だと思われた後にパーキンソン症状が
現れてレビー小体型認知症と診断されるケースもあります 。その他にも
高齢者の場合には、うつ病と診断された後、徐々にレビー小体型認知症の
症状が現れることがあります。
P-ART1554AKA#15
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
レビー小体型認知症
ご家族の対応のポイン
ト
◎転倒に注意しましょう
パーキンソン症状で筋肉や関節がこわばり、歩行が小刻みになるため、
つまずいたり、転びやすくなります。また、立ち上がった際にふらつきや、
めまいを起こして倒れたり、気を失ったりすることがあります。
ポイン
ト
 イスからの立ち上がりや階段では手すりを使う。
 つまずきやすいものは片付け、家の中を整える。
◎食べ物が飲み込みにくくなります
症状が進行すると飲み込む機能が衰えて、唾液や食べ物が気管に
ご えん
入ってしまうことがあります(誤嚥)。むせて吐き出せるとよいのですが、
吐き出せないと肺炎を起こしやすくなります。
ポイン
ト
 食事の時は前かがみの姿勢をとり、家族が見守る。
 細かく刻む、トロミをつけるなど、調理を工夫。
P-ART1554AKA#16
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
血管性認知症
血管性認知症とは
脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症です。脳の場所や障害の程度によって、症状が異なり
ます。そのため、できることとできないことが比較的はっきりとわかれていることが多いです。手足の
麻痺などの神経症状が起きることもあります。
原因
脳の血管が詰まる「脳梗塞」や血管が破れる「脳出血」など脳血管に障害が起きると、その周りの
神経細胞がダメージを受けます。脳の画像を見ると、障害の跡がわかります。
脳の様子
脳梗塞や脳出血がみられる。
P-ART1554AKA#17
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
血管性認知症
血管性認知症とは
血管性認知症の症状の進み方
認
知
症
の
症
状
老化によるもの忘れ
階段状の進行
時間の流れ
脳出血や脳梗塞の後、急激に発症し、その後も脳出血や脳梗塞にともない症状が階段状に進行
していきます。
P-ART1554AKA#18
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
血管性認知症
主な症状
認知機能障害
障害される能力と残っている能力があります (まだら認知症)。判断力や記憶は
比較的保たれています。「せん妄」が起きて突然認知機能が悪化することがあります。
BPSD(行動・心理症
意欲や自発性がなくなったり落ち込んだりすることがあります。感情の
状)
起伏が激しくなり、些細なきっかけで泣いたり興奮することがあります。
身体面の症状
脳血管障害によって、手足に麻痺や感覚の障害など神経症状が
現れることがあります。ダメージを受けた場所によっては言語障害
などが出る場合もあります。
ご家族の対応のポイント
◎規則正しい生活習慣を
意欲がなくなって、日中の活動が少なくなると、不眠や昼夜逆転の原因になります。
今までの規則正しい生活習慣をできるだけ崩さないように、日課表などを作って
無理のないものから徐々に活動を増やしていきましょう。
ポイン
ト
P-ART1554AKA#19
 本人が無理しなくても楽しめることから始める。
 いろいろな誘い方をしたり、誘う人を替えてみる。
 介護保険のデイケアサービスなどを利用する。
 リハビリテーションが大切。
監修: 横浜市立大学 名誉教授
小阪憲司 , 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
早わかり三大認知症
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症それぞれの特徴を一覧表で比較しました。
「認知症かしら?」と思った時の参考にしてください。
三大認知症のそれぞれの特徴
アルツハイマー型認知症
脳の変化
レビー小体という特殊なもの
老人斑や神経原線維変化が、
が
海馬を中心に脳の広範に出現する。できることで、神経細胞が死
脳の神経細胞が死滅していく
滅
してしまう
画像でわかる 海馬を中心に脳の萎縮が
脳の変化
みられる
男女比
初期の症状
特徴的な
症状
経過
P-ART1554AKA#20
レビー小体型認知症
血管性認知症
脳梗塞、脳出血などが原因で、
脳の血液循環が悪くなり、
脳の一部が壊死してしまう
はっきりした脳の萎縮は
みられないことが多い
脳が壊死したところが
確認できる
女性に多い
男性がやや多い
男性に多い
もの忘れ
幻視、妄想、うつ状態、
パーキンソン症状
もの忘れ
認知機能障害
(もの忘れ等)
もの盗られ妄想
徘徊
とりつくろい など
認知機能障害(注意力・視覚
等)
認知の変動、幻視・妄想
うつ状態、パーキンソン症状
睡眠時の異常言動
自律神経症状 など
認知機能障害
(まだら認知症)
手足のしびれ・麻痺
感情のコントロールが
うまくいかない など
調子の良い時と悪い時を
原因となる疾患によって異なる
記憶障害からはじまり
くりかえしながら進行する。
が、比較的急に発症し、段階的
広範な障害へ徐々に進行する
に 人間総合科学研究科 教授 水上勝義
ときに急速に進行することも
監修: 横浜市立大学
名誉教授 小阪憲司 , 筑波大学大学院
アルツハイマー病の
薬物療法
P-ART7050IKE#22
認知症の症状と薬物療法
症 状
知的機能低下
中核症状
記銘力、記憶力の著明な障害/
見当識障害/計算力障害など
薬物療法
アセチルコリン
エステラーゼ阻害剤
NMDA受容体拮抗剤
過活動性症状
周辺症状
夜間せん妄/幻覚・妄想/
不安・焦燥/徘徊・多動
低活動性症状
意欲低下/自発性低下/
抑うつ
P-ART7050IKE#23
抑制的薬剤
調整的薬剤
賦活的薬剤
調整的薬剤
紺野衆ほか : 脳循環代謝改善薬,医薬ジャーナル, 33(11), 2741-2746, 1997より一部改変
認知症臨床研究・治験ネットワークより
商品名:アリセプト、レミニール、リバスタッチ
MEDICINAL 2012/5 Vol.2 No.5
商品名:メマリー
アルツハイマー型認知治療薬のアルゴリズム
11. アルツハイマー病の薬物療法
抗精神病薬などとの使い分け
薬物療法
アルツハイマー
病治療薬
アルツハイマー病の症状
中核症状
(
ド 阻エア
リ ガネ 害 ス セ
バ ラペ 剤 テ チ
ス ンジ ラ ル
チ タル ー コ
グ ミ、 ゼ リ
ミン
ン
ン、
)
抗精神病薬
(
メ拮N
マ抗M
チ剤D
ン A
) 受
容
体
(
ハブ
ロチ
ペロ
リフ
ドェ
ーノ
ルン
)系
(
クフ
ロェ
ノ
ルチ
プア
ロ
マジ
ジン
ン系
)
抗うつ薬
ク(
S
D
エリ
チスA
アペ
*1
ピリ
ド
ンン
)、
(
スベ
ルン
ピザ
リミ
ドド
)系
(S
S
フ パセ
R
ル ロル
I
ボ キト
ラ
キ セリ
サ チ ン*2
ミ ン、
ン、
)
(
ミS
ルN
ナR
シI
プ*3
ラ
ン
)
知的機能低下
過活動性症状
夜間せん妄
幻覚 ・ 妄想
不安 ・ 焦燥
周辺症状
徘徊 ・ 多動
低活動性症状
意欲低下
自発性低下
抑うつ
*1 SDA :非定型抗精神病薬(セロトニン・ドーパミン括抗薬)
*2 SSRl :選択的セロトニン再取り込み阻害薬
*3 SNRl :セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
P-ART7050IKE#30
注1)成人常用量よりも少量で開始し、経過を観察する
注2)ドネペジル以外の薬剤は、レセプト上、症状に合わせた病名
追加が必要となる
監修 : 順天堂大学医学部精神医学講座 教授 新井平伊
以上で終了です!
ご清聴、ありがとうございました。