回路解析シミュレータを活用するメリット 参考事例:同期整流電源回路 2013年2月22日 株式会社ビー・テクノロジー http://www.beetech.info 堀米 毅 [email protected] ①回路実験では観察しにくい電流波形が 簡単に見える ②損失計算も1クリック ③ノイズ現象も見れる ①回路実験では観察しにくい電流波形が簡単に見える 回路実験で電流波形を観察するためには、電流プローブが必要である。 回路実験の対象基板が面実装で構成されており、電流プローブがほとんど、 つかめない。 大電流を観察する電流プローブは高価であり、保有するのが大変である。 小電流(uA)を観察したいが、電流プローブが対応していない。 電流波形を観察するのは大変なこと ①回路実験では観察しにくい電流波形が簡単に見える コイルの電流波形も1クリック表示 部品の上で電流プローブを表示させてクリックするだけ ①回路実験では観察しにくい電流波形が簡単に見える コイルの電流波形も簡単表示 シミュレーション結果より、コイルに8[A]も流れることが判明。コイルには、 直流重畳特性があり、8[A]でもインダクタンス値が変わらないコイルを 選定したい。 ②損失計算も1クリック ハイサイドのPower MOSFET(Q1)とローサイドのPower MOSFET(Q2)の損失計算 も部品上で「Altキー」を押しながら、クリックで損失波形を簡単表示 ③ノイズ現象も見れる ハイサイドのPower MOSFET(Q1)のドレイン電流の波形を観察すると、ノイズ現象 が見られる 回路解析シミュレーションの活用で、 設計品質を向上させる 安全設計を行う 回路動作を理論的に把握する 回路解析シミュレータは回路設計を効率良く 行うための「道具」です。関数電卓よりは賢い。
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