「日本の工業組織は、小規模なり。労働の分業は発達せず。機械の応用

❍「日本の工業組織は、小規模なり。労働の分業は発達せず。機械の応用は十分普及せず。工業上の
訓練は不十分なり。‥‥此の如き状況なるを以て急激なる労働時間の減少は俄に生産を減じ、
従って生産の供給を激減して恐るべき不安状態を惹起すべし」(政府代表岡実)
❍「日本に置ける労働時間は、欧米工業よりも2~3時間長し。日本主要工業たる繊維工業の労働時間
は11時間乃至13時間にして‥故に法律に頼りて2~3時間以上の時間短縮を行うことは不可能なり」
(第1回国際労働会議報告書)
CGTの批判-「日本がILO常任理事国の地位を認められた8重要工業国の一つであり、8時間労働制を受け
入れる条件がある」
日本政府の立場
条約を批准するか否かは各加盟国の完全な自
由に属し‥批准しなかった場合には条約はなん
らの拘束力を持たない‥(ILO勧告・条約集)
「条約の批准を議案として国会に提
出する義務」がある。
日本は2つの例外-①経済水準・生
産力、②連邦制国家に該当しない。
フィラデルフィア宣言
「国際労働機関の目的に関する宣言」
ロシア革命と高まる国際労働運動
総会は、この機関の基礎となっている根本原則、得
に次のことを再確認する。
1917年ロシア革命-「昼夜8時間及び1週48時
間労働」を宣言。
a 労働は商品ではない。
b 表現及び結社の自由は、不断の進歩のために欠
くことができない。
ファシズム同盟国がILOを脱退
c 一部の貧困は、全体の繁栄にとって危険である。
d 欠乏に対する戦いは、各国内における不屈の勇
気をもって、且つ、労働者及び使用者の代表者が、
政府の代表者と同等の地位において、一般の福祉を
増進するために自由な討議及び民主的な決定ととも
に参加する協調的な国際的努力によって、遂行する
ことができる。
1938年ILO協力終始通告、40年脱退(1951年
再加盟)
1935年ドイツが脱退
1939年イタリア脱退
人間カンバン方式
長期蓄積能力活用型グ
ループ
高度専門能力活用型
グループ
雇用柔軟型グループ
雇用形態
期間の定めのない雇用
契約
有期雇用契約
有期雇用契約
対象
管理職、総合職、技能
部門の基幹職
専門部門(企画、営業、 一般職
研究開発等)
技能、販売部門
賃金
月給制か年俸制
職能給、昇進制度
年俸制、業績給
昇給なし
時間給制、職務給
昇給なし
賞与
定率+業績、スライド
成果配分
定率
退職金
ポイント制
なし
なし
昇進・昇格
役員昇進、職能資格、
昇給
業績評価
上位職務への転換
福祉施設
生涯総合施策
生活援護施設
生活援護施設