創出した価値を全て手に入れられない事が多い

第三章要約
りんご
価値と競争優位性
企業:創出した価値を全て手に入れられない事が多い
企業・社員・顧客
→常に価値を創造し獲得するために、「特徴」が必要
=競争優位性
企業のコンテクストから成る
資産、組織、業界、
市場以外の環境
競争優位性への二大ルート
ポジション
…競争環境に置ける
組織能力
…特定の機能を競合他社より
優れて行う
有利な立ち位置
競争優位性
企業の内外両方の要素に
起因する。
ポジション
魅力ある
産業構造
ポジション優位
業界内の
多様性
ネットワーク
★事例★
ブランド名/顧客との関係/政府の保護や支援/ステータス
流通チャネル/地理的立地/
顧客ベースを確保し事実上の標準となる
製品や情報の流れのゲートキーパー
ポジション②
ポジション優位がもつ特質
①先行優位性
②ポジション優位は競合との
比較によってのみ成立
→ネットワーク内の競合他社・買い手・売り手
組織能力=個人の能力と同じで多様
①特定のプロセスに関する具体的ノウハウ
→市場が無くなると価値を喪失
②広い意味での能力
→市場の変化に柔軟に対応、新しい機会
ライバルより優れた活動行い、競争手腕を見せる
→組織能力は企業の独自能力となる
組織能力を調べたい
→客観的に成功要因から
独自能力を調べる
持続的競争優位性
競争優位性→→→→→持続的競争優位性
競合の攻勢に打ち勝つ
持続させるためには?
①競争優位性の要因を
他社にわかりにくく模倣しにくいものにする
②他社に追いつかれる前に
学習によって組織能力を改善し、さらに先行する
持続的競争優位性
他社が能力を分析しても模倣できない状況
①組織能力基盤の優位性の複雑さ
=個々の要素の「組み合わせ」
②組織能力基盤の優位性の暗黙知的特性
=暗黙知をもつ人が行動を論理的に説明せず
ポジションと組織能力の関係
ポジションと組織能力=相互に関連して競争優位性に
競争優位性の基盤がどちらなのかを
見極め理解する必要
機会の捉え方が決まる
(C.K.プラハード/ゲイリーハメル)
①ポジションの優位性から
→×既存製品ラインとの関連で新しい機会を考えがち
②組織能力から
→◎戦略を考えるのに有効
× (1)能力の過大解釈
(2)現在のポジション優位性のほうが
価値あるように思える
ポジション、組織能力、
「資源をベースとして企業を考えるという見方」
1990年代
資源ベースで企業を評価するエディスペンローズの考えを復活
(ジェイ・バーニー、シンシア・モンゴメリ)
資源がポジション優位や優位となる組織能力を創出
→競争優位性となる
〈重要な点〉
①業績が所有する希少資産からのレントなのか見極める
②外部環境を軽視しない
コストー品質のフロンティアと競争優位性
価値=顧客の品質評価ー製品コスト
潜在顧客が
品質を認識しなければ
競争優位性を持たない
消
費
者
が
認
識
す
る
品
質
可能なフロンティア
低コスト
ご清聴ありがとうございました