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研究会の取り決め
MA-1
研究会について
• 研究会は,研究室の中での最も重要な活動の一つです.
• 発表する立場では,如何に分かりやすく自身の研究内容を
説明し,質問に的確に応答できるように回を重ねて訓練する
機会です.
• 聞く立場では,限られた時間の中で他の人の研究内容のポ
イントを理解し,生じた疑問点を明らかにするために的確な
質問ができるように回を重ねて訓練する機会です.
• 研究会の議論によって,研究に新たなアイデアや方向性が
見いだせることもあり,それが研究室メンバー全員で研究会
を行う意義でもあります.
• 学会等での研究者同士での討論の場は,いわばIntellectual
Battle Field(知的な戦いの場)です.研究会はそのための練
習場と捉えてください.
出欠について
1.
研究会は特別な理由がない限り出席すること.
– 欠席の場合は,その理由とともに事前に指導教員に連絡することとする.
2.
研究会を欠席した者は,半期ごとに,その理由と事前の連絡の有無
(有の場合はその日時)をまとめて指導教員に提出すること.
–
*月*日( ) ***のため欠席(*月*日に事前連絡済み)
–
*月*日( ) ***のため欠席(事前連絡しませんでした)
– 理由が正当かどうかは,教員が判断する.ただし,教員の都合で日程が急に
変わった日の研究会については,その事情も配慮する.なお,欠席がない場
合は何も提出する必要はない.
3.
指導教員は,2の結果を修士の「特定研究1」「特定研究2」の成績評価,
学部の「卒業研究」成績評価に反映する.
– 「特定研究」,「卒業研究」の単位が認められなければ,修了,卒業できない.
司会について
1.
発表者ごとに1名の司会者を置く.なお,司会者は,研究会の日程表で
あらかじめ指定する.
– 司会者は基本的にM以上とし,発表者と同級生もしくは上級生とする.
– 例えば,M2の発表の場合は,司会者はM2か,もしくはD,Dの発表の場合はDもしく
はポスドク.
2.
司会者は,発表の進行(適当なところで区切る),質問の受付,質問が
なければ指名,もしくは自ら質問する.
– 司会者は,当日の質問者や質問状況を把握するように心掛ける.
– 司会者は,質問した学生をチェックし,未だ質問していない学生に質問を促す.
3.
司会者は,発表の最後に所感(発表に対するコメントや今後注力すべ
きと思った点)を述べる.
4.
【注意】 司会者が都合で研究会に出られなくなった場合は,あらかじめ
代理人を頼んで了承を得た上で,教員に申し出ること.
司会者による所感
• 司会者は,発表後の所感において以下の項目を述べ
る(よう努力する).
– 発表された内容の概要
– 発表された内容において,良いと思われたところ.(何か
良いところはあったはず)
– 発表された内容において,改善すべき点,今後の課題と
思われたところ.(必ず問題点,課題点はあるはず)
– 発表の方法,作成した資料についてのコメント(同じく良い
点と改善点)
• 【注意】
– 内輪の人に対して批判することに消極的にならないように.
– 良いものは良いと認める感受性・公正さと,常に批判的な
目でとらえられる力を身につけて欲しい.
発表の方法
1. 最初の5分程度でダイジェスト版を説明
– 研究背景(なぜこの研究をしているのか?)
– 今回の結果の概要(今回得られた結果は何か?)
– スライドの枚数は問わないが,およそ3枚程度で.
2. 発表者は,このダイジェストで質問がでるように,簡潔か
つ分かりやすくまとめるよう努力する
3. 聴衆は,このダイジェストの後でなるべく質問するように
努力する
– どれだけ質問が出たかが,評価の基準
4. 研究会の時間の目安
– 一人1時間が目安.ただし長引く場合も,早く終わる場合もある.
– 3人発表する日は,全体で4時間以内で終わるように努力する.
質問について
1. ドクター以上(ドクター,教員)は,発表毎に
必ず質問する.
2. Mは,研究会ごとに最低1回は質問する.
3. Bは,後期からはMと同じ.
4. 司会者は,誰が質問したかをチェックする.
5. 後ろの席だと,前での受け答えが聞き取りに
くいので,質問者は大きな声で質問するか,
発表者が質問を繰り返す.
禁止事項
1. 無断欠席禁止
2. 内職禁止
– (発表者以外)ノートPC,タブレット等の持ち込み
は禁止(教員も同様).