分散分析マスターへの道

分散分析マスターへの道
分散分析とは?
3つ以上の平均値を比較するための統計的方法
2つの平均値は、t検定を用いて比較
もっと詳しく!!
独立変数の値によって、従属変数の平均がどのように異なる
のかを分析し、要因が従属変数に及ぼす効果を検定する方法
一応、確認のため、、、
独立変数:測定値に影響を与えると考えられる要因
従属変数:測定される測定値
要因・水準とは?
要因:質的な独立変数
ex) 学年
水準:質的な独立変数の値 ex) 1年・2年・3年・4年
学年
1年
2年
3年
4年
性別が要因の場合、水準は何でしょうか?
男性・女性
対応あり・なしとは?
対応あり=被験者内 ex) 1回目と2回目の比較
対応なし=被験者間 ex) 男性と女性での比較
1回目
2回目
男性
女性
分散分析をRでどうやるのか!!
対応なしの1要因の分散分析
summary(aov(分散分析の対象となる変数~群分けのための変数))
対応ありの1要因の分散分析
summary(aov(分散分析の対象となる変数~群分けのための変数+個人差))
分散分析の対象となる変数=従属変数
群分けのための変数=要因
個人差=被験者ごとにデータを分類するための変数
対応なしの2要因の分散分析
summary(aov(従属変数~要因1*要因2))
「要因1*要因2」は、要因1の主効果・要因2の主効果・要因1
と要因2を組み合わせた交互作用効果を全て含めるという意味
対応ありの2要因の分散分析
summary(aov(従属変数~要因1*要因2
+Error(個人差+個人差:要因1+個人差:要因2+個人差:要因1:要因2)))
4つの要素に分ける!
個人差
個人差の要因の主効果
個人差:要因1
要因1の主効果
個人差:要因2
要因2の主効果
個人差:要因1:要因2
要因1と要因2の主効果
主効果と交互作用って何だっけ??
主効果
それぞれの要因が単独で従属変数に影響を及ぼす効果
交互作用
2つの要因の間に相互に影響しあう関係
それぞれでの要因単独のみでは説明できない効果
1要因のみ対応ありの分散分析
(要因1が対応ありで、要因2は対応なし)
summary(aov(従属変数~要因1*要因2
+Error(個人差:要因1+個人差:要因1:要因2)))
対応づけるための変数(個人差)の作り方
HumanID<-factor(rep(1:5,3))
HumanID
[1] 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5
Levels: 1 2 3 4 5
factor関数
要因型ベクトルに変換する
rep関数 指定した値を繰り返し回数分だけ繰り返したデータを作る
rep(値,繰り返し回数)
rep関数 参考
rep(1,5)
[1] 1 1 1 1 1
rep(1:3,5) 1から3を5回繰り返す
[1] 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3
rep(c(rep(1,2),rep(2,2)),5) 1を2回、2を2回繰り返すのを5回
[1] 1 1 2 2 1 1 2 2 1 1 2 2 1 1 2 2 1 1 2 2
rep(c(rep(1),rep(2)),5) 1と2を交互に5回繰り返す
[1] 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2