インターネットの利用状況 791 インターネットとは?? • インターネット (Internet) とはインター ネットプロトコル(Internet Protocol)技術 を利用して相互接続されたコンピュータ ネットワークを指す語である。漢字で「国 際電網」または単に「電網」と訳す場合 がある。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 1.インターネットについての意識 • 携帯電話・PHSやパソコンでインターネットを「利用している」(2,258人)と 回答した人に,インターネットについての意識を尋ねたところ,「インター ネットでは知りたい情報だけ知ることができればよい」(58.4%)が最も多 く,次いで「インターネットを通じて見知らぬ人と知りあいになりたいと思わ ない」(19.8%)などとなっている。(図表II-1-5-1) 図表II-1-5-1 インターネットについての意識 (性/学職別) • 性/学職別でみると,「インターネットを通じて自分 のことを発信したい」は女性の大学・大学院 (10.1%)で,他の学職層に比べて高くなっている。 また,「インターネットを通じてだけのつきあいでも友 人といえる」は男性の大学・大学院(10.5%)で,他 の学職層に比べて高いが,その一方で,「インター ネットを通じて見知らぬ人と知りあいになりたいと思 わない」でも,男性の大学・大学院(31.4%)は,女 性の大学・大学院(32.6%),常勤の勤め人 (25.7%)と非常勤,パート,アルバイト(26.9%)とと もに高くなっている。(図表II-1-5-2) 男性(図表II-1-5-2) 女性(図表II-1-5-2) 2.インターネットを使うときに 気をつけていること • 携帯電話・PHSやパソコンでインターネットを「利用している」(2,258人)と 回答した人に,インターネットを使うときに気をつけていることを尋ねたと ころ,「あやしげなリンクをクリックしない」(64.5%)が最も多く,次いで「む やみにダウンロードしない」(52.1%)などとなっている。このほか,「コン ピュータウィルスに注意している」(39.3%),「インターネットの情報につ いては,すべて正しいと思いこまないようにしている」(37.8%),「暴力的 な内容,性的な内容,反社会的な内容を含むサイトにはなるべくアクセス しない」(35.8%)などと続く。 図表II-1-5-3 • 学校段階別でみると,小学校,中学校,高等学校のいずれも 「あやしげなリンクをクリックしない」(小学校:53.9%,中学 校:64.0%,高等学校:66.8%)が最も多く,次いで,「むやみ にダウンロードしない」(小学校:52.1%,中学校:51.9%,高 等学校:50.0%),「暴力的な内容,性的な内容,反社会的な 内容を含むサイトにはなるべくアクセスしない」(小学校: 30.0%,中学校:43.4%,高等学校:40.7%)などとなっている。 図表II-1-5-5 3.Ⅰ匿名掲示板 図表II-1-5-6 匿名掲示板の認知度 アクセス頻度は,「アクセスしな 図表II-1-5-7 い」(70.1%)が約7割で最も多い。 それ以外では,「月に1回程度」 (12.8%)が1割を超える。 携帯電話・PHSやパソコンでインターネッ トを「利用している」(2,258人)と回答した 人に,匿名掲示板の認知,アクセス頻度, 利用する理由を尋ねた。 匿名掲示板を「知っている」(63.8%)は 6割台半ばとなっている。 匿名掲示板へのアクセス頻度 図表II-1-5-8 匿名掲示板を利用する理由 アクセスする(424人)と回答した人 の利用する理由は,「ふつうでは聞 くことができないような情報を得る ことができる」(61.1%)と「時間つ ぶしに適している」(61.1%)が同率 で並び多くなっている。 4.ブログ 図表II-1-5-12 ブログの認知度 アクセス頻度は,「アクセスしな い」(51.5%)が約5割で最も多い。 それ以外では,「1日1回以上」 (18.5%)が多い。 携帯電話・PHSやパソコンでイン ターネットを「利用している」 (2,258人)と回答した人に,ブロ グの認知,アクセス頻度,利用 する理由を尋ねた。 ブログを「知っている」 (78.6%)は約8割となっている。 図表II-1-5-13 ブログへのアクセス頻度 図表II-1-5-14 ブログを利用する理由 アクセスする(855人)と 回答した人の利用する 理由は,「時間つぶしに 適している」(52.2%)が 最も多く,次いで「自分の ことを書き込んだり,他 人の書き込みを読んだり することができる」 (42.9%),「ふつうでは 聞くことができないような 情報を得ることができる」 (33.8%)などとなってい る。( 5.SNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス) 図表II-1-5-18 SNSの認知度 SNSを「知らない」(54.0%)が5割 台半ばであり,「知っている」 (43.7%)を上回る。 アクセス頻度は,「アクセスしない」 (66.5%)が6割台半ばで最も多い。 それ以外では,「1日1回以上」 (17.7%)が多い。 表II-1-5-19 SNSへのアクセス頻度 図表II-1-5-20 SNSを利用する理由 利用する理由は,「自分のこと を書き込んだり,他人の書き込 みを読んだりすることができる」 (60.4%)が最も多く,次いで 「時間つぶしに適している」 (54.3%),「知りあいどうしのコ ミュニケーションなので安心で きる」(39.0%)などとなっている。 6.オンラインゲーム 図表II-1-5-24 オンラインゲームの認知度 オンラインゲームを「知っている」 (73.0%)は7割台半ばとなっている 図表II-1-5-25 オンラインゲームの利用頻度 アクセス頻度は,「アクセスしない」 (80.6%)が約8割で最も多い 図表II-1-5-26 オンラインゲームを利用する理由 アクセスする(317人)と回答し た人の利用する理由は,「時 間つぶしに適している」 (69.4%)が最も多く,次いで 「いつでも複数の人たちとゲー ムを楽しむことができる」 (30.6%),「勝つことが楽し い」(21.5%)などとなっている。 7.動画供用サイト 図表II-1-5-30 動画共有サイトの認知度 動画共有サイトを「知っている」 (50.0%)は5割で,「知らない」 (47.7%)とおおむね並ぶ。 図表II-1-5-31 動画共有サイトへのアクセス頻度 アクセス頻度は,「アクセスしない」 (44.3%)が4割台半ばで最も多い。 それ以外では,「週に2,3回」 (18.1%)が多くなっている。 図表II-1-5-32 動画共有サイトを利用する理由 アクセスする(620人)と回答し た人の利用する理由は,「い ろいろな映像を見ることができ る」(80.0%)が最も多く,次い で「時間つぶしに適している」 (56.6%),「掲載されている動 画について,仲間うちで話題 になる(する)」(27.4%)などと なっている。 8.インターネット等の利用時に 起こった迷惑なことや相談事 携帯電話・PHSやパソコンでインターネットを「利用している」(2,258人)と回 答した人に,インターネット等の利用時に起こった迷惑なことや相談事を尋 ねたところ, 「チェーンメールが送られてきたことがある」(40.6%) が最も多く,次いで「自分が知らない人や,お店などからメールが来たことが ある」(20.9%),「知りあいに悩みをうちあけたり,相談をしたことがある」 (15.6%)などとなっている。 図表II-1-5-36 9.出会い系サイトの利用について 知っていること • 出会い系サイトの利用について知っているものとしては,「18歳未満の人 が出会い系サイトを利用してはならないこと」(53.0%)が最も多く,次い で「18歳未満の人にお金を渡すことを示して交際することなどを求めるこ とは,法律で禁止されており,罰せられること」(51.2%)などとなっている。 一方で,「知らない,わからない」(29.1%)が約3割となっている。(図表II1-5-38) 図表II-1-5-38 まとめ 今回の課題を通して、インターネットは世代を 問わずたくさんの人が利用しているとわかっ た。また、インターネットを利用するにあたっ ていろいろな問題が出てくる。それに対して、 1人1人がしっかり意識を持って対応、対策を していかなければならないと感じた。 参考資料 第5回情報化社会と青少年に関する意識調査報告書 平成19年12月 内閣府政策統括官(共生社会政策担当) http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/jouhou5/index.html
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