第4回ファイナンスレポート 一原祐介 日本の金融に関する経時的な変遷

第4回ファイナンスレポート
一原祐介
日本の金融に関する経時的な変遷①
取引所法(明治26年制定)
• 取引所の組織とそこでの取引を規制する
• 情報開示制度欠く
情報開示がされないと・・・
• 情報に基づかない証券の市場価格
• 一般投資家が安心して証券市場に参加でき
ない
日本の金融に関する経時的な変遷②
証券取引法(昭和23年)
• 情報開示制度を導入
• 投資者の保護
• 証券市場の正常な機能の維持
• 財閥を解体、株式所有の大衆化
証券取引法の改正の数々
• 公共債の証券業務を金融機関でも可能に
(昭和56年)←昭和50年代国債大量発行
• 債券先物取引の導入(昭和56年)→国債価格
変動リスクのヘッジ
• 証券先物取引の導入(昭和63年)→株価変動
リスクのヘッジ
• 内部者取引規制の導入(昭和63年)
日本の金融に関する経時的な変遷③
金融ビッグ・バン
• バブル崩壊後の日本の金融・証券市場の低
迷
• フリー・フェア・グローバルの理念の下、一連
の改革
日本の金融に関する経時的な変遷④
金融商品取引法
投資者の保護、証券市場の健全性の維持
• 情報開示制度
• 不正取引の禁止
• 証券市場関係機関の規制
投資者の保護とは?
• 自由経済の原則を尊重
• 保護される対象は、
○正しい情報が提供されなかった
×投資判断を誤った
金融商品取引法の規制
• 行政規制
• 私法的規整
• 刑罰規定
金商法改正点最新版①
多様で円滑な資金供給の実現
• ライツ・オファリングに係る開示制度等の整備
• コミットメントライン(特定融資契約)の借主の
範囲拡大
• 銀行・保険会社等金融機関本体によるファイ
ナンス・リースの活用の解禁
金商法改正点最新版②
資産運用機会の提供
• プロ等に限定した投資運用業の規制緩和
• 資産流動化スキームにかかる規制の弾力化
• 英文開示の範囲拡大
金商法改正点最新版③
市場の信頼性の確保
• 無登録業者による未公開株等の取引に関す
る対応
• 投資助言・代理業の登録拒否事由の拡充
会社法
• 理念が先
• 会社の設立と運営の基本を定める
• それまであった様々な形態の会社を、株式会
社として割り切る
数量的側面
個人株主数の推移①
個人株主数の推移②
投資部門別株式保有比率の推移①
投資部門別株式保有比率の推移②