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OpenGLによる3次元グラフィックスの研究
中野 祥孝、梅田 宗孝、前野 英紀、大澤 厚雄、井門 俊治
埼玉工業大学工学部情報工学科知的感性システム工学研究室
OpenGLの三次元グラフィックスモデルの開発・評価を行う。更に没
入型3次元可視化装置CAVEで表示させるためのOpenGLプログラ
ムの開発も行う。
OpenGL
1980年代にSGIで開発が始まったコンピュー
タグラフィックス用のプログラムインターフェイ
スである。特徴として「ウィンドウシステムから
独立」「ステートマシン」というものがある。
WindowsでのOpenGL表示
「だんご」を構成する3次元オブジェ
クトが表示される様子の1シーンを
示している。串(円錐)の部分はひと
つの関数ではなく、複数の関数の組
み合わせで構成されている。
だんごのオブジェクト
複数の球、直方体、トーラスを表示
している。キーボード入力により、オ
ブジェクトがX,Y,Z方向へ回転する。
複数のオブジェクト
IRIXでのOpenGL表示
左図はVRMLのデータよりOpenGLの3次元オブジェクトに移
植してUNIX画面で表示させたものである。右図は電離衝突
点マグネトロンスパッタリング装置の表示させたものである。
CAVEでのOpenGL表示
左図は電離衝突点マグネトロンスパッタリング装置の3次元
表示、右図はかまぼこ型イオン源中の電子軌道のアニメー
ションである。
OpenGLによる3次元グラフィックスの表示を実現した。プログラムに
よる柔軟な3次元表示を確認しつつある。またCAVEへの出力により
没入的に3次元モデルの比較・観察を行うことができる。CAVE表示
も実現しているのでAVSなどの科学的可視化ツールとの比較対照も
望め、今後の展開が期待できる。