③創造原理2

統一原理
創造原理2
ようこそ
10分35秒
「生めよ」
「繁えよ」
「治めよ」
三大祝福(個性完成・子女繁殖・万物主管)
「生育せよ」
「繁殖せよ」
「万物世界を主管せよ」
■創世記第1章で、神は天地創造の最後に、子女である人間を創造され、「生育
せよ」「繁殖せよ」「万物世界を主管せよ」と祝福して言われました。
■これは人間において、親が子女に幸せを願い、①「やさしい心を持った立派で
健康な青年に育って欲しい」と願い、次には②「良い結婚をして子供を生んで明
るい家庭を築いて欲しい」と願い、さらに③「よい環境や充分な経済基盤」を願う
こと…と全く同様のことです。
■これによって、神様と人間が「親子の関係」であることが分かります。
創造目的(人生の目的)
神
喜
び
対象
独自的には
生じない。
■神は全知全能ですが、「喜び」だけは対象からくる刺激がなければ、神お独りで
は生じ得ません。
■神様はいかなる目的で被造世界を創造されたのでしょうか?神の実体対象であ
り子女である人間が、三大祝福のみ言を成就して天国を実現し幸せになったの
をご覧になって喜び、楽しもうとされたのです。
■従って、人間が存在する目的は神を喜ばせることにあります。
三
大
祝
福
の
成
就
は
二重目的
人間
神
■全ての存在は、地球の公転と自転のように、全体のためとそれ自体のための二
重目的を持つ連体です。
■全体的な目的を離れた個体的な目的もあるはずがなく、個体的目的を保障しな
い全体的な目的もあるはずがありません。
■従って、人間の人生の目的は「三大祝福」を成就して人間自身が最高に幸福に
なり、親なる神を最高に喜ばせることです。
三大祝福(個性完成・子女繁殖・万物主管)
①
②
神
神
体 夫
心
個体
個体的四位基台
③
妻
子女
家庭的四位基台
神
人
万物
天国
主管的四位基台
■神の「三大祝福」は、三種類の「四位基台」によって成就されます。
■神の第一祝福は「個性を完成」することです。
■神の第二祝福は「子女を繁殖」することです。
■神の第三祝福は「万物を主管」することです。
①第一祝福(個性完成)
神
心
体
神 神
の と
宮 一
体
個体
唯一無二
神
性
神
の
心
情
体
得
神
の
み
旨
に
従
っ
て
生
活
■神を中心として、心と体が四位基台を完成した人間は、神の宮となって神と一体
となり神性を持つようになります。そして神の心情を体得し神の願い(み旨)に
従って生活するようになります。これを「個性完成」と言います。
■神の喜怒哀楽を自身のものとして感じるので絶対に罪を犯すことがありません。
■そして唯一無二の貴い個性が賦与されます。
②
第
二
祝
福
(
子
女
繁
殖
)
愛の完成
霊界・先祖の代表
男世
性界
の人
代類
表の
全
て
の
神
夫
(祖父母)
妻
父母の愛
女世
性界
の人
代類
表の
全
て
の
家庭
子女 氏族
国家
子孫の代表
世界
夫婦の愛
兄弟の愛
子女の愛
■個性完成した男女が神の祝福を受けて結婚し、子女を繁殖して家庭・氏族・国家・世界へ
と拡大して、「親なる神の下の一家族世界」を創ります。
■神の愛は、「父母の愛」・「夫婦の愛」・「子女の愛」として現れます。その主体的な愛が「神
の愛」です。人間は人生の中で、子女の愛→兄弟の愛→夫婦の愛→父母の愛を体験し、
さらには孫を愛する祖父母の愛をも体験して愛の人格を完成します。
■神を中心とした家庭において、祖父母は先祖を、夫婦は人類を、子女は未来の子孫を代
表しています。家庭の中で「ために生き」て、全人類を愛する「神様の愛」を相続します。
③第三祝福(万物主管)
主
人
先に創造
神
人
愛
霊人体
万物
美
天国
鉱物
動物
動物
植物
植物
植物
鉱物
鉱物
鉱物
人
間
■神は人間を創造される前に、象徴的個性真理体である万物を下等な物から先
に創造されました。最後に最高級の存在として、鉱物・植物・動物の要素(や機
能や構造)に加えて、霊人体を持つ人間を神の子女として創造されました。
■万物の霊長である人間と万物世界とが授受作用して合成一体化して創り出す
のが天国です。「万物主管」とは人間が主人として万物を愛することです。そして
万物の価値を最高に発揮させて神と人の喜びとなる天国をつくることです。
神
今までのキリスト教
×
神
二性性相
瞬時に創造
人
類
始
祖
神
鉱物
植物
動物
幼
児
少
年
絶対者
青
年
三
数
中和
被造
世界
動物
植物
鉱物
神
父
母
子
気体
液体
固体
三
数
■宇宙創造に長い時間が要したように、各個性体が完成されるに際してもある程度の期間
が必要です。人類始祖アダムとエバも「成長期間」がありました。
■神は、絶対者・二性性相・中和の三数的存在です。被造世界は神の本性相と本形状とが
数理的な原則によって、実体的に展開されたものです。したがって、唯一なる神に似た被
造物はその存在様相やその運動、成長期間がみな三数過程を通じて現れます。
■神の創造目的である四位基台は、神、夫婦、子女の三段階で完成します。
神
成
長
期
間
万物
完成期
長成期
直接
主管
完成
成人
人間
神の心情と一体
「為に生きる」愛の人格
「取って食べる
な」
青年
原理
少年
原理
+
人間の
責任分担
幼年
蘇生期
万物
人間
■被造物は、蘇生期・長成期・完成期の秩序的三段階の成長期間を通じて完成します。
■成長期間において、神は原理の主管者としておられ、被造物が原理によって成長する結
果だけを見るという間接的な主管をされるので、この期間を神の間接主管圏といいます。
■万物は原理自体の主管性や自律性によって成長し完成します。しかし、人間は原理の主
管性や自律性だけでなく、人間の責任分担を全うしながらこの期間を経過して完成するよ
うに創造されました。<善悪の実を取って食べるな>という神のみ言を信じ守ることが人
間の責任分担でした。
間
接
主
管
圏
完成
神の子女
創造性
創造目的完成
万物の主人
完成級
成
長
期
間
完成期
長成級
青年
蘇生級
完成級
長成期
長成級
人間の
責任分担
少年
蘇生級
完成級
蘇生期
長成級
幼年
蘇生級
人間
人間
■人間に責任分担をくださった理由は、
神も干渉できない責任分担を完遂することによって、神の創造性に似るようにすること、
及び、人間が創造主の立場で万物を主管することができる主人の権限をもつようにさせ
るためでした。
■人間始祖はいつ堕落したのでしょうか?成長期間、すなわち未完成期において堕落は起
こりました。「長成期完成級」で堕落した人間は復帰原理によって、責任分担を完遂して間
接主管圏をすべて通過しなければ創造目的を完成することができません。
■神の救いの摂理が非常に長い期間に延長してきたのは、復帰摂理を担当した人間が、人
間の責任分担を常に失敗してきたからです。
間
接
主
管
圏
天
神
人
間
心
体
被
造
世
界
宙
無形
実体
世界
有形
実体
世界
■被造世界は、神の二性性相に似た人間を標本として創造されたので、被造世界
には体のような有形実体世界と、心のような無形実体世界があります。この二
つの世界を総合して「天宙」と呼びます。
■人間が肉身を脱げば、その霊人体は無形実体世界に行って永住します。
被造世界における人間の位置
霊
界
霊人体
肉身
地上界
霊
界
霊
界
主管
主管
地上界
地上界
■第一に、神は人間を被造世界(天宙)の主管者として創造されました。有形世界
と同じ要素で肉身を、無形世界と同じ要素で霊人体を創造され、人間が両世界
を主管できるようにされました。
■第二に、被造世界の媒介体であり、和動の中心体として創造されました。
■第三に、天宙を総合した実体相として創造されました。人間を小宇宙という理由
はここにあります。
■ところが、人間が堕落し、被造世界は主管してくれる主人を失ってしまいました。
それだけでなく、和動の中心体である人間が堕落して、有形・無形の二つの世
界の授受作用が切れてしまい、一つになることができず万物は嘆息しています。
成長・完成
(+)
(-)
生素
(神から)
霊
人
体
肉
身
光・空気
(無形)
■肉身は「肉心と肉体」のニ性
性相からなっています。
■肉身は「無形の光・空気」と
「有形の栄養物質」が血液を
中心として授受作用して成長
します。
生力要素
(肉身から)
善化
悪化
霊体
生心 神が臨在
肉心 生理的作用
善行
悪行
肉体
栄養物質
(有形)
(+) 成長・完成
(-)
■霊人体は「生心と霊体」の二
性性相からなっています。
生
力
要
素
■霊人体は肉身の主体であり、
その肉身と同一の様相です。
肉身を脱いだのちには霊界
に行って永遠に生存します。
■肉身の善行と悪行に従って、
霊人体も善化あるいは悪化し
ます。これは肉身から霊人体
にある要素を与えるからで、
これを生力要素といいます。
■霊人体は、神から来る生素と
肉身から来る生力要素が授
受作用して成長します。
(+)
成長・完成
生素
(神から)
(-)
生力要素
(肉身から)
霊体
生
霊
要
素
神が臨在
生心
真
理
肉心
肉体
生
力
要
素
■神が臨在される霊人体の中
心部分を生心といいます。
■霊人体から肉身に与える要
素を生霊要素といいます。
■生心の要求のままに肉心が
呼応し肉身が行動するように
なれば、生霊要素が肉身に
送られて健康になり、それに
従って、肉身は良い 生力要
素を霊人体に与えることがで
きて、霊人体は健全に成長で
きるようになります。
■生心が要求するものが何で
あるかを教えてくれるものが
真理です。人間が真理で悟り、
その通りに実践することに
よって、人間の責任分担を完
遂すれば、初めて生霊要素
と生力要素とが健全な授受
作用をするようになります。
完成期
長成期
霊
形
体
蘇生期
生
命
体
生
霊
体
肉身生活の意義
◎霊人体の愛の感性
神
生心
肉心
心
◎霊人体の善化
◎霊人体の完成
天国や地獄に行くの
→は霊人体自らが決定
■以上のように、霊人体はどこ
までも、地上の肉身生活にお
いてのみ完成できます。
■霊人体は肉身を土台として、
生心を中心として、秩序的三
段階を通じて成長し、完成し
ます。
■生霊体を完成した人間が地
上天国を実現して生活したの
ち、肉身を脱いで霊人として
行って生活する所が天上天
国です。
■霊人体の愛の感性の育成も、
悪化した霊人体の善化も、肉
身生活によってのみ可能です。
■天国や地獄に行くのは、霊人
体自身が決定します。神の愛
を完全に呼吸できないと、神
の愛とは遠い距離の地獄を
自ら選択するようになります。
蘇生
腹中時代
十月十日
誕
生
長成
完成
死
地上生活
霊界生活
100年
永遠
■人間の一生は、蘇生・長成・完成の三段階を経ます。腹中・地上・霊界の三時代
を生きていきます。
■腹中の胎児の目的は、健康な体を完成して地上に生まれることです。同様に地
上生活の人間の生きる目的は、善行(真の家庭を築き、ために生きる実践)に
よって健全な霊人体を完成して永遠の霊界で新たな人生を出発することです。