新・貿易ゲーム ゲームのまとめ 新・貿易ゲームとは 貿易ゲームは、「貿易」を中心に世界経済の動きを 擬似体験することによって、そこに存在するさまざま な問題について学び、その解決の道について考え ることを目的としたシミュレーション・ゲーム。 1982年にイギリスの開発NGO、クリスチャン・エイド によって出版された。日本語版は1995年に神奈川 県国際交流協会によって制作された。 ゲーム・レポート 実施日時 5月19日 16:10~17:30 実施場所 行動科学実験室1 チーム構成 司会:増地 Aチーム:◎川端、能登、森 Bチーム:◎二井内、東、長谷川 Cチーム:◎安達、阿部、高辻、湯浅 Dチーム:◎志田、大浦、小西、照井 マーケット:北林、津田 各チームの売り上げ Aチーム:13,500 Bチーム: 3,200 Cチーム: 3,700 (200ドルあとで発見) Dチーム: 1,200 トータル生産額:21,600ドル ゲーム中の出来事 序盤 AとCで取引成立(ハサミ・定規⇔紙8枚) Aは生産体制に入った。 他の交渉はあまりうまくいかなかった? 中盤以降 CがAの下請け(円を切り、売り上げの半分もらう) BがAの下請け(円を切り、売り上げの半分もらう) CとDで取引成立(ハサミ貸す⇔紙5枚) BがCの下請け(三角形を切り、売り上げの半分) 各チームの勝因・敗因 Aチーム:道具が豊富だった。森君の交渉で資源 (紙8枚)を手に入れた。能登さんが円をきれいに 切った。 Bチーム:自分たちの立場をもっと早く見極めるべ きだった。紙をもらうのにこだわりすぎた。 各チームの勝因・敗因 Cチーム:メンバーの働きが悪い。分担ができてい ない。作業の効率が悪かった。終了前に量産体制 ができたが、時間が少なかった。 Dチーム:時間をよく考えていなかった。道具がな かった。資源をうまく活用できなかった。 チーム内のコミュニケーション・意思決 定はうまくいきましたか? Aチーム 基本的にうまくいっていた。各々の役割ははっき りしていた。 Bチーム 最初、コミュニケーションはあまりよくなかった。分 業はうまくいっていた。 チーム内のコミュニケーション・意思決 定はうまくいきましたか? Cチーム コミュニケーションはうまくいっていたが、分業が うまくいかなかった。 Dチーム 意思決定に欠けた。もっと早い決断も必要だっ た。行動力や違う方向から考えることも必要だっ た。 他チームとのコミュニケーションや交 渉はうまくいきましたか? Aチーム うまくいった。 Bチーム CやDとは決裂してしまった。Aチームに取り入る しかなかった(後半うまくいった)。 他チームとのコミュニケーションや交 渉はうまくいきましたか? Cチーム 紙8枚をAチームに渡したのはちょっと失敗だっ た(安すぎた?)。Bチームに紙を切らせたのは 成功だった。 Dチーム コミュニケーションはしたが、交渉はうまくいかな かった。 より上手にゲームを進めるには? Aチーム 即断即決。早い行動。 Bチーム 行動のすばやさと交渉テクニック。時間。 より上手にゲームを進めるには? Cチーム 交渉能力とアイディアと技術(資源)。相手に対 する思いやり。交渉での利益の相互配分がコ ミュニケーションを円滑にする。 Dチーム リーダー(チームをひっぱる人、話をまとめる人) がいる。色々の方向から考えること。 マーケットの洞察(客観的立場から) マーケットのコミュニケーション、分業はうまく いっていた。 より上手にゲームを進めるには? 適切な判断力。優れた指導者。 外からの大局的な視点(アイディアは内からは 生まれにくい?)。 勢力間の友好関係。互いの意見を尊重しあうこ と。 全体を通して ポイント 情報収集・状況の把握(自国の長所・短所知る) 他チームとの交渉(外交官・リーダーのスキル) グループの話し合いと方針や役割分担の決定 グループの意思決定の速さと的確さ(資源の交 換、合併、大量生産の体制づくり) グループから生まれるアイディア(大局的視点) みんなの感想 Aチーム Aチームで良かったけれど余裕がありすぎた 森君はリーダー向き たくさん道具があったが持て余してしまった Bチーム 自分の生まれた境遇に嘆いても仕方ない 物の交換に気をとられた もっと早く下請けをすればよかった みんなの感想 Cチーム ゲームはリアルで学ぶことが多かった ほかのチームとのコミュニケーションは良かった 後から気づく事が多かった 紙をもっと有効に使えばよかった Dチーム 紙を活かしきれなかった 交渉のいい案が思い浮かばなかった みんなの感想 不利、同等の条件も受け入れるようにするべき リーダーシップを勉強したい マーケット 参加してみたかった 外から見ているといろんな物の見方ができた 外から見て思い付いた事を取り入れてもらえない のが悔しかった
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