X-Windowグラフィックス環境の開発 井門研究室 電子工学科 0003024 竹本 哲 Xウインドウとは • X Window System とは、MIT(マサチュー セッツ工科大学)で開発されたウィンドウシ ステムである。現在ほとんどの UNIX 系シ ステムで標準的に採用されています。X Window Sytem には、クライアント/サーバ モデル、ネットワーク透過性などの特徴が ある。 Xウインドウの歴史 • 1986年に、フリーソフトとして発表されたことによ り世界中に急速に普及。 • 1987年に、Xウインドウ バージョン11(X11)発 表 • その後、ほぼ1年毎にリリースアップし、1991年 には、X11R5(リリース5)が発表された。 • 現在提供されている最新版は、X11R6.4と呼 ばれるバージョンである。 Xウインドウの特徴 • • • • • クライアント/サーバー型のシステム ネットワーク透過性 多くのOSに対応 自由な見た目や操作性 ソースコード公開のフリーソフトウエア クライアント/サーバーとは • クライアント X のクライアントは、X で動くアプリケーションである。 これらは、X サーバに依頼して、描画の依頼をしてもらったり、キー ボード・マウスからの入力を伝えてもらう。 X クライアントは、これらの情報に基づいて処理を行う。 • サーバ X のサーバは、ユーザの目の前にいる。 ユーザの操作したキーボードやマウスの情報を、X クライアントに伝 える。また、クライアントの表示したい内容を、ユーザのディスプレイ に表示する役目もある。 X サーバは、ユーザとアプリケーションの間を取り持つ。 クライアント/サーバーモデル ネットワーク透過性とは • Xはネットワーク透過性を持ったウィンドウシステ ムである。ネットワーク透過性とは、ネットワーク 上にある別のマシンで動作しているアプリケー ションを、あたかも自分のマシンで動作している かのように操作できることをいう。つまりXサー バーとクライアントは必ずしも同一マシン上にあ る必要はなく、異なるマシンどうしでもネットワー ク上にあれば、区別なく利用することができる。 表示させられる側のSOLARIS(OS)の状態 コマンドの表示を命令する側(IRIX) IRIXからのコマンド入力により表示させ られた(赤い部分)SOLARISの画面 IRIXからのコマンド入力により表示させ られた(赤い部分)とSOLARIS自身が表示した (隣の白い部分)SOLARISの画面 多くのOSに対応 実験で確かめたIRIXとSOLARISから分 るようにX-Windowは様々なOSに対応 ている。 自由な見た目や操作性 • X-Windowでは画面デザインや操作性など、コン ピュータとユーザーが直接触れる部分の使い勝 手を規定していない。そのためウインドウシステ ムの見た目や操作性をつかさどる部分をXサー バーから分離してある。その役割を担っているの が「ウインドウマネージャー」と呼ばれるクライア ントです。 • ソースが公開されているフリーソフトであるため、 ソースを自分で書き換え、自分流にカスタマイズ することができる。 ウインドウマネージャー(Qvwm) ここまでのまとめ • ネットワーク透過性によりPCの種類や性 能に左右されることなく相互にCPUや画面 を利用できることがわかった。 これからの展望 • 様々なウインドウマネジャーの種類を調べ ていく。 • いろんなOSを使ってX-Windowグラフィッ クスをやっていく。
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