モンスターペアレント ~常識を忘れた保護者たち~ ・モンスターペアレントとは、 学校やその教員に対して自己中心的で理 不尽な要求を繰り返す保護者を意味する。 単に要求を繰り返すだけ、もしくは正当な 理由を以て常識的な要求を行うような場 合はこれに含まれない。 ・主な原因と思われること 保護者の消費者意識の暴走 →同じ値段を払えば同じサービスを受けら れるという考え 地域の人間関係の希薄 →近隣で不満を打ち明ける場が少なくなり、 個々の親の不満が学校に持ち込まれる ・問題点 モンスターペアレントへの対応に膨大な時 間を奪われてしまう。 近隣住民の学校への信用が減少する 担当教職員が肉体的かつ精神的に病ん でしまう。 →うつ病、自殺など ・小中学校の校長に対するアンケート結果 引用『学力問題と学校』金子元久/著(2006) ・問題行動 学校依存型 自己中心型 ノーモラル型 権利主張型 ネグレクト型 ・学校依存型 何でも学校のせいにして、面倒を学校に押し 付けるタイプ 例)子どもがプリントを親に見せなかったことを 担任のせいにする。 ・自己中心型 自分の都合に合わないことを訂正させようと するタイプ 例)脇役だった自分の子どもを劇の主役にしろ という要求する。 ・ノーモラル型 夜中に電話をかけたりといった倫理的に好ま しくない行動をとるタイプ 例)早朝や夜中に教員の自宅に電話をかけ、何 時間もクレームをつける。 ・権利主張型 理由をこじつけて義務を拒否したり、無理な要 求をするタイプ 例)自分の子どものために専用の教員をつけさ せようとする。 ・ネグレクト型 育児放棄や虐待などを行っているタイプ 例)子どもの服装や髪が乱れたまま学校に行 かせる。 ・対策 教育委員会内にモンスターペアレント対応 チームの設置の予定 学校、教職員などで、できる限り可能な範 囲で要求に答える
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