毎月レポート くらしの情報 (2010年7月号) くらしの情報 2010年7月号 ●おうちエステと外電で楽にキレイを目指す。 高い気温と湿度、強い日差し。夏は肌にとってかなり過酷な環境です。昼の間に肌が受けた負荷を夜のお手入れでリセットす るつもりでケアをし、肌疲れを翌日に残さないことを心がけてください。 とはいえ毎日そんなに手間をかける時間も気合もなくて…という人に人気なのが、自宅でできるお手入れグッズです。大きく 家電と器具・雑貨に分かれ、なかでも家電はエステサロンのような本格的なお手入れが自宅でできるとあり、大人気。器具は手 ごろな価格と簡単さが人気で、ロングセラーになっているものも多くあります。こうしたお手入れグッズを使った夏のお悩み別 お手入れをご紹介していきましょう。 【黒い毛穴】皮脂の分泌が活発になり、小鼻の黒いポツポツに悩まされる時期。皮脂やメイクが毛穴の奥に残っている状態です。 対策としては、毛穴を十分に開かせて汚れを取り除くこと。そこで便利なのがスチームやミストをあてる家電です。アロマテラ ピーによるリラックス効果が見込める製品もあり、楽なだけでなく、お手入れタイムそのものが楽しくなりそう。毛穴対策用の グッズは、はがすシートパックから押し出すスティックまでいろいろ揃っています。電子レンジであたためた蒸しタオルを肌に あてても同様の効果が得られます。 【皮脂によるテカり】午後になるとおでこがテカったり、ファンデーションがヨレたりする原因のひとつが皮脂。メイク前に肌 をひきしめると効果があります。スチームやミストを温冷交互にあてて毛穴を引き締めたり、冷たいタオルをあててもよいで しょう。さらに、ひきしめ効果のある化粧水は冷蔵庫で冷やして使うといっそう効果的です。 【たるみ】フェイスラインのたるみや口角が下がるなどの悩みには、マッサージによるお手入れがよいとされています。いろい ろなメソッドのマッサージがありますので、自分に合った方法を探してみてください。指で行うのが基本ですが、ローラーなど の器具やマッサージ用の家電を使うのも便利です。器具や家電を使うことで、一定の力でまんべんなくでき、テレビを見ながら、 お風呂に入りながらの「ながらお手入れ」ができるので、ずぼらさんや忙しい人にもぴったりです。 さらに最近は「家電」ならぬ「外電(そとでん)」も話題になっていますね。充電式や電池で動き、外出先でも使える美容・ 健康系の家電のことです。くるくるドライヤーや化粧ポーチに入る電動歯ブラシ、オフィスで仕事中に使えるスチーマーなどが あり、今後さらにこのジャンルの製品が広がりそう。こうした美容家電が使える場所が駅にもあらわれ、仕事帰りにちょっと 寄ってメイクやヘアスタイルを整えたり、プチエステをしていく人もいるそうです。 今は男性も外見を重視する時代。肌のお手入れも「身だしなみ」という考え方から一歩進み、自分を演出する要素になりつつ あります。こうした家電や器具を使って上手に手抜きをし、楽にキレイを目指しましょう! ※参考:パナソニック株式会社 http://panasonic.co.jp/ 株式会社東芝 http://www.toshiba.co.jp/ 株式会社資生堂 http://www.shiseido.co.jp/ クリニークラボラトリーズ http://www.clinique.co.jp/ キレイになりたいWOMENサイトキレイ学 http://kireigaku.jp/ 東京地下鉄株式会社 http://www.tokyometro.jp/ 朝日新聞社 ●どう読む? 電子書籍。 「モノ」から「データ」へ、「アナログ」から「デジタル」へという流れの中で、出版界にとっても画期的なトピックとなっ たのがアマゾンの「キンドル」とアップル社の「iPad」でしょう。 キンドルは電子書籍リーダー専用端末。一方のアップル社はウェブやメールなども楽しめる多機能型のタブレット型端末です。 そもそも電子書籍とは、小説やマンガなどのコンテンツとそれを読むための端末、その両方の意味を持つ言葉で、わたしたち が楽しむ際も両方が必要です。端末は「キンドル」や「iPad」を買わなくても、自宅のパソコンや携帯電話でも大丈夫。 使い方はシンプルです。まず、インターネットで電子書籍ストアを探しましょう。そこに読みたい本はありましたか? あれ ばサイトの手続きに沿ってダウンロードしましょう。読むために専用アプリケーションやツールが必要ならば、それもインス トールします。これだけです。 電子書籍は、著作権の都合で印刷ができないように設定されているのがほとんどなので、「画面で読む」ことになります。ま た読むためのアプリケーションやツールは、電子書籍ストアや端末特有のものもあり、他のストアで買った書籍や別の端末では 読めないこともあります。電子書籍分野が先行しているアメリカでは、端末を特定しない方式のブックストアも登場しているの で、日本でもゆくゆくそういう流れになっていくかもしれません。コンテンツである電子書籍ストアも一般の本屋さんと同じく、 総合書籍店から特定のジャンルに特化した店など品揃えに違いがあります。 例えば、マンガを好きな時に読みたいからiPad、小説をじっくり読みたいから自宅でパソコンなど、コンテンツと端末を自分 の読書スタイルに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。 ※参考:一般社団法人日本電子書籍出版社協会 http://www.ebpaj.jp/ Apple http://www.apple.com/jp/ eBookJapan http://www.ebookjapan.jp/ebj/ ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 http://jp.wsj.com/ ●お酢のパワーで夏を元気に! 梅雨が明ければ本格的な夏。年々暑さが増すような昨今、夏バテなどせずに元気に過ごしたいものですよね。そこで食欲がな くなりがちな季節のお助け調味料、「酢」をとりあげましょう。 そもそも酢は塩と並んで、最も古い歴史を持つ調味料だそう。さらに酢に抗菌作用があることを知った古代ギリシアの医者、 ヒポクラテスは、薬に用いていました。日本に酢の醸造技術が伝わったのは4~5世紀のころ。もちろんこの頃の酢が貴族向けの 超高級な調味料だったのは言うまでもありません。それから約2世紀後の奈良時代には、酢を税として徴収していたそうです。 さて、数百も種類があるといわれる酢を、どのように使い分けるのがよいのでしょう?「穀物酢」はいちばんスタンダードな 酢。どんな料理にも使える万能選手です。「米酢」はマイルドな酸味が特徴。お米からつくられているのでごはんと相性がよく、 酢飯づくりに欠かせません。「バルサミコ酢」はワインとブドウ果汁からつくられ、肉料理やサラダに使えばプロのような本格 的な一品になります。サプリメントとしても人気の「黒酢」は玄米からつくられた酢で、アミノ酸やミネラルに富んでいます。 「香醋(こうず)」はもち米からつくられた中国の酢で、どちらも中華料理との相性がよいのが特徴です。 酢が健康によいことは多くの人がご存じでしょう。そのひとつがヒポクラテスも知っていた抗菌・防腐作用です。魚を酢でし めれば保存性が高まるほか、おにぎりをつくる時、手のひらに塩と酢をつけてから握ると傷みにくくなります。まな板など食品 まわりの殺菌にも使えます。次に食欲増進させる働き。こってりした料理をさっぱりと仕上げるだけでなく、酸味が唾液や胃酸 分泌を活性化させる働きがあるのです。カルシウムの吸収を助けたり、血圧を下げる効果も。さらに塩分を控えてもおいしく食 べられる効果は、からだを気づかう人にとっては朗報なのではないでしょうか。夏はこれから。お酢のチカラを活用して健康を 維持したいものですね。 ※参考:株式会社 ミツカン http://www.mizkan.co.jp/ タマノイ酢株式会社 http://www.tamanoi.co.jp/ 横井醸造工業株式会社 http://www.yokoi-vinegar.co.jp/ マルカン酢株式会社 http://www.marukan.com/ JA北海道厚生連 http://www.ja-hokkaidoukouseiren.or.jp/ 福山黒酢株式会社 http://www.kakuida.com/ 坂元醸造株式会社 http://www.kurozu.co.jp/
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