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2 英雄から有名人へ
Hero to Celebrity
人間的疑似イベントの氾濫
偉人・英雄
人工的な名声
複製技術革命(1900以降)
一人の人間を・・・「有名」にしてしまう
ことができる。
人工的な新製品 artificial
人間が「全国的に広告される」商標
新しい種類の人間的な空虚さ
英雄は自然発生的出来事と
同じように疑似イベントの大
混雑のなかで消えてしまう。
自然発生的出来事
Spontaneous events
VS
疑似イベント
マス・メディアの支配
マス・メディアと大量流通の支配する
われわれの世界では、大衆は的で
あって矢ではない。耳であって、声で
はない。
民衆(folk)は英雄を作り出すけれど
も、大衆(mass)は英雄を捜し、その
声を聞くだけである。
大衆は・・・疑似イベントの空想的世界
に住んでいる。
英雄的行為→※→有名人
英雄的行為 →
有名人
犯人
新聞・教会・ラジオ・
テレビなどあらゆる
公共情報機関
事例:リンドバーク
リンドバーグに関する最も大きな
ニュースは、彼がかくも大きな
ニュースになったということであ
る。
もし評判が有名人を作るのだと
すれば、彼こそは最も有名な有
名人だった。→突然の死
最後に・・・
自然がただ一人の有名人を植え
たところに、われわれは何十人
もの人工的有名人を繁茂(はん
も)させようとしている。
現代では、英雄は賛美され始め
るや否や、有名人に変質してし
まう。