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P89 練習問題31
4A2E0031 陳姻燕
社会心理学の実験の一つに「囚人のジレンマ.
ゲーム」というのがある。ある事件の2人の犯
人が、事件とは別の件で警察に捕まったとする。
社會心理學有一個叫做「犯人的困境遊戲」的實驗。犯案
的兩個犯人,假設因為別的事件被警察逮捕了。
ジレンマ → 兩難推理、困境、窘境、進退兩難
2人は共犯者だが、別々に捕まったとするのであ
る。2人は、それぞれ別の部屋で尋問を受けること
になる。
雖然兩個人是同夥,但是分別被逮捕。兩個人也各自帶到
了不同的房間接受偵訊。
尋問(じんもん) → 訊問、盤問
そして、彼らには、ア「黙秘する(だまってい
る)」、イ「自分の犯行を認め、もう1人の共犯
者の犯行も証言する 」という2つの選択肢が与
えられる。
然後,給他們兩個選項,第一個是「保持沉默」第二個是
「承認自己的罪刑,並且為另一個犯人的罪刑作證」。
黙秘する(もくひする) → 沉默、緘默、對審訊等保持沉默不語
ここでは、共犯者の1人が、自分から犯行を証言
すれば、罪が軽くなり、証言しない場合は、罪が重
くなるという制度があることを前提とする。
在這以共犯中的其中一人由自己認罪的話,則罪刑會減輕,
如果沒有認罪的情況,罪刑則加重的這樣一個制度作為
前提。
罪(つみ) → 罪、罪刑、罪過
この場合、もし2人とも何も言わず黙秘を続ければ、
捕まった件で2年の刑が決まる。
這個場合,如果兩人都保持沉默的話,被逮捕就決定判決兩
年。
もし2人とも、お互いに犯行を証言すれば、最初の
事件の罪も合わせて5年の刑が決まることになっ
ている。
如果兩個人都替對方的罪刑作證的話,包含最初的事件判
5年的刑責。
ところが、もし一方が、共犯の証言をして、もう一方
が黙秘を続けた場合、証言をした方は半年の刑で
すむが、黙秘した方は、10年の重い刑を受けなけ
ればならなくなるのである。
可是,如果有一方作證,另一方保持沉默的情況,作證的
那一方就以半年刑罰結案,但是沉默的那一方卻一定要
受到10年的刑罰。
済む(すむ) 結束、完結、完了
2人は別々に、このことを知らされ、相手がこのこと
を知っていることもわかっている。もちろん、2人は
相談することができない。
分別對這兩人告知這件事,也知道對方知道這件事。當然,
兩個人是不能商量的。
この状況を、もう一度整理してみよう。選択肢は、
次の4つが考えられる。
這個情況,再一次整理看看。這些選項分別是以下的四種
來思考。
❶ 2人とも黙秘する。 → 2年の刑(自分も相手も
2年)…協力的反応
❶兩人都沉默
作的反應
→
2年的刑罰(自己和對方都是2年) … 合
❷自分は黙秘する。 → 10年の刑(自分)…
協力的反応
相手は証言する。 → 半年の刑(相手)…
競争的反応
❷自己沉默
對方作證
→
→
10年的刑罰(自己) … 合作的反應
半年的刑罰(對方) … 競爭的反應
❸自分は証言する。 → 半年の刑(自分) …
競争的反応
相手は黙秘する。 → 10年の刑(相手) …
協力的反応
❸自己作證
對方沉默
→
→
半年的刑罰(自己) … 競爭的反應
10年的刑罰(對方) … 合作的反應
❹2人とも証言する。 → 5年の刑(自分も相手も
5年) … 競争的反応
❹兩個人都作證
反應
→
5年的刑罰(自己和對方) … 競爭的
※実験では、黙秘することは「協力的反応」、犯
行を証言することは「競争的反応」だと理解さ
れている。
※實驗中,將沉默理解成「合作的反應」,為犯罪作證的
理解成「競爭的反應」。
自分としては、早く話してしまって刑務所から出た
いと思うだろう。早ければ、半年で出られるからだ。
以自己的角度來看,會有趕快說想趕快出獄的想法吧。因
為如果早一點的話,就能半年就出獄了。
しかし、それはもう一人の仲間が自分のことをだ
まっていてくれた場合だけだ。
但是,這只有在另外一個夥伴沉默的情況下才可以成立。
自分のことは話さないでほしいと思いながら、相手
のことを話すのは、いくら犯人でも心苦しいことだ
ろう。
一邊想著希望對方不要講出自己的事,另一邊又要說出對
方的事,即使是犯人也會很難受吧。
心苦しい(こころぐるしい) 難過、難受、於心不安
相手が友だちだったら、なおさらのことだ。といって、
何も言わずにだまっていれば、短くても2年刑務所
にいなければならない。
對方如果是朋友的話,一定會更難受了。要是這樣說,如
果什麼都不說的話,在短也要坐兩年的牢。
なおさら 更、更加、越發
その上、もし、相手がしゃべってしまったら、( ③ )
の刑である。
而且,如果對方說出來的話,自己就要坐(___)年的牢。
さて、2人はどちらの選択肢を選ぶだろうか。ゲー
ムに参加したあなたと、もうひとりの仲間は、いっ
たいどちらを選び、どういう結果になるだろうか。
那麼,兩個人會選擇哪一個呢?參加遊戲的你,還有一個
夥伴,到底會選哪一個,會有什麼樣的結果呢?
実験の結果は非常に現実的だ。平均して約3分の
2の割合で、 「競争的反応」が現れると言う。
實驗結果非常現實。平均約有三分之二的人都顯示出「競
爭的反應」。
やはり、このようなきびしい状況では、仲間を最後
まで信用することは難しいようなのである。
果然,在像這麼殘酷的情況下,相信夥伴到最後好像是很
困難的事。
問1、 「この場合」の説明として、正しいもの
はどれか。
1.
2.
3.
4.
2人の犯人は知り合いだが、いっしょに事件を起こしたことはない。
2人は、いっしょにいる所を警察に捕まった。
2人が警察に捕まったのは、2つの事件の犯人としてである。
2人は、捕まった事件も、その前の事件もいっしょに起こした。
問1 、 「這個情況」的說明,何者正確?
1.
2.
3.
4.
兩個犯人雖然認識,但是沒有一起犯案。
兩人在同個地方一起被警察逮捕。
兩人被警察逮捕,分別是兩個案件的犯人。
兩人被逮捕的案件,和前一個案件一起發生。
問2、 「このこと」とは、何を指しているか。
1.
2.
3.
4.
2人はそれぞれ4つの選択肢があること
証言すれば罪が軽くなり、しなければ重くなること
2人はおたがいに相談できないこと
今、相手が考えていること
問2、 「這個事情」,指的是什麼?
1.
2.
3.
4.
兩人分別有四個選項。
作證的話罪刑會減輕,沒有則加重
兩人不能互相協商
現在,考慮著對方
問3、この実験で、実際の罪より軽くなる場合
は、どれか。
1.
2.
3.
4.
2人とも証言した場合
相手が証言して、自分がだまっている場合
自分が証言して、相手がだまっている場合
2人ともだまっていた場合
問3、 在這個實驗中,比實際犯案的罪更輕的是
哪一個?
1.
2.
3.
4.
兩人都認罪的情況
對方認罪,自己沒認罪的情況
自己認罪,對方沒認罪的情況
兩人都沒認罪
問4、( ③ )に入る言葉はどれか。
1.
2.
3.
4.
半年
2年
5年
10年
問4、放入(
1.
2.
3.
4.
半年
2年
5年
10年
③
)中的是哪個呢?
問5、④「実験の結果」について、筆者はどの
ように考えているか。
1.
2.
3.
4.
半分以上がだまっているほうを選んだ。
半分以上が証言するほうを選んだ。
2人ともだまっていた場合が3分の2だった。
2人とも証言した場合が3分の2だった。
問5、關於④ 「實驗的結果」,符合的是哪一個?
1.
2.
3.
4.
有一半以上都選擇了不認罪。
有一半以上選擇了認罪。
有三分之二兩人都選擇不認罪。
有三分之二兩人都選擇認罪。
問6、④「実験の結果」について、筆者はどの
ように考えているか。
1.
2.
3.
4.
話すよりだまっているほうが難しい。
だまっているより話すほうが難しい。
相手を信用しないほうがいい。
最後まで相手を信用したほうがいい。
問6、④關於「實驗的結果」,筆者思考著什麼?
1.
2.
3.
4.
比起說,沉默更難。
比起沉默,說更難。
不要相信對方比較好。
到最後相信對方比較好。