パーキンソン病について パーキンソン病は脳の中の神経伝達物質である 「ドーパミン」を巣作って放出する「ドーパミン神経」 が減少することで、体を円滑に動かすことが できなくなる病気です。 50~60歳代で発症する病気で 日本では、千人に一人の割合で発症します。 症状は、運動系の症状、自律神経系の症状、 精神系の症状、その他の4つに分類されています。 パーキンソン病の4大徴候はこちらです↓ パーキンソン病と歯科治療 神経の伝達が障害され、身体を円滑に動かすことができなくなることで口腔周囲にもさまざまな症状がでます。 1.オーラルディスキネジア 2.嚥下障害 3.口腔乾燥症 口をもぐもぐさせたり、舌を出した 食べ物を口に入れ噛み砕いた物を飲み込むことを嚥 口腔の筋機能の低下と治療薬の副作 り唇を常になめ回したりする不随 下と言います。飲み込む機能が円滑に行われ なく、 用に伴う唾液の分泌抑制が起こり 口 意運動のことです。 嚥下運動も障害され食べ物を飲み込むのに時間がか 腔内が非常に乾燥します。乾燥すること かったり、食べ物を誤って気道に飲み 込む「誤嚥」を で、口腔粘膜の抵抗力の減弱やちょっ 起こしたりします。 とした機械的刺激で簡単に傷が つき、 治りが非常に悪くなります。 パーキンソン病の患者さんで、身体のふるえが強度な場合や不随意運動が強度な場合、歯科治療が 困難のため、症状が安定するまで様子をみさせていただきます。 また、治療をする際に嚥下障害が強度の場合も、うがいができる状態まで機能訓練が進んでからの 来院をお願い致します。 歯科を受診されるときにはパーキンソン病の治療状況と、歯科の治療の時に注意すべき点等を記載 した紹介状を主治医の先生に書いて頂きます。 治療が出来る場合には安心、安全に当院で治療やメンテナンスをしっかりとやらせて いただきます。 H26.12.1 医療法人社団すずかけの木 丸山歯科医院 作成者 児玉 紗紀
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