専修学校専門課程振興補助金の再構築(案)

専修学校専門課程振興補助金の再構築
~ 全国一の職業教育で「企業がほしい学生」を育てる ~
主な経過
◇H20.10 「おおさか職業ナンバー1戦略(素案)」
◇H21. 4 「職業アセスメント・プログラム」事業スタート
◇H22. 4 大阪発「産学接続コース」スタート(22コース)
◇H22.10 中教審「キャリア教育・職業教育の在り方」
(答申素案)
◇H22 . 9 専修学校の留学生受入の規制緩和(文科省)
 大阪府の要望に沿って、定員の1/2ルールを撤廃!
再構築の視点 (目的の明確化)
☆学校補助から目的を明確化した事業費補助へ再構築
(専門学校生の学業継続をあわせて支援)
目的の明確化
①高度専門人材の育成
 大阪発「産学接続コース」の促進
 アジアと大阪の架け橋となる外国人留学生の育成
②中高生への職業教育の支援
 大阪版「職業アセスメント・プログラム事業」の展開
職業教育の課題
 単線型の教育ルート
*海外では「複線型の教育ルート」が一般的
 大学教育への企業側の満足度で日本はワースト
*IMD国際競争力ランキング(2005年)
 企業における人材育成機能が低下
事 業 の 内 容
■H23予算要求額 220百万円
H22 当初予算額
( 一般財源 220百万円 )
231 百万円 ( 一般財源 231百万円 )
①「産学接続型教育」支援事業
[ 75百万円 : 30事業]
★ 「産学接続コース」の拡大
★ 留学生を対象とした「アジア交流コース(仮称)」の新設 など
*人材育成に問題があるとする企業は7割(厚労省調査)
 コースの倍増を目指す(30コース⇒60コース)
 府内高校生の就職内定率: 86.2%(H22.3現在)
②「中高生の職業アセスメント」支援事業
*職業的・社会的自立に必要な教育が不足
 高校卒業後の3年以内の離職率: 44.4%
*雇用のミスマッチ等
[ 115百万円 : 95事業]
★ 専門学校による実践型職業教育を中高生へ拡大
③「専門学校生セーフティネット事業」
★ 専門学校生の学業継続支援
[ 30百万円 ]
中教審 キャリア教育・職業教育特別部会の検討状況
参 考
◇平成22年10月:「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」答申素案
⇒ 中教審も大阪府の職業教育の取組みを高く評価
■大阪府の取組みと中教審の答申素案との比較
大阪府
◆ 大阪版「職業アセスメント・プログラム」事業の実施
後期中等教育における
職業教育等のあり方
⇒高校生に対して、専修学校、企業等と連携して、
実践的な職業教育を提供
【事業メニュー】
①職業適性診断テスト
②職業人との交流ワークショップ
③専修学校による職業体験学習
◆大阪発「産学接続コース」の普及
専門学校教育
⇒企業と専修学校が連携し、企業の人材ニーズを
反映したカリキュラム(長期の現場実習の実施
等)を開発
*産学接続コースの卒業生就職率:100%
中教審の答申素案
◇職業教育の充実の必要性
 「職業への円滑な移行」、「自己の可能性を広げる」
という面から、職業教育の重要性は高い。
〔課題〕
・社会や職業へのスムーズな移行が行われるためには、
学校教育における職業教育が課題
◇新たな学校種の必要性
(職業実践的な教育に特化した枠組み)
企業や産業界と連携した教育課程の編成等
長期の現場実習の実施
「専修学校専門課程振興補助金」の再構築による職業教育のさらなる展開