「総合学習の時間」の評価

金子 郁容研究会 ー教育班ー
「総合的な学習」の評価
~授業デザインの作り方~
[研究メンバー]
総合政策学部3年
総合政策学部2年
総合政策学部2年
西山裕
里村 明洋
鈴木 紫穂里
アウトライン
・総合的な学習の背景
・問題意識と仮説
・藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
・結論と今後
「総合的な学習」の背景
1.中央教育審議会第一次答申での「生きる力」
生きる力はとは問題発見・解決能力が主である。
2.小学校学習指導要領
学習指導要領は「生きる力」をmain conceptとしている
3.総合的な学習と「学び」
知識伝授型からの転換と「知」の総合化
■生徒の興味・関心を引き出す授業としての役割
「総合的な学習」の背景
1.中央審議会第一次答申
a.変化する社会の中での課題発見・解決能力
b.自立性・主体性の確立
c.社会性と協調性
d.生きるための体力
2.小学校学習指導要領
a. 生徒の興味・関心に基づく創意工夫
b. 体験的・問題解決的な学習を取り入れる
c. グループ活動・地域活動についての工夫
「総合的な学習」の背景
■カリキュラム開発(SBCD:
SchoolBasedCurriculumDevelopment)
‥‥学校をカリキュラム開発の場と考え、そこでの日常的な活動を通して開発を進
めていこうとする考え方。実践を通しての計画へのフィードバック機能が重要で
あるとする考え方。
機能させるための条件
①学校において教育活動を計画・実施していく際の「How」から「What」「Why」への
意識変革。
②日常的な授業研究と有機的に関連するカリキュラムの開発システム
(設計→実施→評価→改善)の確立。
③教師一人一人がカリキュラム開発に関する意識と力量をもつこと。
「総合的な学習」の背景
■「総合的な学習」の時間の学習過程
参加・貢献に
よる問題解決
問題の存在
の実感
人材活用
メディア活用
課題発見と活
動計画策定
課題の追求・
解決と評価
時間の弾力的運用
課題の再構
成と再追求
問題意識と仮説
■問題意識
・問題発見・解決能力などの「生きる力」を図ることは困難。
・数値化されるものではない。
・教科学習のようにインプットがあるわけではない。
・ゴールが的確に設定されにくいので生徒が何を得たのかを評価しにくい。
全てのプロセスを含めた生徒の「生きる力」を評価すること
ができない
■全てのプロセスの中で生徒の「生きる力」を図る
ことができる授業デザインをつくるべきである。
問題意識と仮説
研究プロセス
仮
説
か文
ら献
のと
考研
察究
資
料
藤沢市に焦点を絞る。
藤沢市の小学校全37校
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仮説検証
ま
と
め
藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
藤沢市各学校の「総合学習の時間」に関する研究資料
顕著な事例が見られた学校
■大庭小学校
・総合的な学習に対する意識が高い
・狙い ⇒ 計画 ⇒ 評価 の流れがしっかりとしている
・評価シートが存在している(評価が授業にフィードバックしているかは不明)
・地域との協力体制ができている
■羽鳥小学校
・外部から講師を招く・部会(勉強会)を設けている・授業は公開している ⇒ 先生方の向上心が高い
・地域素材が豊富であり、地域に密着した学習ができている
・評価で問題点となっている「ひとりひとりを見ることの難しさ」に対して解決しようとする努力が見られた。
(ビデオをとる・先生が一人だけでなく複数人と協力する .etc)
ポートフォリオ評価が導入されている
藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
藤沢市各学校の「総合学習の時間」に関する研究資料
顕著な事例が見られた学校
■大越小学校
・部会(勉強会)での先生方による授業研究
・評価は授業の内容を親に伝えるという目的が中心
個人個人の細かい評価や、またそれを授業内容にフィードバックするところまでは手が回っていない
■その他
・総合的な学習に対するモチベーションは学校によって様々
・評価の仕方は全体的にまだ未開発・未定着
■先生方の意欲よりも、「生きる力」を図ることの難
しさが問題。
藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
藤沢市立湘南台小学校
【校長名】
石渡 裕司
【所在地】
〒 251-0804 藤沢市湘南台5ー23
【TEL】
0466-43-3682
【学級数】
27クラス(特別指導学級3クラスを含む) 日本語指導学級
【児童・生徒数】
870人
藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
「総合的な学習」の時間
■5年生担任 石井宏樹先生のお話
・内容は学年・担任任せ
担任が内容を決めてそれを学年会で確認。
例:運動会の催し物の決定・個人テーマ等
・評価について・・・
数値化できるものでなく、○△×では評価できない。
自己評価の導入
藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
・評価について・・・
生徒に何を得たかを自分自身で考え書かせたものに、担任がコメン
トをする。一人一人フォルダを作ったポートフォリオ評価を行ったこと
もある。
しかし、
・プロセスを評価することの難しさ(生徒任せ)
・授業デザインは経過とともに変わっていく。
・やらせることはないが、やらせないのもよくない。
・出来る子・出来ない子の違い
藤沢市教育文化センターと湘南台小学校
■仮説「全てのプロセスを含めた生徒の「生きる
力」を評価することができない」
□全てのプロセスにおいて生徒が何を得、何を考えたかを
図ることの難しさ。
□授業デザインも経過により変わってしまうものである。
□生徒一人一人の力を見ること(サポート)は現在できてい
ない。
結論と今後
1.全てのプロセスでの「生きる力」の評価
プロセスごとに何を生徒達が得たのか。生徒に一方的に記録させる
のみでよいのか。
2.授業デザインの変容性
授業の経過とともに変わっていく授業デザイン
3.一人一人の力を図ることの難しさ
自由度が高いので一人一人の得るものが違う
■授業デザインへの発展・応用
授業デザインに、全てのプロセスにおける評価・変容性
がある・教師が一人一人を記録する・ということを導入
結論と今後
■今後
小学校4~5校インタビュー
仮説検証
へ小
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ー校
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【藤沢市小学校全37校】
仮説検証
結論と今後
■夏休み中
・湘南台小学校の高田先生
「総合的な学習の評価」を専門になさっている
・高砂小学校
来校が決定
■藤沢市の小学校に応用・適用可能な授業デザイ
ン、また評価指標の作成が最終目標