気候変動の要因(観測と数値モデル) 【気候変動は温室効果ガスが原因か?】 ・19世紀後半以降、世界の平均気温や海面水位は、長期的に 上昇している。また、海洋表層の貯熱量は、1950年以降上昇 と下降を繰り返しつつ増加しており、水温の上昇が海面のみな らず海洋内部まで及んでいることを示している。これらの観測 結果により、気候システムが温暖化していることには疑う余地 がない。(左図) ・観測結果及び気候モデルによる20世紀気候再現実験の結 果等に基づき、IPCC(2007a)は、「20世紀半ば以降に観測さ れた世界平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効 果ガス濃度の観測された増加によってもたらされた可能性が 非常に高い。」とした。(下図) (a) 世界全体 (b) 陸域のみ (c) 海洋のみ 赤:自然起源+人為起源 赤:自然起源+人為起源 赤:自然起源+人為起源 青:自然起源 青:自然起源 青:自然起源 観測された地上気温の変化と気候モデルによるシミュレーションの比較(1901~1950年平均からの偏差の10年間平均値) 出典:文部科学省・環境省、気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポート「日本の気候変動とその影響」(2012年度版)、p.6、2013年3月
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