バクテリアの動きについて 桐蔭横浜大学 工学部 ロボット工学科 T19R002 上地 樹 T19R003 遠藤 恭介 T19R015 杉山 貴士 T19R026 平沼 良和 担当教員 工藤 成史 実験目的 ・セリンとフェノールを使ってキャピラリ アッセィ(毛細管実験)を行いサルモ ネラ菌とビブリオ菌の動きを観察し、 今後の研究に生かす。 キャピラリアッセィとは、毛細管を使った実験 ・写真のような装置でガラス 管の先端を細くし、寒天を加 えたセリンやフェノール水溶 液を入れた。 (最初は、うまくいかず下に付 いているおもりを軽くすること で先端が20μmほどの毛細 管ができた。) なぜサルモネラ菌とビブリオ菌を選ん だのか? ・サルモネラ菌とビブリオ菌には移動するために重要な部 分であるべん毛の数に大きな違いが有るからである。 ・サルモネラ菌は数本のべん毛を持つが、ビブリオ菌はべ ん毛を一本しか持っていない。 またこのような実験をする場合、この二つの菌は代表的 なものであるという理由もあげられる。 サルモネラ菌 ビブリオ菌 発表の順番 ・サルモネラ菌 セリン ・サルモネラ菌 フェノール ・ビブリオ菌 セリン ・ビブリオ菌 フェノール サルモネラ菌にセリンを入れた場合 ・サルモネラ菌が好きなものと言われてい るアミノ酸の一つであるセリンを入れた。 ・その結果、予想していたとおりサルモネ ラ菌はセリンに集まって来るような行動を した。このことからサルモネラ菌はセリン が好きであるということが分かる。 サルモネラ菌にフェノールを入れた場合 • 結果 サルモネラ菌の場合、フェノールのことが嫌い なため毛細管にフェノールを入れると毛細管 から菌が離れていく。 ビブリオ菌にセリンを入れた場合 ・結果 ビブリオ菌もサルモネラ菌と同様、セリンが好 きだと言われていたので集まることは予想し ていたが、このように勢いよく集まることは予 想していなかった。 ビブリオ菌にフェノールを入れた場合 ・結果 実験前の予想ではビブリオ菌は毛細管か ら逃げると思ったが、予想に反してビブリオ 菌は集まっているようにも見えた。 理由は毛細管先端付近のビブリオ菌の動 きがガタガタし始めるため、毛細管の先端付 近に動きの悪くなったビブリオ菌が溜まって、 集まるようになったためだと思われる。 遊泳( r un mode) 方向転換( t umbl e mode)
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