生物学Ⅱ 第二回目 1. 2. 3. DNA変異の例(続き) DNA変異の種類 DNA変異のしくみ O型とB型の夫婦からA型の子は生まれるか 血液型とは 赤血球の表面 糖鎖 プリント 図16-1 A型:Nアセチルガラクトサミン B型:ガラクトース 糖を結合させるのは酵素の働き ABO型:酵素の種類 塩基の違い A型とB型 7つの塩基異なる → アミノ酸レベルでは4つ 異なる O型とA型 塩基一カ所異なるのみ A型の261番目のGが抜ける → O型 Gが抜けたまま読み続ける 終始コドン 現れる フ レームシフト B型から Gが補われると A型と同じになる 動脈硬化が起こりにくい変異 ポルタトリー遺伝子 1600塩基の1つ CからTに変換 CGC→TGC アルギニン→システイン ポルタトリー 「アポA1」タンパク 血管のコレステロール回収 173番目のアミノ酸 システインに置換 システイン同士 S-S結合 結びつきや すい 2個一組で合体 ふつうの3~5 倍のスピードでコレステロール除去 DNA変異の種類 塩基消失 酸や熱でプリンが除去される 一細胞あたり10の4乗個のプリンが除去 塩基置換 電離放射線・アルキル化剤 塩基の欠失・挿入 色素などの挿入剤 組換えや複製中に取り込まれる ピリミジンの結合 紫外線照射により二量体形成 化学変異 点変異 る 一つの塩基対が他の塩基対に置き換わ 転位(トランジション) プリンがプリン ピリミジンがピリミジン 転換(トランスバージョン) プリンがピ リミジンに 挿入・欠失変異 一つまたはそれ以上の 塩基が挿入されるか除去される DNA変異 変異原 化学物質や紫外線・電離放射線 塩基類似体 塩基に化学変化を起こす物質 変異誘起 脱アミノ化(図16-3) シトシンの脱アミノ化 ウラシル ニン → ヒポキサンチン CG→ ATに置換 亜硝酸塩 ノ化反応 アデ 肉製品の保存料 酸化的脱アミ アミノ基→カルボニル基 [考えよう!] このような反応が起こるとどのような不都合が生じると考え られるか [試験対策] DNA中にウラシルが用いられないのはどのような理 由が考えられるか 塩基類似体 構造が正常の塩基に似ている 誤ってDNAに取り込まれる アミノプリン(AP) チミンと対合 図16-2 シトシンとも対合 カフェイン チミンの塩基類似体 グアニンと塩基 対合できる カフェインの取り込みはトランジションを引 き起こす 紫外線(図16-4) ピリミジン 二量体形成 チミン二量体 複製・転写 抑制 誤った複製
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