まとめ

社家神道の諸派
(二)吉田神道
提唱者:吉田(卜部)家学を大成した
p54のL3
吉田兼倶
別 名:卜部神道、唯一神道、元本宗源神道
p54のL23~27
代表的な論書:『唯一神道名法要集』 p54のL28
理論的な特質
①
本地垂迹説に対して、仏本神迹(顕露之顕)と反
本地垂迹たる神本仏迹(隠幽之密)という二種の
別を立てた。但し、これは外来思想たる仏教の法
華教学に言う本迹二門・顕密二道の判釈を踏襲し
た論法とも解されるが。兼倶は前者を「浅略ノ一
義」とし、後者を「深秘ノ義」と位置付けている。
p54のL36~p55のL3
②
『名法要集』には、外来思想である仏教、儒教、
道教等の経典からの頻繁且つ広範囲に亘る引用、
援用の例が目立っており、この論書の展開する神
道論がその内容と形式との両面において、外来教
学の複合、混淆によって構成されていることは明
らかである。 p55のL22~26