駐日アフガニスタン大使館 AJ-SEP レセプション: 2011年5月27日 基本的事項 アフガニスタン・イスラム国 首都:カブール 面積: 647,500平方キロメートル (日本の約2倍) 言語: 44もの言語が話されています。 (公用語はダリー語とパシュトゥー語) 宗教:国民の99%がイスラム すが、シーク教、ヒン ドゥー教、キリスト教の人もいます。 若者の国 未来への希望 “もしも今よりも豊かになったら、その時はお医者さん かエンジニアになりたいと思っています” –マルツィア, 13 歳 ジャララバード カンプーナ難民キャンプ アフガニスタンの子供たちも、他の人を助ける仕事をし、 より良い世界のために貢献したいと、他の国の多くの 子供たちを同じように望んでいます。 未来への希望 • どんなことをするのが好きですか、また楽しみはなんで すか。 “学校へ行くことよ。川で遊ぶのも好き、でも学校に行く ほうがもっと好きよ。友達に会ったり、大切なことを学べ るから。一日中働かなきゃいけない友達も沢山いるけど、 私はそうじゃないし、それはとても有難いことだと思う。 私も学校に行く前にお母さんの手伝いをしているけど、 学校に行かせてもらえるんだから、そのくらいは気にし ないわ。” —マスーダ, 10歳 ナンガハール県 ヘワ地区 未来への希望 • アフガニスタンの12歳の子供は、普通どんな風な一日を 過ごしますか? “私の場合、まず、朝は日が昇る前にお祈りのために起 きます。お祈りをすませたら、勉強をして、学校に行く準 備をします。そうしたら、井戸から水をくんできて、お茶を いれ、お母さんが朝食を作るのを手伝い、家を掃除して、 皿洗いの手伝いをしなくちゃなりません。朝の8時には 学校に行きます。夜になったら、また井戸で水くみをして、 夕食の準備を手伝います。 —バスミナ, 12歳 ナンガハール県 ヘワ地区 未来への希望 • どんなスポーツをしますか。 “たこ揚げが好きで、毎週金曜日には首都カブー ルのタパ・マランジャンという大きな広場に友達と 行って、一緒にたこを飛ばして、競争します。ほか には、サッカーやクリケットも好きで、放課後に毎 日やりますが、たこ揚げは週末だけの特別な遊び です。 —サマディ, 11歳, カブール 解決すべき課題 challenges • 5人に1人に近い数の子供たちが、5 回目の誕生日を迎える前に命を落と しています。 • 中学生の年齢の子供のうち、半分以 上が字を読むことができません。 • 5歳から14歳の子供のうち、13%が働 いています。 これまでの成果 achievements • この10年で、子供の死亡率を38%減少させること ができました。(2009年実績) • 以前よりも、より多くのアフガニスタンの子供たち が適切な教育を受けることができるようになりまし た。学校に通っている子供の数が、2001年には 100万人以下だったのに対し、今はほぼ800万人 と、大幅に増えました。 アフガニスタンの教育 アフガニスタンでは、宗教のための教育と、理科 や国語などの学科のための教育の、2つの教育制 度を子供たちのために用意しています。 宗教のための教育は、ムッラーというイスラム教 の先生によって準備され、運営されています。 アフガニスタンの子供たちは、宗教のための教育 を通じて、コーランの読み書きと、算数を勉強しま す。 12年で学校教育は修了(しゅうりょう)し、その間 子供たちは半日ずつ学校に通うことになっています。 よりよい未来のために Realizing the future • 戦争と破壊(はかい)のつめ跡(あと)が残る環境(の こるかんきょう)のもとで、生まれ、育ったアフガニス タンの子供たち。 その子供たちこそ、アフガニスタンの未来を考える上 でもっとも大切な存在(そんざい)です。 • アフガニスタンの子供たちは、すばらしい未来をただ 楽しみにして、待っているだけではありません。彼ら は笑顔で、この国をより良くするんだと言います。 • この10年間、アフガニスタン政府(せいふ)も、子供たちの未来の役割(やくわり)を用意し、 子供たちが将来責任(しょうらいせきにん)ある国民、力のあるリーダーになれるように準 備(じゅんび)を進め(すすめ)てきました。 政府による協力 Government Support • アフガニスタン政府(せいふ)は青少年対策省(た いさくしょう)を設置(せっち)し、アフガニスタンの 民主主義制度(しゅぎせいど)を維持(いじ)し、発 展(はってん)させることに、若い人達の力が活か されるように努力(どりょく)してきました。 • アフガニスタンで最も元気で、一番活動的な、若 い世代の人々から、前向きで建設的(けんせつ) な力を引き出すことができるように、今もより良い 方法を探し、実践し続けています。 政府による協力 Governmental Support • 若い人達に関わるその他の問題には、文部省(もんぶしょう)や高等(こうとう)教 育機関(きかん)、保健省(ほけんしょう)が取り組んでいます。 • 情報(じょうほう)文化省(しょう)も、若い人々の健(すこ)やかな育成(いくせい)に 関して、大切な役割を担って(やくわりをになって)います。 民間からの協力 Non-Governmental Support • アフガニスタン若者構想(こうそう):若い人達に協 力(きょうりょく)し、力づけることで、平和で豊か (ゆたか)なアフガニスタンを作ろうとしているNGO (民間非営利(ひえいり)団体)です。 • アフガニスタン若者構想(こうそう)は、若者によっ て行われる、教育力やリーダーシップの向上(こう じょう)に役立つ(やくだつ)ような“草の根事業(く さのねじぎょう)”を応援(おうえん)しています。 • 現在(げんざい)は、女子のための英語のクラスと インターネットセンターの設置(せっち)、ファラ高 校の科学(かがく)教育センターの施設充実(せっ ちじゅうじつ)、街中にゴミ箱を設置(せっち)する ことによる、衛生(えいせい)、環境(かんきょう)問 題の改善(かいぜん)などを行っています。 国連の支援 United Nations Support • UNICEF (ユニセフ・国連児童基金)(じどうぼき ん):アフガニスタンにおいて、子供の権利と女子 教育の改善(かいぜん)に取り組んでいる非営利 (えいり)団体です。 • つい先日、ユニセフは、アフガニスタンにおいて子 供の権利(けんり)を確実(かくじつ)に守るために、 しっかりした、総合(そうごう)的な子供のための 法律(ほうりつ)を作ることを呼びかけました。 スポーツを行う新しい機会 Opportunities in sports • アフガンスポーツ連盟(れんめい)(ASF)は、キャンプ、スポーツ講座(こうざ) など、さまざまなスポーツに参加(さんか)するチャンスを若者に提供(てい きょう)しています。 • 先日、アフガニスタンのサッカー代表(だいひょう)チームは、 AFC(アジアサッカー連盟(れんめい))チャレンジカップにて優勝を収めました (ゆうしょうをおさめました)。 ボーイ・ガールスカウトの良い影響 • ボーイスカウトやガールスカウトは、アフガニスタンの子供 たちの、将来の活躍(しょうらいのかつやく)に向けた準備 段階(じゅんびだんかい)として、とても大切な役割を果た す可能性(やくわりをはたすかのうせい)があります。 • ボーイ・ガールスカウトの教え、考え方は、決断力(けつだ んりょく)、勤勉さ、忍耐力(にんたいりょく)、そしてリー ダーシップをとる能力を伸ばします。これらの能力は、今 の若い世代が、素晴らしい(すばらしい)、希望(きぼう)の 世代となるための助けになるものです。 AJSEPとのさらなる結びつき Getting further involved • • • • • AJSEPとは、アフガニスタン・日本スカウト交流プロジェク トのことです。 AJSEPは、日本政府に対し、若い世代への援助を目的 としたアフガニスタンへの融資の継続を呼びかけました。 日本政府はユニセフに対し、国民健康プログラムに43億 ドルの援助を行うことを確約しました。 これまでのところ、9000万ドルがアフガニスタンへ届けら れ、750万人のアフガニスタンの子供たちを助けました。 2009年から5年間かけて、50億ドルの援助が行われる予 定であり、既に16億ドルが届けられています。 AJSEPとのさらなる結びつき Getting further involved • アシアナ、チルドレンズサーカス、スケートスタン、 ユニセフなど、子供を支援(しえん)しているアフ ガニスタンの機関(きかん)や国際機関(こくさい きかん)に対して援助(えんじょ)を行っています。 • 意識向上(いしきこうじょう)のためのイベントの 開催(かいさい):アフガニスタンの子供たちの問 題(もんだい)や、必要とされている募金(ぼき ん)について考えてもらう機会を増やし(きかいを ふやし)、設け(もうけ)ています。 AJSEPとのさらなる結びつき Getting further involved • 交換留学(こうかんりゅうかく)プログラムの作成ーアフガニスタン のスカウト、もしくは、他の子供のグループの日本への派遣(はけ ん)、留学を支援(りゅうがくをしえん)しています。 • 日本で勉強するアフガニスタン人に対し(たいし)、奨学金(しょう がくきん)を提供(ていきょう)しています。 • 日本文化センターの設立(せつりつ)、もしくは、日本で勉強する 予定のある生徒たちのための日本語教育プログラムの開講(か いこう)を目指して、現在(げんざい)活動しています。 AJSEPとのさらなる結びつき 皆さんの次の活動を楽しみにしています。 マナナ – タシャコール – ありがとう
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