2008年1月13日 G-SEC 政策を議論するための出発点となる データベースの構築 公共政策の重要な争点を取り上げ、 問題点の整理と選択肢の集約を行い、 有権者にわかりやすく情報提供 多種多様な論点が存在 記録漏れ、保険料流用、未納、制度間格差、等々 優先的に議論すべきことは何か? 「公平で持続可能な制度を構築すること」 本筋の議論を集中的に扱う 持続可能性 2004年改革で、持続可能性は向上 しかし、少子・高齢化が進む中で、 十分な給付額を保障できるかは不透明 公平性 世代間格差は今後は限定的 立場による格差、 特に非正規雇用者への対応が今後の課題 現行の制度を微修正(政府・与党案) 現行の制度を維持しつつ、 少しずつ修正を加えることで、問題に対応していく 2004年改革後は、厚生・共済年金の統合、 保険料徴収体制の強化などが検討中 長所 短所 大きな変化を伴わないため、実現が容易 受益と負担の関係が明確 少子・高齢化に伴う財政の悪化、 立場による格差への対応は限定的 付随する論点 未納問題への対応(自己責任か、強制徴収か) 最低加入期間は25年でよいか 一元化、基礎年金を税方式へ移行 各種年金を一元化、 基礎年金と所得比例年金にまとめる 基礎年金の財源に税をあてる(消費税が有力) 民主党、経済界の一部が支持、 専門家の間にも支持が多い 長所 短所 立場による格差を解消 安定した財源を確保、将来の無年金者を解消 保険方式に比べ、受益と負担の関係が不明確 移行に時間がかかる 付随する論点 財源は消費税でよいか 積立方式へ移行 従来の賦課方式を改め、自分が払った保険料を 将来自分が受け取る積立方式へ移行 世代間の助け合いという考え方を排除し、 最も自助努力を強調する立場 一部の専門家が支持 長所 少子・高齢化など人口構造の変化に影響されない 短所 物価変動に対応できないリスク 移行が非常に困難(「二重の負担」問題) ビデオ教材として公開 問題点の整理・主な選択肢の紹介 専門家や政治家のコメントを複数の立場から収録 1争点につき10~15分程度 一般の人が、見て・聞いて、 その争点の全体像を把握できるレベル 政策論議の質の向上に貢献 政策を専攻する学生のトレーニング 何を議論すべきか(争点の紹介) どのように議論すべきか(主要な選択肢の紹介) わかりやすく提示(ビデオ教材の作成) 政策をデザイン・議論するために必要な 情報収集・分析・プレゼンテーション能力の養成 討論型世論調査の説明資料として活用
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