育児短時間勤務制度の概要 少子高齢化が進む昨今、社会的な動きとして「仕事と家庭の調和(ワーク・ライフ・バランス」への取り組 みが活発化しているなか、産総研においても、次世代育成支援行動計画の策定や、育児特別休暇を新 設するなど、少子高齢化対策、ワーク・ライフ・バランスへの取り組みを積極的に行ってまいりました。さ らなる取り組みの一環として、職員が職場を完全に離れることなく、充実して育児に取り組める環境作り を目指し、平成20年4月1日より新たな休業制度「育児短時間勤務制度」をスタートさせました。 1.育児短時間勤務使用例 入院 6週前 出産 退院 8週間後 1年後 産前の特 別休暇 女性職員 小学校就学始期 3年後 週2日半 勤務 産前の特別休暇 産後の就業制限 育児休業 保育園等 への送迎 育児短時間勤務 男性職員 託児時間 育児短時間勤務 配偶者の 特別休暇 妻の出産に係る男性 職員の特別休暇 配偶者出産 の特別休暇 育児休業 手当金 育児休業 託児時間 週3日勤務 2.制度概要 内 対 者 標準時間制による勤務の常勤職員(職員・任期付職員) 対象等なる子の年齢 小学校就学始期まで 短 の 原則として週3日以上、週20時間以上30時間未満の範囲内で、「始業時刻から 休憩時間の開始時刻(午前)」、「休憩時間の終了時刻から終業時刻(午後)」、 「始業時刻から終業時刻(8時間)」のいずれかを組み合わせた勤務パターンを選 択することができる。 ただし、週5日勤務の場合は、週20時間未満の組み合わせも選択できる。 取得パターン : ・週5日勤務、午前・午後・8時間勤務いずれかの組み合わせ(30時間未満) ・週3日~4日勤務、午前・午後・8時間勤務いずれかの組み合わせ(20時間以 上30時間未満) ・週2日半(午後)勤務 等 時 間 勤 パ タ ー ン 務 等 取 得 期 間 の 単 位 1ヶ月以上、1年以下 申 出 1ヶ月前までに申出 延 長 同一の子について小学校就学の始期に達するまで、1ヶ月以上、1年以 下を単位として延長を申出ることができる 出 同一の子について期間終了後1年経過後に再度の申出をすることができ る。ただし、特別な事情(配偶者の入院、配偶者との別居、その他予測で きない事実の発生)がある場合等は、1年以内であっても再度の申出をす ることができる 再 1 象 容 度 の 申 3.処遇等概要 内 俸 給 月 額 諸手当(扶養手当、住居手 当、寒冷地手当、単身赴 任手当、資格手当) 勤務時間数に応じた額(俸給月額×(週の勤務時間数÷40時間)) 全額支給 勤務時間数に応じた額(手当の月額 ×(週の勤務時間数÷40時間)) 職責基本額 職責手当(職責基本額、職 責 加 算 額 ) 容 職責加算額 管理監督者等 上記以外 勤務時間数に応じた額(手当の月額 ×(週の勤務時間数÷40時間)) 支給しない 通 勤 手 当 公共交通:定期券又は平均1箇月当たりの所要勤務回数に応じた回数券等、い ずれかのうち最も経済的かつ合理的な運賃相当額 自家用車:平均1箇月当たりの所要勤務回数に応じた額 期 末 手 当 短縮された勤務時間の短縮分の1/2に相当する期間を除算 業 績 手 当 短縮された勤務時間の短縮分に相当する期間を除算 退 職 手 当 期間の2/3を勤務したものとみなす 昇 給 フルタイム勤務職員と同様の扱い 昇 格 フルタイム勤務職員と同様の扱い 暇 フルタイム勤務時と同様に付与(半日年休は認めない。時間単位の年休 は取得可能(※)。) 暇 原則としてフルタイム勤務時と同様 年 特 次 有 別 給 休 休 ※ 日によって勤務時間が異なる場合の時間単位で取得できる年休の時間数は、育児短時間勤務期間中の1日の平均所定労 働時間数(育児短時間勤務期間中の総労働時間数÷育児短時間勤務期間中の要勤務日数)×5日となります。 注: 育児短時間勤務又は託児時間により、給与が減額された場合は、育児短時間勤務又は託児時間開始後3月間の報酬に 応じた標準報酬による掛け金に減額される。ただし、3歳に満たない子を養育する前の標準報酬と比べ、養育期間中の標準報 酬が下がった場合、申出により、養育期間以前の標準報酬による掛金にできる。 平成20年4月1日から変わりました ・育児部分休業が託児時間に変わり、子の対象年齢が小学校就学始期に達するまでに引き 上げられました。 ・育児休業復帰時の復職時調整期間率が現行1/2から100/100以下へと変わりました。 ・男性職員が育児時間を申出する場合も、男性職員以外の親が取得した育児時間から差し引 かれなくなりました。 お問い合せ:能力開発部門 人事室 電話:9-31-56282 勤労室 電話:9-31-56281 Mail:[email protected] 2 H22.12.2更新
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