杭州西湖 平湖秋月(へいこしゅうげつ) • 中秋名月の名所。石 造りの平台が湖に突き 出し、その三面が湖水 に臨む。中秋明月の夜、 頭上の満月と湖面に映 した月光は、光のスク リーンとなって鑑賞者 を包み込む。まるで夢 の世界。ちなみに中国 で有名な広東音楽の中 に平湖秋月という題名 の曲があります。満月 の夜にその名曲を聞き ながら、お月見を楽し むのも趣があります。 曲院風荷(きょくいんふうか) • ハスの花の名所。ハス が多く植えられ、満開す る時には風がハスの花の 香りを運んでくる。南宋 時代、ここに皇室専用の 酒を醸造する場所があっ たので、「麹」院と呼ば れた。清の康熙帝が中に ハスの花を多く植えてい たことから「曲院風荷」 と改名して、西湖十景の ひとつとされた。 三潭印月(さんたんいんげつ) • 中秋明月を鑑賞する名所。宋 時代、杭州の知事であった蘇東 坡は西湖を保護するため、西湖 を浚渫し、水の最も深いところ に三つの石塔を建て、菱と蓮を 植えることを禁じた。今は、中 秋明月を鑑賞する場所として有 名になった。潭とは水の深い所。 満月の時、石塔の中に蝋燭を灯 し、石塔の表面にある五つの穴 に薄紙を張られ、蝋燭の光は薄 紙を通して湖面に映って、天上 に月一輪、湖面に影15の珍しい 景観となる。明の1607年、三潭 の前に湖底からさらった泥で小 島が築かれた。島内には池を取 り囲んだ庭園が造られ、三潭印 雷峰夕照(らいほうせきしょう) • 湖の南岸、三方 を湖に囲まれてい る夕照山の上には 七層の塔・雷峰塔 があり、北の保は お俶塔とともに称 えられた。 断橋残雪(だんきょうざんせつ) • 早春の雪見の名所。春め いた墨染めの湖面に残りの 雪の白さが映し、幻想世界 を演出する。断橋は湖の東 岸寄りの橋。唐の詩人白居 易が築いた白堤は孤山から 伸びてこのあたりで断橋に よって東岸に連なる。雪解 けの日、橋に積もった雪は、 太陽に照られた「陽」面は 雪が解け、反対の「陰」面 は雪が残ったままで、遠く から見ると、あたかも橋を 断ち割ったようにみえるこ とから、こう呼ばれるとい う。 豚肉の角煮 • 北宋の蘇東坡が杭州知 事に勤めたときに、西湖 の浚渫工事を行い、出稼 ぎ労働者の苦労をねぎら うためにこの肉料理を 作ったという。いままで すでに900年の歴史がる。 その特徴は、深紅色の肉、 柔らかい歯ごたえ、しつ こくない味にある。 草魚の甘酢あんかけ • 北宋の宋五嫂が寝付 いている夫の兄弟の ために食欲をそそる 魚料理を作ったのが 最初だと言い伝えら れている。甘酸っぱ いソースが特徴的だ。 魚の肉は大変柔らか く、蟹の風味を併せ 持つ。 ありがとう ございました
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