水中世界の再現 早稲田大学 国際情報通信研究科 修士1年 (T00A326-8) 高津 智仁 水中(海中)の世界 特徴 1. 音波は空気中に比べ約4倍の速度で伝わる。 2. 密度、圧力、温度により、音の伝達速度に 変化が起こる。 3. 塩分の濃度(イオンの濃度)により 伝達速度に影響が出る。 C=1449.22+4.623T-0.0546T*T+0.1605P+1.391(S-35.0) 海中の音速c, 水温T, 圧力P, 塩分S 4. 高周波数帯の音が減衰し易い。 水中(海中)の世界 つまり 音源が特定できない 比較的低周波数の音が伝わる (音の強弱と長さの要素が良く伝わる) 空気中で再現する 再現方法 空気中を通常の4倍の 速度で伝達する 音源 海水を含ん だヘッドセッ ト 想定される課題 水中と空気中の音環境の違いを、海水による ヘッドセットで実現するが、それだけでインピーダンス の違いを表現できるか? 実際に高音部の減衰はどのくらい起こっているのか? イオン分解している海中の NaCl などによる拡散など をどのように実現するか? 期待される効果 音源が特定できない 音に包まれる感じの音場が構築でき、 サラウンド以上の音効果が期待できる。 海中と同じ音環境が構築できる 水中(海中)をVRの世界に導入できる。 (バーチャル水族館やダイビングなど) 海水は母親体内の羊水に近い成分である 効果的なリラクゼーション環境が 構築できる。
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