物質科学実験 CIII タンパク質の取り扱い

海洋生命・分子工学基礎実験
タンパク質の取扱い
(5)
細胞分子工学研究室担当
5.SDS-ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動
おまけ
(kDa)
120
90
48
36
28
20
• アフィニティークロマトグラフィーの結果の例
サンプルの調製
• アフィニティークロマトグラフィーで分画し,SDS サンプルバッ
ファーと混ぜた 4 つの試料 (a, b, c, d)を 80℃ で 5 分加熱
する
• この作業でタンパク質に SDS が結合する
• フタの周りにサンプルバッファーをつけると,加熱したときに
フタが開いてしまう
電気泳動の準備
• 下槽に泳動バッファーを
入れる (泡立てない)
• 泳動槽にゲルを取り付け
る
• 上槽に泳動バッファーを
注ぎ込む
• ケーブルを接続する
(赤は赤と,黒は黒と)
電気泳動用の電源
• 電圧 (voltage) の調節
• 電流 (current) の調節
• OUTPUT の ON/OFF
• READ と SET
• メインスイッチ
• ケーブルの接続
電気泳動用の電源の操作
• OUTPUT が OFF であるこ
とを確かめる
• 念のため,VOLTAGE と
CURRENT のツマミを最小
にしておく
• READ/SET は READ にし
ておく
• それからメインスイッチを
ON
電気泳動用の電源の操作
• READ/SET を SET にする
• 今回は定電流で…
• CURRENT ツマミを回して 40
mA にする
(ゲル 1 枚あたり 20 mA)
• VOLTAGE ツマミを回して 300
〜500 V 程度にする
(数字が表示される)
電気泳動用の電源の操作
• READ/SET を READ にす
る
(数字が 000 になる)
• OUTPUT を ON にする
• 電気が流れると,泳動槽の
電極から泡が出る
(確認しよう)
電気泳動用の電源の操作
• CURRENT が 40 になった
ところで,「CC」 の赤ランプ
が点灯
• 「CV」 のランプは消灯
• これが定電流(Constant
Current) という意味
電気泳動用の電源の操作
• 泳動の後半,ゲル中の電
解質が減る
• 抵抗が増して電圧が上が
る
• 最初に SET した電圧を上
回ると,自動的に定電圧運
転に替わる
o 「CC」 ランプが消灯
o 「CV」 ランプが点灯
• その場合,VOLTAGE の
SET 値を大きくする