第九課 体験を話す

第九課
体験を話す
導入
 自分が体験したことを述べてください。
一番おもしろいこと
ひどい目にあったこと
感心したこと
単語
 教わる、教える

先生に日本語を教わる
 ほめる
 喧嘩
口喧嘩
叱る
 兄弟
腹違い兄弟
異父兄弟
仲
人と人との関係、間柄)交情,交谊,关系
仲のいい友人
仲が悪い
ふたりは犬猿の仲だ。
関連表現:仲を裂く
仲を直す
仲直り
 助け合う
動詞連用形+合う
話し合う、理解し合う、
 混雑
混む
 目に遭う:合う、会う
目(経験)经验,体验,阅历
遭う(ぶつかる)遭遇,碰上
ひどい目に遭う。
 後ろ
前
後ろ合わせ
後ろを振り返る(ふりかえる)
ずっと後ろの方に座る
 踏む
人の足を踏む
ミシンを踏む
外国の土を踏む
踏んだり蹴ったりだ
 すり:する(車中、人込みの中などで他人の懐
中から金銭などを抜き取ること。また、その盗
人)扒手,小偷
すりを働く/当扒手。すりに金をすられた。
すりに用心/谨防扒手,小心扒手。
 盗む、泥棒
 財布:(お金を入れておく小さなふくろ)钱包,钱
袋
財布を落とした。
財布にお金を入れる。
関連表現:財布の口を締める。
財布の紐が長い/吝啬,一毛不拔。
財布の紐がゆるむ。
財布の紐をにぎる。
 襲う:(襲撃する)袭击,侵袭,侵扰
敵を襲う。
あらしに襲われる。
地震がその地方を襲った。
不景気に襲われる。
病魔に襲われる/受到病魔的侵扰;患病。
解説
 1、受け身表現
意味:
作り方: 動詞未然形+ れる/られる
五段
しかる― しかられる
サ变
尊敬するーー 尊敬さ れる
一段
いじめる ーーいじめ られる
カ变
くる ーーこ られる
 先生は李さんを褒めました。
主語 目的語
 李さんは先生に褒められました。
主語
補語
 (1)主語が人である(目的語がない場合、目的
語がある場合、自動詞)
目的語ない場合(招待する、誘う、助ける、頼む、
選ぶ、尊敬する、ほめる、しかる)
 日本語科の王先生は学生たちに尊敬されてい
ます。
 わたしは先生にほめられました。
 李さんは組長に選ばれました。
 李さんは王さんの誕生日のパーティーに招待さ
れました。
 目的語がある場合①
 私はその外国人に道をたずねられました。
 わたしは先生に質問されると、胸がどきどきし
ます。
 わたしは課長から意見を聞かれた。
 わたしは先生から「遅れてはいけません。」と注
意されました。
目的語がある場合② 迷惑の受け身、被害の受け身
主語が人である。そして、その人が他から被害や迷
惑を受けて、「困った」「いやだ」と感じた時自分のその
気持ちを伝えるために受け身の言い方を使って、表
現する。
事実だけ言う時に受け身の表現を使わない。
李さんは私のカメラを壊しました。
私は李さんにカメラを壊されました。
 わたしは子供にめがねを壊されました。
 わたしは友達にガールフレンドの写真を見られました。
 昨日家へ帰る途中で、私は犬に足を噛まれました。

自動詞の受身表現
立つ、入る、怒る、いる、来る、泣く、鳴く、休む、降る、死
ぬ、笑う、吠える
 昨夜子供に泣かれて、眠れませんでした。
 私は変なことを言って、みんなに笑われました。
 王さんは父に死なれたので、進学をあきらめました。
 今日は忙しいのに、店の主人は店員に休まれて、困っ
ています。
 私は学校の帰りに雨に降られて、風邪をひきました。

青木的钱包被小偷偷了。
木村的表让弟弟弄坏了。
小李被后面的人踩了脚。
那篇读书报告是小王写的。
木村的日记被母亲看了。
鈴木来了同学,出不去了。
鈴木昨天傍晚挨雨淋了。
 (2)主語がものである場合
行為を行った人が個人であったり、特定の人人で
あったりして、個人の名前やどんな人々である
かということを言う必要がある場合には「・・・に
よって」と言い方で示す。
 この建物は500年前に建てられました。
 オリンピックは四年に一回行われます。
 外国からたくさんの機械が輸入されています。
 富士山は世界の人々に知られています。
 この歌は若い人たちに歌われています。
あの人に外国へ行かれて、教えてくれる人がいなく
なった。
夜遅くまでお客さんにいられて勉強できなかった。
友達に来られて出られなくなった。
~といえば ①前提性②后续现在时谓语结句。
「~といえば」 “提起……”,“谈到……”。
 「来年は入学試験がありますね。」
「入学試験といえば、あなたはどの大学を受けるつも
りですか。
 「ゴールデンウィークに京都へ行ってきました。」
「京都といえば、山田先生があちらにお住まいでした
ね。
 方言といえば、日本にも土地によって言葉の違いがあ
りますね。
 北海道といえば、もう雪でしょう。

本文に入る
 学生に読ませる。
 難しいところを説明する。
 質問に答えさせる。
宿題
 今日習った単語を覚えること
 文を作ること
 全文を暗唱すること
 解説3ー8を予習すること
一、復習
 受け身の表現
①主語が人である場合
②主語がものである場合
二、会話
 単語
 散らかす:(無秩序なようす;ばらばらにしてお
く)弄得乱七八糟,(到处)乱扔,乱抛
公園でごみを散らかしてはいけない。
部屋におもちゃを散らかす。
 生意気:(年や身分に比べて、話すことやするこ
とが偉そうで、憎らしく感じられる様子)自大,傲
慢,神气活现,狂妄
生意気ざかりの少年/神气十足的少年;盛气
凌人的小伙子。
生意気なことを言う/出言不逊。
生で食べる、生真面目、生活、一生
 乱暴:①(性格や行動があらっぽい)粗暴,粗鲁,
粗野;(字や仕事が)潦草,草率 丁寧
乱暴な言葉づかい。
乱暴な字 乱暴な人
椅子を乱暴に扱う/粗暴地搬动椅子。
②(無法な)蛮横,蛮不讲理。乱暴な要求。
乱暴なことを言うな/不要蛮不讲理。
③(でたらめに)胡乱,胡来 金を乱暴に使う。
 怒る:①(腹を立てる;興奮して気が荒くする)生
气,发怒,恼怒,大发雷霆
真っ赤になって怒る。
ぷんぷん怒って帰った。
怒った顔をしている/怒形于色。
②(しかる)申斥,怒责
いたずらをしたので怒られた。
社長にうんと怒られた。
 思い出す
 動詞連用形+だす
 考え出す
 降り出す
走り出す
笑い出す
 込合う:(多くの人、物などが一か所に入り込ん
で混雑する)人多拥挤,人山人海
電車が込合う/电车拥挤。
通りが込合う/马路上交通拥挤。
込合いますから、すりにご用心願いま
す。

まったく:①(完全に)完全,全然
あなたの考えはまったく正しい。
彼の話はまったくのうそだった。
彼女とはまったく何の関係もない。
わたしはまったく知らない。
②(実に、ほんとうに)实在,真,简直
まったく驚いた/真吓坏了。
きょうはまったく暑い/今天真热。
彼は偉いですよ、まったく/他真了不起,真的。
彼はまったく困った男だ。
 こわい:(身に危険が感じられて、不気味である。
恐ろしい)可怕的,令人害怕的
こわいもの知らずだ。
ああ、こわい。
ほら穴の中は暗くてこわい。
こわい目にあう。受惊吓;遭遇可怕的事。

なんと:Ⅰ(感)(おどろきや賛嘆を表す)哎呀,呀
なんと、それは悪者だったんですよ。
なんと、これは驚いた。
Ⅱ(副)①(おどろき)多么,何等
なんときれいな花だろう。
なんと似ていることだろう。
②(意外なことには)竟,竟然
社長はなんと23歳の女性だ。
つり銭をためたら、なんと10万円になった。
③(どのように)怎样,如何
なんとしたことか/怎么搞的?
なんと答えてよいかわからない。
 怪しい①(疑わしい様子、変な様子)奇怪,可疑
怪しい男がこのへんをうろうろしている
から、気をつけなければなりません。
あいつが怪しい。
怪しい足音が近づいた。
②(信用できない)靠不住,难以置信
あすの天気は怪しい。
そのニュースは根拠が怪しい。
~たばかり
副助词“ばかり”
 其の動作、行動が少し前に開始、終了したことを表す。
刚刚~
ばかりの、 ばかりで、 ばかりな等。

この図書館は去年できたばかりです。
買ったばかりの携帯電話を落としてしまいました。
日本に来たばかりで、まだ日本語がよく分かりません。
あの二人は仲直りしたばかりなのに、またけんかして
しまいました。
この本は昨日買ったばかりです。
授業が終わったばかりです。
 “~たところです”和“~たばかりです”的
区别
今、帰ってきたばかりです。(〇)
今、帰ってきたところです。(〇)
2か月前に、会社に入ったばかりです。(〇)
2か月前に、会社に入ったところです。(×)
 てばかりいる
動詞連用形+てばかりいる 老是~,一味~
注意:说话者表达的是不满的语气。
母は朝から怒ってばかりいる。
スポーツもしないで、本を読んでばかりいます。
彼は授業中、寝てばかりいる。
食べてばかりいると太りますよ。

このごろ、夜遅く変な電話ばかりかかってくる。

うちの子は漫画ばかり読んでいる。

彼はいつも文句ばかり言っている。

今日は朝から失敗ばかりしている。

5月にはいってから、毎日雨ばっかりだ。
たら(すでに起こったことを表す。文末は過去形になりま
す)1、偶然性 2、后项一般用过去时结句。
変な音がするので、隣の部屋に行ってみたら鼠がいた。
空港に着いたら、友達が迎えに来ていた。
お風呂に入っていたら、電話がかかってきた。
デパートへ買い物に行ったら、友達に会いました。
話し手の驚きの気持ちを伴うことが多い。
運動をやめたら急に太ってきました。
教室に入ったら、先生がもう来ていました。
 同じ主体の動作や作用の連続を表す時には
「と」を使う。
李さんはバスに乗ると、一番後ろの席に座りま
した。
サッカーの試合を見るため、部屋に入ると急い
でテレビをつけた。
動詞未然形+う(よう)とする
就要~想要~
意志動詞
おふろに入ろうとしたところに、電話がかかってきた。
入ろうとしたときドアが閉まってしまいました。
そのことを彼女に話そうとしたとき、彼女は泣きだしまし
た。
私が話そうとした時、友達が先に話しました。
弟を殴ろうとしたら、父に引き止められました。
ある:
友達、兄弟、子供
子供が一人ある。
賛成する人がある。
私は辞書があります。
私は犬があります。
私は母があります。

ふうだ
形容動詞型活用。
接続:
こそあど(んな) +~ 、
こそあど(ういう)+~
表示方式和状态。
姿勢はこんなふうにしなさい。
私もそんなふうに考えられます。
―君、最近太りすぎじゃない?
―失礼なやつだな。そういうふうな言い方は失礼だよ。
こういうふうにやってごらん。(みてください。 )
 こんなふうに書きなさい。
 この服はどういうふうに洗えばいいでしょうか。
 この部品はこういうふうに
ですか。
組み立ててもいい
动词自发态
 れるられる被动、可能动作不由自主地产生。相当于
汉语的“禁不住”,“不由地”等。可做动词自发态的动
词大多是和情感有关的动词。
 思う→思われる
感じる→感じられる
 思い出す→思い出される
考える→考えられる
 昔のことが思い出される。気の毒に思われてならない。
 きのうのことのように故人が偲ばれる。もう春が近づ
いたように感じられる。
