卒論その後の進捗

卒論その後の進捗
まさ
[email protected]
2003/06/12
卒業論文:
オーバレイネットワークの最適化手法の提案
目的:
オーバレイネットワークの構成を動的に最適化
手法:
ノード広告と実際の測定値に基づく。
 ノード広告に帯域幅と処理性能を含む
 ホップ数を実測
 以上のパラメータから優先度を計算
卒論の課題

測定パラメータ



優先度の算出式
ホップ数で良いのか?
メッセージのルーティング
→ 上位のアプリケーションに依存

最適化の指標

構成がどれくらい最適化されたのか。
最適化の指標
構成がどれくらい最適化されたかを評価
 視覚化


とりあえずグラフを書いてみる
シナリオを想定した性能測定


転送スループット
ノードの負荷分散度
今後:
匿名通信路
目的:
匿名の二者がお互いの識別子(IPアドレ
ス)を秘匿したまま通信する。
手法:
ノード識別子(公開鍵)の広告と、中継者
によるアドレスの詐称/中継
匿名性の定義


通信主体が識別されないこと
→ IPアドレスが秘匿されること
匿名性の分類
1.
2.
3.
4.
送信者が第三者に対して匿名
送信者が受信者に対して匿名
受信者が第三者に対して匿名
受信者が送信者に対して匿名
関連研究:
mix
Untraceable electronic mail, return addresses, and digital
pseudonyms by David Chaum.

先週の輪講のOnion Routing
前もって中継させるノードの公開鍵で暗号化
 元々はメールを想定





ノードの増減に弱い
ノード毎に公開鍵暗号の処理が必要
関連論文が膨大にある
分類1-3を満たしている。
関連研究:
Freenet
Freenet: A Distributed Anonymous Information Storage
and Retrieval System by Ian Clarke, Oskar Sandberg,
Brandon Wiley, and Theodore W. Hong.



匿名ファイル共有システム
情報を複数のノードに分散して格納し、すべ
ての転送において中継を行う。
分類1-4すべてを満たすが、送信ノードが
まったく識別できなくなってしまうため、「二
者の通信」という目的には利用できない。
今後の方針


内容は研究計画書から変化なし。
今期はsurveyに当てる



既存の手法との比較
オーバレイネットワーク関連の別の手法を利
用できないか(DHT等)
トポロジの最適化評価手法(卒論積み残し)