5 廃棄物の処理 1)一般廃棄物

8 水環境(3)下水処理および排水処理
活性汚泥法
・活性汚泥→有機物質の酸化分解並びにフ
ロック形成能のある多種類の細菌、原生動物
などから構成される好気性微生物の集合体
・短時間で汚泥が沈降して上澄液を分離する
ものがよい
・汚泥の一部は再利用される
・都市下水の大規模な処理に適す
・欠点→バルキング状態 スフェロチルス(活
性汚泥に含まれる)などの糸状微生物により
汚泥と水が分離しにくい→多くなると厄介
オキシデーションディッチ法
・活性汚泥法の曝気槽での滞留時間を長くして
活性汚泥の自己分解を促進し余剰汚泥を減少
させる→維持管理が容易なため、日本の小規
模下水処理場(処理水量5000立方メートル/
日)で最も多く用いられる
考えてみよう(下水)
1 法令により下水道へ流入する排水の温度
はすべて45℃以下と定められている
× 50トン以上の場合のみ
2 下水処理の工程のうち、二次処理としては
主に生物学的処理が行われる
○
3 散水ろ床法では、ろ材の表面に嫌気性の
微生物を主体とした生物膜が形成される
× 好気性
4 活性汚泥法は、嫌気性微生物のエネル
ギー代謝を利用した汚水の浄化法である
× 好気性
5 活性汚泥は、静置した場合に水中に均一に
分散しやすい性状のものが好ましい
× 短時間で沈降して上澄液を分離するもの
がよい
6 活性汚泥法では、第二(最終)沈殿池で得
られた汚泥の一部は、活性汚泥として再利用
される
○
7 都市下水の大規模な処理には、活性汚泥
法が適している
○
8 好気的処理では、メタンガスが大量に発生
するので、燃料として利用することができる
× 嫌気的処理
9 下水から窒素を除去する方法として、アン
モニアを気化させるエアストリッピング法がある
○
もっと考えてみよう(下水)
10 活性汚泥法は、工場排水処理には用いら
れない
× 工場排水にも用いられる
11 接触曝気法は、嫌気性処理の1つである
× 好気性
12 好気性処理では、細菌とともに、原生動
物が重要な役割を果たす
○
13 下水には、生活や事業に起因、付随する
廃水のみならず、雨水も含まれる
○
14 日本の下水道普及率は95%を超える
× 2006年時点で68%
15 わが国の小規模下水処理場で最も多く用
いられている二次処理法は、オキシデーション
ディッチ法である
○