ジェンダーの社会学 I: 「鏡のなかの私」

ジェンダーの社会学 I:
「鏡のなかの私」
キー コンセプト 1
1. 「私」 p6、「個人」 p10
2. 他者 p6~p10
3. 関心:「私の関心」 p6
4.「他者の…われわれ〔個人〕の外見への関心」 p8
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ジェンダーの社会学 I:
「鏡のなかの私」
キー コンセプト 2
1. 外見
2.信念
p10
「自然に見える」こと (自然ではない場合も)。
例:・「当たり前じゃないか。男なんだから。」p6第3パラ。
・「性別によって『自然』」なこと。 p10。
“女だから” “男だから”と、無意識的に言う場合。
「当然である」、「当然ではない」 ことの判断を可能にする。
3.社会的カテゴリ- 性別、年齢、階層など。p10
4.社会の規範
社会に容認された信念。常識に近い意味。
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ジェンダーの社会学 I:
「鏡のなかの私」
概念の説明 II
• 関心=自己との関与や他者と自己との間の関与。
意味は経済学の「私益」に近い。が、金銭的な
「関心」だけではなく、社会の場面における人間の
やり取りのなかのお互いの関心を指摘する用語。
• 配慮 = 関心からつながる自分や他者への注意。
• 外見=自分による格好 + 他者や社会への印象
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ジェンダーの社会学 I:
「鏡のなかの私」
概念の説明 III
• 「信念」=「当たり前」と思う(又は思いたい)、自然
だと思う(又は思いたい)、実は社会に教わった
価値判断が入っている現実の捕え方・解釈。
「個人超越的」な見方だと思われること。
常識。
フーコーの「言説」の意味に近い。
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ジェンダーの社会学 I:
「鏡のなかの私」
概念の説明 IV
• 「社会的カテゴリー」:人口的な特定に近い。例は 個
人が他者を注意する際の性別、年齢、階層などの
テゴリーの視覚やそれへの判断。
カ
• 「社会の規範」:自分や他者の行為への判断を可能にす
る信念。社会制度に教わる判断基準やその判断を裏付け
る「個人超越的」に社会で流行している信念。
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ジェンダーの社会学 I:
鏡のなかの私
概念の説明 I
• 「私」 = 外見で他者に判断される者 =
社会の中に存在し定義づけられる「私」
• 「他者」(複数形)= 周囲に「私」を認知する、
「私」を評価する人々。社会。
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