黒点の誕生、構造形成、崩壊 (地球シミュレータ利用計画)

黒点の誕生、構造形成、崩壊
(地球シミュレータ利用計画)
磯部洋明(東大地惑)
やりたいこと
• シミュレーションで黒点を作る
– 構造形成
– 誕生から崩壊まで
構造形成
• 半暗部
– pumpingによる水平方向磁場形成?
– フィラメント状対流?
– interlocking comb structure?
• 暗部
– へこむか?
– umbral dot(弱い対流)
• 内部
– コヒーレント?ばらばら?
– flowの構造は?
• 安定性
モデルセットアップ
• 非現実的な境界条件の影響がなければよいので、彩層
コロナは適当でもよい。強めにdampさせる&適度に加
熱する。
• 表面の小スケール対流(粒状斑)は必要。深さをどこまで
とればよいかはやってみないと分からないかも。
• 始めから平衡状態の「黒点」を用意するのは難しそう、と
いうかあまり意味なさそう。
• いっそ浮上から解いてしまった方が楽か?=>誕生、構
造形成、崩壊まですべてやる?
準備状況
• 3次元対流コードはCIP-MOCCT、Lax-Wendroffともに
一応ある(もう少し要テスト)
• 計算領域は数万km四方はいるか。カレントシートや遷移
層は重要でないが、少なくとも粒状斑(〜1000km)を十
分分解したい。1000の3乗程度必要。数10万ステップは
いりそうなので、1回計算するのに数百ノード時は必要。
• 今年度はCANS/CIP-MOCCT対流版のテストをして、で
きれば使えるノード数を増やしたい。計算時間はそれほ
どいらない。
• 今年度はコードを準備しつ他の計算機で可能な計算をし
て、めどがついたら来年度以降大きな計算をESでしたい。