高次脳機能障がい者社会復帰支援事業~広域的・専門的支援の充実を目指して~ 現 状 「高次脳機能障がい」とは・・・人生半ばで交通事故(府内交通事故発生件数:46,302件/年間)や病気(府内脳血管疾患発生数:9,064 件/年間)で脳に損傷を負い、記憶や思考などの機能が著しく低下することにより、日常生活に大きな支 障をきたす障がい。 ○ 大阪府の高次脳機能障がい者推計(診断されたもの)・・・・・・約 34,600人 (平成19年度東京都実態調査より推計) ○ 大阪府の年間患者発生数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約 2,100人/年間 ( 〃 ) 平成23年9月議会での議論 代表質問(公明党):「制度の谷間」にある高次脳機能障がいについて、きめこまかい支援対策を講じていくべき。 知 事 答 弁:現在策定中の障がい者計画の中で掲げられている、①就労支援、②地域移行、③谷間にあった障がい者の支援について、 新たな視点を盛り込むことが必要。 課 題 「高次脳機能障がい」は「制度の谷間」にあり、広域的・専門的支援が必要とされている。 ● 障がいの特徴が周囲から理解されず、自宅に閉じこもり、社会から孤立している。 ● 症状が、各個人様々で、身近な地域での受入先が極めて少ない。 方 策 ● 府内モデル圏域(豊能、三島、南河内、堺)で高次脳機能障がい者の居場所を確保するため、グループホーム、ケアホームを 整備する費用 を補助する。 障害者自立支援対策臨時特例基金 6,697千円×4圏域=26,788千円 26,788千円 (国10/10) ● 上記モデル圏域で企業等も含めた身近な地域での支援ネットワークを構築し、医療機関とも連携しながら、治療・訓練、自立に至る一貫した 支援体制を整備し、培った支援ノウハウ等を他圏域に拡充していく。 既存予算(高次脳機能障がい支援普及事業)を活用 効 果 ● 障がい者が身近な地域で普通に暮らすことが実現。 「制度の谷間」にある障がい者の支援充実・・・・・・・・ ● 障がい者の社会復帰・就労を促進する。
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