20131109IHMSご説明資料

PHR協会におけるIHMSの連携について
2013年12月12日
(一社)PHR協会
■IHMS委員会(Integrating Digital Health Management System
Committee:「統合デジタル健康管理システム委員会」)
1. 健診関連施設内及び海外を含めた施設間の健康管理情報のデジタル化による統合を主なテ
ーマに標準化問題を検討する。先行するIHEの統合プロファイル作成手法やすでに作成され
た統合プロファイルを参考にしつつ,わが国における健康管理システムの望ましい標準の姿に
ついて検討を進めていく
2. 従来の本研究会の特長である,技術指向(標準化に関わる技術問題の解決),ベンダの組織
,健診機関の組織,産業医のそれぞれの組織内だけでは解決できない横断的なテーマの検
討,行政への働きかけ,セキュリティ基盤に関わる運用と技術の整合性の検討,異なった分野
のベンダ等の参加による検討,有識者の協力を生かして行う。具体的には以下のような健診
分野の目標を目指して活動する。
a.
b.
c.
d.
e.
f.
g.
h.
i.
j.
マルチメデイア化・マルチベンダ化への対応の効率的推進
撮影手順,読影手順や読影結果等の標準化
診断精度と診断効率の飛躍的向上への寄与
海外を含めた職域をまたぐ経年的な連携
健診機関内および機関間システムおよびデータの相互運用性の高度化
産業保健と地域健診/健康管理・地域医療を含む連携
どこでもMY病院やシームレスな地域連携医療構想との整合性
産業保健の国際化への標準化対応
健診IHE統合プロファイルの世界への提案
画像ばかりでなく心電図等の波形データ,臨床検査データ,健診結果報告書等の相互運用性を対象
IHMS標準化に関して
1.
2.
3.
期待される効果
施設内は各部分ベンダシステムを相互に利用することが出来,健診機
関の運用の自由度が高まり,仕様確認時間が削減,ベンダも得意分野
のシステムに集中することが可能。
海外を含めた施設間の相互運用性が可能になると時間的,空間的に
統合された迅速な健康理が可能となる。紙ベースと比して健康管理の
質の向上と処置の迅速化が期待できる。
方法
IHEの統合プロファイル作成手法やすでに作成された統合プロファイル
を参考にしつつ,わが国における健康管理システムの望ましい標準の
姿について指針を作成
ベンダの組織,健診機関の組織,産業医のそれぞれの組織内だけで
は解決できない横断的なテーマに関して指針を作成
当面の作業
a.
b.
c.
健診ID管理統合プロファイル
健診用PDI統合プロファイル
健診画像一貫性管理統合プロファイル
図1:統合デジタル健診管理システム(IHMS)の概要
健
康
管
理
主
体
◆
企
業
・
健
保
・
自
治
体
健診依頼
事前送付
関連 業務処理
問診票
/健診票
健診実施
健診手配(配車・要員確保)
健診データ持ち出し
健診現場業務
健診データ持ち帰り
検査処理と結果収集
検査委託と結果受取
1次読影(内部・委託)
臨床検査センター
2次読影(委託・内部)
大学病院等
読影センター
提携機関との
データ授受
結果受付・手配
結果報告
結果処理・印刷
提携先
健診機関
紹介状・診断書
医療機関
PHR協会と標準化・実践へのステップ
IHMSシナリオ作成中
IHMS TF 作成
作成支援
IHE国際標準化
活動支援
JPACSのIHMS委員会による標準化活動
PHR協会による実践活動
日本IHE協会
評
価
健診団体
評
価
産業衛生学会
(産業保健情報・政策研究会)
(全衛連・中央会)
注:TF:テクニカルフレームワーク
IHMS:統合デジタル健康管理システム
PHR協会講演会
吉田勝美先生の基調講演
1. 予防医学の観点においては、臨床医学と比し、より、
ビッグデータの活用が期待できる。
2. それにもかかわらず、種々の要因から、PHR的な情報
活用が不十分であった。
3. マイナンバーの導入と健診情報標準化の道程が見えた
今こそ、PHR構築への努力を傾注すべきである。
4. プライバシー問題の解決のためにも、単に個人健康情
報を蓄積するだけでなく、社会的コンセンサスが得られ
る極致まで、PHR情報の活用を行うべきである。
PHRへの道筋と課題を、極めて明確かつ適確に
ご示唆いただいた。
PHR協会による標準化目的
JPACSのIHMS委員会の目的
統合デジタルデータの
生成と利活用
1. 統合デジタル化時代の健診機関におけるシステム開発/運用リスクの低減
2. 人口高齢化と労働力流動化時代に対応した、経年(5年程度)の個人健康
情報の蓄積と健康管理への(波形・画像情報を含む)個人健康情報の利
活用
PHR協会の設立
a.
b.
c.
経年(生涯)の、統合デジタル化された個人健康情報の個人サイドによ
る蓄積(=PHR情報:最終的には、体温・血圧・食事記録等、自身から
発生した個人健康情報も含む)
PHR情報の医学研究分野と「自身による個人健康管理」分野への活用
ビッグデータとしてのPHRデータの蓄積と利活用 など
図1:健診・健康管理通常運用ワークフロー全体図
(経年・医用画像等含む)
最優先
受診
送付
依頼
健
情報
康
管
受領
理 TR1
主
体
送付
◆
企
結果
業
情報
・ 受領
健
保
TR4
TR2
問診票
健診票
受領
受診者
入力
送付
親健診機関
(又は
健診手配
代行業者)
健診
委託
結果
受信
依頼
情報
結果
情報
健診
受託
提携先
健診機関
結果
送信
健診案内
顧客支部
事業所
TR3
健診通知
親健診機関等から
直送の場合
問診票
健診票
支部
受診者
図2 健診・健康管理向け個人健康情報要求ワークフロー
(経年・医用画像等含む)
提携先
健診機関
TR1
受診者
主治医
健
康
管
理
主
体
◆
企
業
・
健
保
医用画像&
波形情報
DB
結果情報
提供依頼
結果
情報
結果情報
提供
親健診機関
又は
健診手配
代行業者
医用画像&
波形情報
DB
統括産業医B
TR3
健康管理主体
◆企業・健保
健康管理主体
◆
支部事業所
支部
受診者
TR2
結果情報
提供依頼
産業医A