プレゼン資料

校内研修会
学級の人間関係づくり②
~ SSTとアサーショントレーニング ~
1 研修のねらい
(1) 開発的・予防的な教育相談の機能を生かし
て学級の人間関係づくりを行う意義を理解す
ることができる。
(2) ソーシャルスキルトレーニングとアサーショ
ントレーニングの演習を通して、教育相談的
手法を用いた良好な人間関係づくりを体験的
に理解することができる。
2 学校教育相談の3つの機能
開発的な教育相談
発達課題の習得や達成を目指す
学校教育相談
予防的な教育相談
問題行動発生の予防を目指す
問題解決的な
教育相談
問題行動の解決・改善を目指す
3 なぜ開発的・予防的な教育相談が
大切なのか
(1) 自己肯定感の低さ、人とかわる技能・社会性の
未熟さ
→問題の発生、対応に多くの時間と労力
(2) 生活集団が機能しない状況
→個が育たない、学習の成立しにくさ
4 開発的・予防的な教育相談の手法
と効果
・ 構成的グループエンカウンター
・ プロジェクトアドベンチャー
・ ソーシャルスキルトレーニング
・ アサーショントレーニング
・ ストレスマネジメント
・ アンガ―マネジメント
5 ソーシャルスキルトレーニングとは
( SOCIAL
SKILLS
TRAINING : SST )
(1) ソーシャルスキルとは
円滑な対人関係に必要な社会性のこと
↓
(2) ソーシャルスキルトレーニングの目的
良好な人間関係をつくるための 知識・技術・コツを
身に付ける
→ソーシャルスキルトレーニングを学校で行う時代
5 ソーシャルスキルトレーニング
(3) 主な内容
① 配慮のスキル
・基本的なあいさつ
・集団生活のマナー遵守
・対人関係のマナー遵守
② かかわりのスキル
・基本的な話す態度
・集団への能動的参加
・感情表出 など
など
5 ソーシャルスキルトレーニング
(4) 進め方
① 教示
↓
② モデリング
↓
③ リハーサル(ロールプレイ) →人間関係の体験
と
↓
→振り返り
④ フィードバック(強化)
→
思考・感情・行動の
修正・拡大
5 ソーシャルスキルトレーニング
(5) 留意点
① 学級経営や生徒指導の一環として行う
② 配慮とかかわりのスキルをバランスよく取り上げる
③ 楽しい雰囲気の中で行う
④ 適切にフィードバック(強化)する
ソーシャルスキルトレーニングの演習
〔演習1〕 あいさつでもっと仲良くなろう
〔演習2〕 「どうぞ」「ありがとう」
〔演習3〕 みんなが集まったら・・・
6 アサーショントレーニングとは
( ASSERTION
TRAINING : AT )
(1) アサーションとは
自分も相手も大切にしようとする自己表現のこと
↓
(2) アサーショントレーニングの目的
自分も相手も大切にする自己表現を身に付ける
6 アサーショントレーニング
(3) 主な内容
①攻撃的な自己表現
②非主張的な自己表現
③アサーティブな自己表現
(4) 進め方
○3タイプの自己表現の理解(モデリング)
↓
→人間関係の体験
○場面を設定しての演習
と
↓
振り返り
○振り返り
→思考・感情・行動の
修正・拡大
6 アサーショントレーニング
(5) 留意点
① アサーティブな自己表現が万能ではないこと
② 言語だけでなく非言語でも自己表現が行われてい
ること
アサーショントレーニングの演習
〈アサーティブな自己表現を身に付けよう〉
◇ 3つの自己表現の特徴をとらえよう
① ジャイアンタイプの自己表現
→「おいこら」「どうなるかわかってるんだろうな」
→「おいこら」「どうなるかわかってるんだろうな」
→大きい声、おどしのジェスチャー、ギラギラした目
→大きい声、おどしのジェスチャー、ギラギラした目
② のび太タイプの自己表現
→「あの~、ええーと・・・」「も、も、もし・・・」
→「あの~、ええーと・・・」「も、も、もし・・・」
→ハッキリしない小さい声、おどおどした様子、伏し目
→ハッキリしない小さい声、おどおどした様子、伏し目
③ しずかちゃんタイプの自己表現
→「私は~です」「私は~してほしい」
→「私は~です」「私は~ほしい」
*相手のことも考え、「私は」メッセージ
*相手のことも考え、「私は」メッセージ
→ハッキリした落ち着いた声、よい姿勢、目線合わせて
→ハッキリした落ち着いた声、よい姿勢、目線合わせて
アサーショントレーニングの演習
〈アサーティブな自己表現を身に付けよう〉
〔演習1〕 アサーティブな依頼の仕方
(1)
この状況でのアサーティブな自己表現を考える
(2分)
(2) 演習(2分)
→→ (3) 振り返り(2分)
1回目
・級友が感じたこと
・Aさんが感じたこと
・ペアで話し合い
*役割交代
2回目
・級友が感じたこと
・Aさんが感じたこと
・ペアで話し合い
アサーショントレーニングの演習
〈アサーティブな自己表現を身に付けよう〉
〔演習2〕 アサーティブな断り方
(1) 演習(2分)
1回目
→→ (2) 振り返り(2分)
・Cさんが感じたこと
・Bさんが感じたこと
・ペアで話し合い
*役割交代
2回目
・Cさんが感じたこと
・Bさんが感じたこと
・ペアで話し合い
7
まとめ
ソーシャルスキルトレーニング や
アサーショントレーニング
などの
( 開発的・予防的
・
)な教育相談の手法を活用
+
人間関係の ( 体験 ) と( 振り返り )の積み重ね
↓
好ましい人間関係が醸成
・個の成長 ・集団の高まり