課題 - WordPress.com

課題
1.オープン化に対して、政府が抱きうる懸念を考えて下さい。
基本的なリストは次ページ以降に示します。
ほかに主要なものに何があるかを、考えて下さい。
2.データの公開を断念したり、利用条件を厳しく制限せざる
を得ない、「本質的な懸念」と、オープン化を制限する理由
にならない「本質的でない懸念」と、2種類とに分けてくださ
い。(次ページ以降の懸念リストにあるものも含めて)
3.「本質的でない懸念」については、必要な対策や本質的で
ないと考える理由を考えて下さい。
4.「本質的な懸念」については、その懸念に基づいてオープ
ンデータを制限する範囲について、考えて下さい。
メモ作成
前ページの4点を整理したメモを各人作成して
下さい。
授業に持参して下さい。終了後に回収します。
※文章やポジションペーパーは不要。
アイディアを磨くことに時間を使ってください。
懸念のリスト
・テロ対策や犯罪捜査・摘発の方法についての情報は
出せない。
・プライバシーに関わる情報も
・データ販売などから得ていた政府収入の減少
・オープン化にともなう行政のコスト負担増
データを整形するコスト
データに詳細な解説をつけるコスト
データ公表前にエラーがないかチェックするコスト
公表したデータについての質問に解答するコスト
データを公開していいかどうか、チェックするコスト
懸念リスト(2)
・データをめぐる賠償責任の懸念
-データに誤りが含まれている場合の責任
‐データが正しく示した事実によって不利益を被る人がいる場合の責任
(例:地盤データを公開したところ危険な住宅地が判明し、地価が下がる。
犯罪多発地域が避けられる)
・データ公表をめぐる政府への責任追及
- 政府の公表したデータが誤解され、風評被害や差別が発生する。
- 政府の公表したデータが犯罪やテロに使われる
- 政府の公表したデータが改ざんされ、誤解が広がる
- 政府の公表したデータが変更されたにも関わらず政府由来のものとして
広がる
- 政府の公表したデータが、ヘイトスピーチやアダルト作品、カルト宗教の
宣伝など、論議を呼ぶような議論に使われる
→これらの結果として市民やメディアから、政府に責任の一端があると批判
される。
懸念リスト(3)
・国益問題: データが外国の事業者に利用され、
外国企業の収益増に大いに貢献するが、国
内企業にはあまり貢献しない。
・一部の独立行政機関はデータの販売収入を
重要な財源としている。