BLOGを用いた運動習慣 の形成 小林靖尚 問題1 • 現代人の三大死因(がん、脳卒中、心臓 病)の中で、脳卒中と心臓病は肥満によっ て動脈硬化を引き起こすことが原因となる ことは知られている。 • さらに肥満は生活習慣病にも分類されて おり、メタボリックシンドロームなど最近は 注目されてきている。 問題2 • 厚生労働省の調べでは 20代男性:14.8% 30代男性:32.7% 20代女性:8.1% 30代女性:12.6% の人たちが肥満と診断されている。 問題3 • 肥満治療の方法は摂取カロリーの削減と 消費カロリーの増加である(大野、1988) • ここ10年間で摂取カロリーはほとんど変 わってはいない状態であることは厚生労 働省の調べで分かっている。 問題4 • 以上のことから、20代から30代にかけて 肥満が増加するのは・・・ 高校時代までのクラブ活動から離れ、消費 カロリーの減少や、筋力の低下によって引 き起こされるものだと考えられる。 先行研究1 • 先行研究では、行動契約によって摂取カ ロリーを削減を促す(望月、瀬戸、泉谷、 佐藤、1992)研究や、知的障害者を対象 とした食生活・運動習慣形成と長期的な維 持(高畑、武蔵、1998)の研究などが行 われてきた。 先行研究2 以上の先行研究は • 行動契約は罰によるコントロールであり、 日常的に持続はされない。 • 摂取カロリーの制限自体が罰的操作であ り、長期的に維持されにくい。 このような問題点がある。 目的 • 運動習慣を形成するには、それ自体の強 化子で維持される。 • 日常場面でもあり得るような強化子を永続 的に出し続ける必要がある。 • そこで、本研究ではBLOGを使った社会的 随伴性による運動習慣の形成を目的とす る。 方法1 被験者 運動系サークルなどに所属していない男 子大学生3名程度 材料 BLOG、体脂肪計、運動見本表 標的行動 ジョギング・ウォーキング(時間) 腕立て・腹筋・背筋・スクワット(回数) 方法2 実験計画 被験者間多層ベースラインデザイン 実験期間 BL期1週間 介入気3ヶ月 プルーブ1ヶ月 方法3 実験場面 最初に教示のための面接をし、その後は フェイディング的に面接を実験室で行う。 実際に運動を行う場所は被験者によって 異なる。 方法4 手続き1 BLとして、一週間の運動回数・時間を聞き 取り調査する。 方法4 手続き2 介入期はBLOGを設立してもらい、運動開 始前に「今日の運動目標」をUPしてもらい、 運動終了後に「実際に行った運動回数・時 間」をUPしてもらう。 面接時に体脂肪率を測る。 方法5 独立変数 BLOGへのコメント 従属変数 運動時間・回数(これがメイン) 体脂肪率 これからの課題 • • • • • • 被験者の事前史 独立変数の同定 妥当性 BLOGはどこのものを使うか 面接のタイミング 実験参加のお礼はどう渡すか
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