リサイクルとリユース、 どっちがおトク? ―LCA評価と社会的コストの比較

う!
容器包装リサイクル
法
容器包装リサイクル法
の改正を求める
全国ネットワーク
容器包装リサイクル法と
は
1980年代に“最終処分場が満杯”
→ごみが出せなくなる!という心配。
 最終処分場の問題
→“重量”ではなく、“容積”が問題。
 重量は約3割だが、容積で6割を占める
“容器包装ごみ”がクローズアップ。
 1995年制定、1997年本格、2000年完全。

・・・・・ところが
ごみは減らない
環境省発表
一般廃棄物総排出量の推移(万t)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
1965
70
75
80
85
90
95
2000
2兆3000億円
(1億2000万人)
ひとり年9200円
1兆2000億円
月800円 up
重い税負担
廃棄物会計2000
こんなにある問題点
市民
→『減らす人も、たくさん出す人も同じ税負担
努力が報われない不公平な制度』
 事業者
→『ワンウエイ容器を使ったほうが得
真剣に、リデュース、リユースに取り組まな
い』
 自治体
→『取り組めば取り組むほど、リサイクル貧乏』
 小型PET解禁・フリーライダー・自主回収認定・・・

大量浪費社会
大量生産・大量消費・
大量リサイクル社会。
高騰リサイクル費は税金負担。
リデュース、リユースが消え、
ごみは減らない。
CO2が増大。使い捨て型の、
環境に悪い社会。
このまま容器包装リサイクル法の道を進むと
ごみゼロ社会
リサイクル費は、EPRに則り
商品の価格に含めて負担。
リデュース、リユースが進み、
ごみもCO2も大幅削減。
モノを大切にする、
環境に良い社会。
いま、税負担ではない道に方向転換すれば
EPRとは
Extended Producer Responsibility
①拡大生産者責任
生産過程(→公害責任)
消費過程(→製造物責任)
廃棄過程(→処理費の内部化)
②OECDのEPRプロジェクト(第二段階最終報告)
『誰が処理システムの費用を負担するかにあ
り
誰が処理にあたるかではな
い』
【コンセンサス】→家庭ごみの排出責任は生産者
いまの費用負担のしくみ
いまの社会(自治体一次負担⇒納税者最終負担)
生産者
販売者
消費者
販売経費
30%リサイクル費
生産経費
包材費
原材料費
仕入原価
製品価格
↓
食べ終わった後、ごみになった容器包装は
自治体の収集・分別・圧縮・保管⇒
70%リサイクル費
納税者
新しい費用負担のしくみ
EPRを徹底した社会(生産者一次負担⇒消費者最終負担)
生産者
販売者
消費者
販売経費
1 0 0 %リ サ イ ク ル 費
生産経費
包材費
原材料費
仕入原価
製品価格
EPR⇒(家電)・自動車・パソコ
環境基本法(1993)
同基本計画(1994)
現行法体系
循環型社会形成推進基本法(2000)
同基本計画(2003)
廃棄物処理法(2003改)
資源有効利用促進法(2000改)
容器包装リサイクル法
(1997)
各種リサイクル法
(家電・自動車・食品・建築・・・)
情勢は?
容リ法(附則第三条)
施行後10年で見直すことを明文化
 制定1995年・本格施行1997年
 循環基本計画【工程表】⇒2005年に検討
 既に環境省では、02~04の3ヵ年で
容器包装のLCA調査事業をスタート
 政府の議論が具体的に始まってしまう前に
市民から、改正の方向性を提案する
つくろう!ごみゼロ社会
変えよう!
容器包装リサイクル法
【改革のポイント】
 リサイクルのための回収費用は
あらかじめ製品の価格に含める。
 リデュース、リユース、リサイクル
の
優先順位で、推進手法を制度化。
全国ネットワーク設立



全国から200強の団体・個人が参加し、
2004年通常国会をターゲットに請願署名。
目標 国会署名→200万筆
市区町村採択議会→2000万人
改革ポイント(請願事項)
① 収集費を製品の価格に含める。
② 3R優先順位を推進する手法の制度化。
ex)容器課徴金、デポジット、自動販売機規制
改正運動の目指すもの
『EPR徹底』+『3R優先順位』のコンセンサス
→請願は、採択されることだけを目指さない。
 市民による議論・世論喚起
→“ごみゼロ社会”を目指すにはどうするか?
→環境コストの負担はどうあるべきか?
 コンセンサスの形成
『多額の税金を使うリサイクルを止め、
リサイクル費は製品価格に含めることが必要』
(→ワンウエイ使用製品の値上げが必要)

改正運動の進め方
全国ネットワークは、ゆるやかなつながり
→参加する団体・個人が主体
 参加団体が全国で、活動を展開
→改正の“のろし”が全国から五月雨式に
 署名運動では、地域で連携を進めながら、
→学習会&キャンペーン&署名運動を行う
 政党&関係行政庁へのアタックは
→審議採択(国会最終日)に向けて準備。

【試算】
飲料容器のリターナブル化効果
と
リユース優先を実現した
近未来社会
容器間比較LCA
【CO2排出量】
『飲料容器のリターナブル化による
地球温暖化防止効果の試算』
【1998年の容器の推定生産量】
本 kl
500ml 換算(百万本)
容器総重量(t)
ペットボトル
4,621,192
9,242
344,926
ワンウェイびん
3,429,441
6,859
1,335,562
66,300
133
26,284
リターナブル(20 回)
2,762,294
5,525
1,095,084
アルミ缶
3,759,150
7,518
145,629
スチール缶
4,594,516
9,189
436,387
紙容器
5,413,409
10,827
229,312
24,646,302
49,293
3,613,184
リターナブル(5 回)
計
→ 使用割合 11% (56億本)
『飲料容器のリターナブル化による
地球温暖化防止効果の試算』
『飲料容器のリターナブル化による
地球温暖化防止効果の試算』
 CO2を78万㌧削減(炭素換算)
C O 2削 減 量 (万 ㌧ )
80
70
70
78
60
50
44
40
30
20
10
0
サ マ ー タイム
エコドライブ
リター ナ ブル
びん再使用ネットワーク
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/binnet/
容リ法改正全国ネットワーク
http://www.citizens-i.org/gomi0/