価格自動更新型オークションシステムの御提案

自動価格降下型ECシステム
「ECO-APEC」のご紹介
* eCorpOne Automatic control of Prices with
Electric Commerce system の略称
導入先によっては、価格ではなく還元ポイントになることがある
有限会社イーコーポワン
2006/8/29
-当文書の対象者: ECシステム開発者、システム詳細に興味を持ち既にECを利用している経営者
当ドキュメントに記載された情報の利用を希望される場合、有限会社イーコーポワンの許可が必要です。
まずはじめに - コンセプト
インターネットで売買を仲介するシステムです。
(一般的にECシステムと呼ばれています。)
利用者に「得である」という感覚を一瞬で与えること
ができれば、素早く売買が成立するのではない
か? というコンセプトを元にしています。
商品の販売量と利益率を計算し、予想販売価格を
制御します。
売れたら値段が自動的に上がります。利用者は、
値段が上がる前に購入したいと仮定できます。オー
クションに近い要素を持っています。
目次
主流なインターネット売買システムの特徴
当システムの概要
基本動作概念
当システムを利用すると想定できる結果
価格調整開始までのプロセス




第1フェーズ – 販売量の調査と基本データの収集構築
第2フェーズ – 試験的に価格を下げ、データ収集と分析
第3フェーズ – 収集したデータを元に、価格降下型販売開始
第4フェーズ – 価格調整にて収集したデータを元に、長期的推移を計
算、価格修正に生かす
主流なインターネット売買システムの特徴
 特徴


価格固定型売買システム
他社ページでの販売と比較しながら購入ができる。決済後1~2日程度で商品が届く。
オークションシステム
利用者に価格決定権を与え、高値を入札した者が購入する権利を得る。オークション終了ま
で誰が購入できるかわからない。
例: Yahoo!オークション、eBay(米国)、Bidders
 上記2つのシステムには、同一のメリットとデメリットがあります。


メリット
デメリット
多数のユーザーが参加する為、売買成立数が増加。販売コストの削減もできる。
価格競争が激化。薄利多売になる傾向がある。
 結果として


左記のような、買い手が決まらない販売が
多数存在し、問題になっている。
1円からの競売(オークション)は、低価格
で売買終了してしまうことがあり、リスクが
高い。
当システムの概要
 既存の売買システムの問題を解決


需要と供給のバランスを保ち、販売価格を逐次変更します。
オークションの取引価格に近い価格を統計的に算出します。
 結果として



利益率はオークションとさほど変わらない
しかし、一定時間内の売買数が大幅に増加
(オークション終了を待つ機会ロスを削減)
→結果として、利益が増加します。
 販売手順



通常の販売量と利益情報を取得します。
上記の情報をもとに、販売量と利益が価格変動なしの場合より下が
らないように自動的に下げながら販売をします。
ある一定より価格が下回ってしまった場合で入札があった場合は、
一般的なオークション販売に移行します。
基本動作概念
特定の人が特定のニーズを持っていて、特定の人
が特定の商品を購入する傾向がある仮定していま
す。

例: iPod Mini -> 20~30代 電車通勤をする人
また、ライフスタイルに着目し、購入者の生活パター
ンと商品に強い関連性があると仮定し、それにより
購入時間帯が決定される可能性が高いと仮定して
います。

例: 20~30代 電車通勤をする人 -> 起床時刻は午前6
時。出勤前、昼食時、または帰宅後に購入
価格変動時に販売量の変化を計算しながら、統計
的手法を用いながら次の価格決定を行います。
当システムを利用すると想定できる結果
販売一般に関して

全体的な利益率が下がってきたときは、自動的に価格調
整をおこない利益を上げるように制御される。
商品が売れる時間帯

“少しぐらい高くても、ほかのECショップより安くまた確実
に購入できる”という安心感から、オークションの価格より
多少高値で売れ利益がオークションより増える可能性が
ある。
商品が売れない時間帯

ほかのサイトで買うより安価で買うことができるため、客
離れを軽減に貢献
販売までの流れ
動作の詳細
 第1フェーズ

販売量の調査と基本データの収集構築
 第2フェーズ

試験的に価格を下げ、データ収集と分析
 第3フェーズ

収集したデータを元に、価格降下型販売開始
 第4フェーズ

価格調整にて収集したデータを元に、長期的推移を計
算、価格修正に生かす
第1フェーズ – 販売量の調査
 下記の要領で、基本データの蓄積を行います。
(販売量に基づき、数日~数十日実施します)
 購入手続き数、販売量、利益額
 リアルタイムに販売統計情報を算出
 曜日等でライフスタイルのグループに分け、統計情報の算出 (販売量のば
らつき等)
 時間経過のみによる流通量変化を測定
 前期と後期に分け、価格効果速度を測定
(微分的考えの元、変化は一定であると仮定)
 変化率 = 前期の平均販売量 / 後期の平均販売量
第1フェーズ – 参考詳細情報
 リアルタイムに販売統計情報を算出


下記のライフスタイルのグループに分け、統計情報の算出
 休日、休日の前後日、平日の3グループ (日単位でのライフスタ
イルの変化を記録)
 祝祭日
 週単位 (季節に応じたライフスタイルの変化を記録)
各ライフスタイルのグループで、下記の情報を算出
 販売量の分散具合



下記方程式を用い、分散を求める。
(√((Σ((各同一時間グループでの販売量 – 流通量平均)^2) / 日
数)
流通が不安定で価格変動販売ができない条件


上記方程式での値 /流通量平均 (標準偏差) が、0.3倍を超える場
合
販売数が基準値に達しない場合
第2フェーズ – 試験的に価格を下げる
 試験的に価格を下げ、市場の反応度を測定
第1フェーズで価格変動販売が可能であると判断できた場合、利益を5%
下げて販売、市場反応度を測定
 概念


時間経過による販売量変化速度は一定であると仮定しています。
利益5%減少による販売量変化率



日ごとの販売量の、以前と比較した変動幅



5%以上の場合 – 価格を下げたほうが総合利益が上がる
5%以下の場合 – 価格を上げたほうが総合利益が上がる
狭くなったときは、より流通が安定したことを意味する
広くなったときは、より流通が不安定になったことを意味する
異常な変化の検出


統計的手法を用い、流通量の不安定さを検出します。
不安定なときは、不安定要素が及ぼす規模を判断価格決定を行います。
第3フェーズ – 価格降下型販売開始

価格降下速度
 下記の情報に基づき、価格降下販売をします。


別の日間での同一時間の販売量の分散具合
第2フェースで取得した価格変動の及ぼす販売量変化情報
決定事項
価格を下げなくてはいけない理由

外的要因
 商品の人気の減少

敵対の発生
内的要因
 販売量を増やしたい


商品の品質の悪化
効果的に販売可能な商材
 一人の顧客が増えるに当たっての変動費用(限界費用)が
無視できるほどわずかな商品


航空券、客席
 売れ残りがないほうがよい
化粧品、アパレル商品
価格調整での利益差
各価格での販売量の変化 (200円 → 190円は、5%の利益減)
350
量
300
250
200
150
100
50
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13 14
時間
200円で販売したとき
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
12:59 AM
2
11:59 PM
1
10:59 PM
0
190円で販売したとき
5%単品利益を下げたときの販売効率の変化
300%
250%
200%
150%
100%
50%
全体利益の変化
9:59 PM
10:00 11:00 12:00 1:00
AM
AM
PM
PM
8:59 PM
9:00
AM
7:59 PM
9:59 AM
8:00
AM
6:59 PM
8:59 AM
7:00
AM
5:59 PM
7:59 AM
6:00
AM
4:59 PM
6:59 AM
5:00
AM
3:59 PM
5:59 AM
4:00
AM
2:59 PM
4:59 AM
3:00
AM
1:59 PM
3:59 AM
2:00
AM
12:59 PM
2:59 AM
1:00
AM
11:59 AM
1:59 AM
12:00
AM
10:59 AM
12:59 AM
0%
2:00
PM
3:00
PM
4:00
PM
5:00
PM
6:00
PM
7:00
PM
8:00
PM
9:00
PM
10:00 11:00 12:00
PM
PM
AM
販売量の変化率
この例では、販売効率(価格以外の要素を変えた場合の効率)は160%増、利益は10%増
価格変動例
価格変動モデル (一般商品)
時間
時間差
価格
価格変化
固定コスト
変動コスト
総コスト
販売数
変化要因
利益効率
単利益
累積利益
0.00
0.00
1200.00
0.00
850.00
0.00
850.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
50.00
50.00
1150.00
-50.00
850.00
2.00
852.00
1.00
-0.09
5.96
298.00
298.00
85.00
35.00
1050.00
-100.00
850.00
4.00
854.00
2.00
-0.27
5.66
198.00
396.00
110.00
25.00
1030.00
-20.00
850.00
6.00
856.00
3.00
-0.08
7.12
178.00
534.00
当システムでの価格推移の区分要素
システム側で把握可能な要素
システム側で把握不可能な要素
 比較購買要素
 ブランド力での購買要素

商品ブランド – 安心、高品質

同時閲覧者数

商品の露出度
 ホームページの認知度
 プロモーション力


平均落札価格
日常生活での必要度
 時間的購買要素




時間帯 (1時間刻み)
曜日
祝日
季節
 手軽さ

商品取得までにかかる時間
 利用者の状態

収入

貯蓄量
今後の展開の一部 – オークションシステムとの併用
 趣旨


時間経過と共に、システ
ムが自動的に価格を調
節することにより、最大
限の利益を出す
広告、アフィリエート等で
利益を出す (オプション
機能)
 買い手がつかなかった場合

2段階目の終了価格に
達した時点で、オーク
ションは終了 または

商品回転量と売買成立
価格に応じた価格で設
定回数再度出品される
価
格
帯
に
よ
る
可
変
売
買
方
式
販売開始 ~ 第一段階価格まで
指定価格で価格を下げる
売買成立時は、方程式に基づき適正価格に調整
購入意思を持つものが即購入可能
第一段階価格~ 第二段階価格まで
1段階目と同じように、自動的に価格を下げる
最初の入札者が入ればそこから通常のオークショ
ン販売開始、一定時間内に1段階目の価格に達しな
い場合は、落札者なしでオークション終了
第二段階価格~
規定時間時間入札可能で、終了価格が1段階目突
入価格より高ければ落札可能
入札者がいない場合はオークション終了
その他オプション機能
集客
 SEO/SEM/LPO (Landing Page Optimization) 機能


サーチエンジンから個別商品のページ
へのリンクがされやすい設計
自動プロモーション発生機能

売れ残り確立の高い/注目度が高い/
利益率が高い商品を、一定の間隔で
破格で販売、トラフィックを増やす
副次的利益の創造
 広告表示機能

PPC広告、アフィリエイト広告
囲い込み
 ポイント機能

購入ポイント

ページ表示毎のポイント機能
 紹介者優遇機能

段階制限付きで紹介者に、売上げ
の規定%還元
 購入予約機能

期間制限付きで販売価格が入札者
の希望価格に達した場合、売買成立
リサーチ機能と集客
 アンケート機能


アンケート回答欄を設ける
参加者にポイント制で還元
分析機能

商品別利益率推移表示、分析

利用者別の訪問ページの傾向/属性
分析
 カテゴリ別、商品名別、ブランド
別等

利用者像特定機能とメール配信
当プロジェクトの役割分担
決済
課金・請求
物流
発送・倉庫
集客
宣伝・顧客対応
自動価格更新型オークションシステム
ソフトウェア開発
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