正規分布 6-1 目的 正規分布の特徴 標準正規分布のグラフの面積 正規分布に従う変数の確率 標準化 6-2 はじめに 多くの連続的確率変数は、つりがね型(bell shape)の 確率分布 正規分布も、つりがね型で、ガウス分布 6-3 学生の身長の確率密度 6-4 学生の洋服の金額の確率密度 6-5 学生の洋服の金額の確率(4万円以下) 6-6 学生のヘアカットの金額の確率密度 6-7 正規分布の確率密度関数 1 f ( x) e 2 1 x 2 2 ここで、 e 2.718 3.14 =平均 =標準偏差 6-8 正規分布の特徴 正規分布の形と位置は、平均と標準偏差の2つの変 数に依存 正規分布に従う確率変数は、それぞれ独自の正規分 布のグラフをもち、このグラフはその確率変数の平均 と標準偏差に依存して決定 6-9 正規分布の特徴(続き) 正規分布のグラフはつりがね型(bell shape) 平均値、中央値(メディアン)、全て同じ値となり、グラフ の中央にある グラフの中央に山がある グラフは左右対称 6-10 正規分布の特徴(続き) グラフは連続型(完全につながったグラフで、途切れや 穴がない)。ある値X に対してそれに対応する値Y が ひとつ存在する。 グラフはX軸と交わらない(グラフがどれだけX軸に沿 って伸びても、X軸と接することは絶対にないが、限り なくX軸に近づく)。 6-11 正規分布の特徴(続き) グラフの下の総面積は1.00 、または100%。 平均μ、標準偏差σとすると、グラフにおいてμ±σの範 囲にある面積は約0.68(68%)。μ±2σならば面積は 約0.95(95%)、 μ±3σならば面積は約0.997( 99.7%) 6-12 標準正規分布 正規分布に従う確率変数は、それぞれ独自の平均と 標準偏差をもち、その値によってグラフの形と位置が 変化する。これを簡単化するため、標準正規分布を利 用。 標準正規分布は、平均ゼロ、標準偏差1の正規分布 6-13 標準化とZ値 標準化の式 z x Z値の意味: x z Z値とは、ある値Xが平均から標準偏差の何倍分 離れているかを示す。 6-14 zから左側全ての面積 P( z z0 ) 0 z0 6-15 zから左側全ての面積(エクセルの計算) P( z 1.99) 0.977 6-16 右側の面積 P ( z z0 ) 1 P ( z z0 ) 6-17 右側の面積(エクセルの計算) P( z 1.11) 1 P( z 1.11) 1 0.8665 0.1335 6-18 二つの値の範囲にある面積 P( z1 z z2 ) P( z z2 ) P( z z1 ) z1 0 z2 6-19 二つの値の範囲にある面積(例) P( z 1.5) P(1.5 z 1.5) P( z 1.5) P( z 1.5) 0.9332 0.0668 0.8664 6-20 両側確率p(面積) 値z0 P( z z0 ) 0.05 z0 ? 6-21 グラフの下の面積 グラフの下の面積は、確率に対応しているので、グラ フの高さ(確率密度)よりも重要。 6-22 まとめ 正規分布は、様々な変 数(身長、気温)を記述 する際に利用できる 正規分布はつりがね型 で、 中央に山があり、左 右対称の連続したグラ フ。平均と中央値が一致 6-23 まとめ(続き) 平均ゼロ、標準偏差1 の標準正規分布が便 利 様々なデータ応用分 析を簡単化するため に、正規分布ではない 確率分布であっても、 ほとんど正規分布と同 じであるとして、利用 可能。 6-24
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