「ハウス加温機の燃費」 画期的削減手段のご提案 取付型エマルジョン燃料供給システム Hybrid Emulsion System (HES) やさしい地球環境に向けて アポロ興産株式会社 2012年7月 1 会社概要 会社名: アポロ興産株式会社 本 社: 長崎県島原市下川尻町69番地 事業内容:石油並びに石油化学製品の販売 取引銀行:十八銀行・島原支店、日本政策金融 公庫・長崎支店、 商工組合中央金庫・長崎支店 親和銀行・島原支店 代表取締役 : 馬渡 清光 HESとの関わり:株式会社アルティアの代理店 2 注目されるエマルジョン燃料 1. 燃料価格の高騰、コスト低減への対応 ( JA A重油価格の事例) 22年度 67.6円/L 23年度 78.9円/L 2. 環境負荷の低減 CO2 削減 NOX削減 エマルジョン燃料は、 この2つの課題に応えることができる 3 ご提案の内容 1.エマルジョン燃料とは 2.HESの特徴 ・特許について ・従来のエマルジョン燃料とHESの比較 3.実績紹介 「JA」における試験 ※ 試験内容 ※施設概要 ※ 試験結果 ※費用対効果のシミュレーション ※CO2 削減量の算出 ※第三者機関での煤塵計測結果 4.HESのご提供について 4 エマルジョン燃料とは(1) 水と油で 「完全燃焼する燃料」を作る 油(Oil) 攪拌 エマルジョン燃料 水(Water) 5 エマルジョン燃料とは(2) 重油・灯油・軽油等に水を加え機械的に攪拌して 乳化させた燃料(2種類ある) ① W/O type ② O/W type 油 Oil ①水の粒子が 油に包まれる ②油の粒子が 水に包まれる 水 Water 6 HESの特徴 特許について エマルジョン燃料供給システム(HES) 特許第4544480号 平成22年7月登録 設置方法 直結して設置でき、特別な用地不要・・・この点でも低コスト 水 直結 HES 本体 油タンク (既設) 直結 直結 加温機 (既設) 7 HESの特徴 従来型とHESの比較 従来型エマルジョン燃料 HES 乳化剤・化学薬品を使用 ・3つのコスト=油・水・乳化剤 ・乳化剤燃焼による環境負荷 乳化剤・化学薬品が不要 ・添加物コストなし ・環境にやさしい 設備規模の大型化 ・製造燃料の貯蔵槽など ・コスト高 小型化に成功 ・既設加温機に取付ける ・低コスト 貯蔵中に水と油が分離 し易い ・不安定燃焼、低燃焼効率 水と油の分離なし 8 ・安定燃焼、高燃焼効率 HESの特徴 要約 ① 乳化剤・化学薬品などは一切不要 (低コスト、環境にやさしい) ② 小型システム・低価格・低コスト (既設加温機に取付けて設置) ③ 安定燃焼・高い燃焼効率 (高品質エマルジョン燃料を、必要なとき必要なだけ供給) ④ 15~25%燃費削減 9 実績紹介 「JA」における試験 ① 2010年 佐賀県農業試験場内ハウスでの試験 2010/1~3 3か月間 佐賀農業試験場 試験ハウス【N社小型加温機(灯油)】 で試験を行った。 そのデータに基づいて生産現場での燃料削減実験②を行った。 ② 2010年度 JA(ハウスみかん栽培用ハウス)における 加温機の燃料削減試験 実施場所: JA指定A重油使用農家3か所 計測期間: 2010/10~2011/5 使用加温機:N社製、ボイラー流量20L/H以下 10 実績紹介(JA) 試験施設の概要 H L W 加温機本体 ●加温機はハウス内に設置 ●燃焼によるガスは煙突が各ハウスに設置 され外へと排出される ●生産物 : ハウスみかん 加温機N-5型・N-6型の設置基準は、ハウス面積およそ10aあたり1 機を基準とする(JA営農指導基準) 11 ハウスサイズ L:10~20M W: 5~10M H:2.5~3M 実績紹介(JA) ハウス外観とHESの設置状態 12 実績紹介(JA) 設置したHESの外観 HES 制御盤 HES 本体 コンパクト設計 (5L/H~50L/H の燃料流量に対応) HES 本体 サイズ (80*50*25 cm L*W*H) 15 Kgs HES 制御 サイズ (30*30*20 cm L*W*H) 5 Kgs 13 実績紹介(JA) HESの設置状態 HES 制御盤 ノズル部本体 HES 本体 14 実績紹介(JA) 試験結果(当社計測データ) 計測日 A地 B地 C地 ①稼働時間 (H) ②水使用量 (L) ③加温機流量 (L/H) ④加温機通常重油 使用量(L)(①×③) 削減率(%) (②÷④×100) H22.12.18 90.0 280.0 15.8 1,422.0 19.7% H23.1.22 154.0 558.0 15.8 2,433.2 22.9% H23.3.8 343.4 1,132.0 15.8 5,425.7 20.9% H23.3.24 111.3 354.0 15.8 1,758.5 20.1% H22.11.27 35.0 121.0 19.0 665.0 18.2% H22.12.7 91.0 278.0 19.0 1,729.0 16.1% H22.12.18 54.0 230.0 19.0 1,026.0 22.4% H23.1.22 132.0 530.0 19.0 2,508.0 21.1% H23.3.8 323.8 1,321.0 19.0 6,152.2 21.5% H23.3.24 133.0 525.0 19.0 2,527.0 20.8% H22.11.27 11.0 45.0 19.0 209.0 21.5% H22.12.7 30.0 91.0 19.0 570.0 16.0% H22.12.18 38.0 210.0 19.0 722.0 29.1% H23.1.22 216.0 1,013.0 19.0 4,104.0 24.7% H23.3.8 NA NA NA NA H23.3.24 NA NA NA NA 平均21.1%の燃料削減 15 実績紹介(JA) 試験結果(JA提供データ) ハウスみかんエマルジョン実験用地 2 2 年度-2 3 年度 重油供給比較 供給期間 加温地 2 0 0 9 /1 0 /1 ~2 0 1 0 /4 /3 0 2 2 年度燃料供給(L ) 前年残量 供給量 使用量 エマルジョン試験期間中 2 0 1 0 /1 0 /1 ~2 0 1 1 /4 /3 0 2 3 年度燃料供給(L ) 前年残量 供給量 使用量 B地 1 ,5 0 0 2 1 ,3 0 0 2 2 ,8 0 0 1 ,0 0 0 1 7 ,5 0 0 1 8 ,5 0 0 C地 1 ,5 0 0 1 9 ,4 0 0 2 0 ,9 0 0 500 1 7 ,1 0 0 1 7 ,6 0 0 対前年比削減率 1 8 .9 % 1 5 .8 % ・JA側試算においても15%以上の生産者の燃料経費削減が実証 ・23年度ハウス加温は、糖度を増すために22年度より加温設定温度 を1度プラスして運転 ・ 23年度は22年度より平均気温が低かったため、加温時間が長く、 前年比5%程度増の燃料供給 16 実績紹介(JA) 試験結果(第三者機関による計測) エマルジョン燃焼分析結果 測定項目 燃料 測定結果 定量下限値 重油 0.083 0.001 エマルジョン 0.008 0.001 重油 140 10 エマルジョン 110 10 重油 69 10 エマルジョン 41 10 煤塵 硫黄酸化物 窒素酸化物 単位 g/m3n 測定方法 JIS Z 8808 シリカ円筒ろ紙法 cm3/m3n JIS K 0103 非濁法(光散乱法) cm3/m3n JIS K 0104 化学発光方式 財団法人佐賀県環境化学検査協会分析試験結果 煤塵の削減は 0.083 ⇒ 0.008 ・・・ 96% 削減 17 実績紹介(JA) HESによる費用対効果 1 基本ボイラー数 1 3,000,000 基本年間使用料(通年) 3,000,000 75 基本燃料単価 燃料単価(変動時) 年間使用量 削減率(含水率) 3,000,000 75 3,000,000 年間使用料(変動時) 1 75 3,400,000 3,800,000 単位 ¥ ¥/L ¥ 75 85 95 ¥/L 40,000 40,000 40,000 L 20 20 20 % 水(標準単価) 10 10 10 ¥/L 基準月 12 12 12 M 250,000 月間使用料金(変動時) 283,333 316,667 ¥ HES エマルジョン燃料換算 HES-Oil 使用料量(月) 2,667 HES-Water 使用量(月) 667 HES-Oil 燃料代(月) HES-Water 燃料代(月) - 月間差額 HES本体価格 回収期間 2,667 2,667 667 667 L/M L/M 200,000 226,667 253,333 ¥/M 6,667 6,667 6,667 ¥/M 43,333 2,000,000 - 50,000 2,000,000 - 56,667 ¥ 2,000,000 ¥ 46.15 40.00 35.29 M 3.85 3.33 2.94 Y 18 実績紹介(JA) HESによる二酸化炭素削減量計算 重油削減により CO2の大幅な削減に貢献できる 例)130万円 燃料年間利用 重油価格 75円/L 年間使用量 17,333 L/Y 年間使用金額からの算出 HESの重油削減率20%に設定 17,333L/Y×20%=3,467 L 3,467L/Y×2.710=9,394.4 Kgs CO2/L 年間約9.4トンのCO2削減 CO2排出係数は2.710kg CO2/l ※環境省ガイドラインによる 19 実績紹介(JA) HESのヒートバランス HES燃料(水25%:重油75%) 重油100% 171,421Kcal 燃焼 40.9MJ/Kg 空気 1.41 M3 流速 24.07L/Min ボイラー発熱量 27.8MJ/Kg 排ガス 13.1MJ/Kg 燃焼温度 358℃ O2=6.4% H2O=9.0% CO2=10.2% N2=83.4% 合計 109% 171,401Kcal 燃焼 40.9MJ/Kg 空気 1.76 M3 流速 22.08L/Min ボイラー発熱量 28.7MJ/Kg 排ガス 12.2MJ/Kg 燃焼温度 338℃ O2=9.5% H2O=9.1% CO2=8.0% N2=82.5% 合計 109.1% 20 実績紹介(JA) HESのヒートバランス結論 1.ボイラー発熱量は、エマルジョン燃料(A重油75%、水25%)の 使用により3.2%増加する。 2.排ガスとして捨てられる熱量は、エマルジョン燃料(A重油75%、 水25%)の使用により、6.9%減少する。 結論 エマルジョン燃料を使用すると、ヒートバランスも改善され、 A重油消費量の削減につながる。 21 HESのご提供について 1.価格:基本的にオープンです。 2.アポロ興産株式会社は、アルティアの代理店として、 HESのご提供を案内させていただきます。 22 ありがとうございました。 23
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